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異彩を放った先にあるものは?



ヘラルボニーという言葉を初めて目にしたときは、ランボルギーニの仲間?と思ったんですが。
まったく違くて社名だった。

創設者さんには、重度の知的障害がある自閉症の兄が居て、その方が子供のころ自由帳に書いた謎の言葉だそう。

一見、意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めて社名に。

何をしてる会社かというと、日本全国の主に知的障害がある作家・福祉施設とともに、新たな文化を創造を目指す福祉実験ユニット。(本に書いてました)

障害のある人ががんばって描いた、とか
障害は個性なんです、
とかの類のよくあるやつか……

エイブル・アートとかよく聞くようになったけど、障害という前置きが目立って出ているものはなんかしんどい…

そんな風に思う人も、福祉に興味あってもなくても、こちらのアーティストページを見てみてほしい。


ファッ!?こんなすごい絵描きさんたちがいるんや?!!とびっくりしませんか。

デザインは理論だとかいいますけど、センスがどっかんどっかん爆発しておられる。


いつだって、障害者と健常者の違いを分けたがるのは「健常者」とされている私たちであり、社会であって。
私は、占い屋であると同時に、障害福祉にも関わっているので肌で感じている。地域柄もあるのかばりばりに。

でも、
障害があったからこそ出会えた人がたくさんいるわけで。
大変だけどおもろい仕事が生まれてるわけで。

いろいろと思うことはあるけど。言葉にできないなあああ。



まあそのことは今は置いといて、そんな何やらおもしろいことをしている会社が阪急うめだに来てるなら行かねば!!と、友達を誘って行ってきた。

運よく、作品の裏話や作家さんの人となりを話しながら案内してくれる、アートクルーズの時間だったので、スッと滑り込み。
副社長さんのお話を聞いたあと、友達は涙が出ていて、私はすごいなあ…ばっかりで言葉が出ない。
自閉症の子どもがいる友達は、「お二人もすごいけどご両親のお話を聞いてみたい」と話していた。

色とりどりの作品や商品が目に飛び込んでくるたびに、どんな人がどんなことを想って描いたんだろう?と考えたくなる。

もっと言えば、
どんな生活をしていて、どんな環境やきっかけで描くようになり、どんな風に感情を出す人なんだろう?とも。

背景を知りたくなるのは障害があるとかないとかどっちでもよくて「素敵だな」「いいな」と心が動いた、だから知りたい。
そんなシンプルな人間でいたいなああぁあぁぁ。


なんか上手くまとめられない!ひとまず、本を読む!


完!

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