シャルル・ド・ゴール空港で全力疾走した話(2013年)

親友に会いに、オランダ&パリ9日間の旅に行ってきました。
物価が高いことを除けば、どちらも本当に楽しかったのですが、
帰りのシャルル・ド・ゴール空港で散々な目にあわされたので
簡単に日記に残しておきます。

有体に言うと、イミグレ出た後の荷物検査で荷物が引っ掛かりました。
私は絶対にバゲージは預けず機内持ち込み派。
だから液体の管理は抜かりなかったのに、係員がなんと
チーズとボディバターがダメだと言いやがったのです…!
50ml以内なら持ちこめると知ってたから、
ボディバターをセパレートにすると言ったのにダメ。
チーズはなにがダメか聞いたところ、ソフトだからなどとぬかしやがりました。

ふざけんな、ゴーダチーズのどこがソフトなんだよ、人殺せそうに固いよ!

全く危険じゃないからチェックしろと言っても聞く耳持ってもらえず。
捨てたくないならバゲージをチェックインしに戻れとのこと。
搭乗開始時間まで10分しかなかったので抵抗したのですが、
離陸時間までには40分以上あったので「できる」と係員に断言され、
仕方なくシャトルに乗ってカウンターに戻ることになりました。

しかし一体どう行けばいいのかわからない。
スタッフを見つけるたびに聞いていたら
下のフロアに下ろされて何かの長い長い列に並ばされる。
出国する時もそうだったのですが、
長蛇の列があっても窓口は3つくらいしか開かれないので、
こんなん待ってたらいつまで経っても自分の番など来ない。
もう一度スタッフに訴えて、最優先でそこを通してもらいました。
今考えると、これは再入国でした。

その後、別のスタッフがまっすぐ進んで上階に行けというので
フロアを疾走するも、進めども進めども上行きの階段など現れず。
仕方なく一度下に降りたら到着ロビー、
そこからエレベーターで2フロア上階に上がったら出発ロビーでした。
つまり、再入国してもう一度手続きしなくてはならなかったのです。

なぜ上に行けとか下に行けとか右曲がれとかばかりで、
誰もそれを教えてくれない!?

ほうほうの体で中国東方航空のカウンターにたどり着いたら、
既にバゲージチェックインは締め切られた後とのこと。
一応グランドホステスさんが電話で頼んでくれましたが
残念ながら「too late」と宣告されました。

ここまで苦労してたどり着いたのに預けられないなんて・・・
しかし既に時は離陸時間の25分前。
飛行機乗り逃がすよりは荷物捨てる方がマシか、と観念しました。
長い長いイミグレの列もチケットを見せて「I have no time」というと
最優先で通してもらえ、全力疾走で再び荷物検査に。
通常、搭乗の締め切りは離陸の15分前。
この時点で20分を切っていたので、
VIP用の列に割り込み荷物検査に通したところ。


あっさり通れました。


は!?
と思ったけど、おくびにも出さず、急いでそこを通り過ぎる私。
やぶ蛇になったらたまらない。
上海行きの出るL34番ゲートは長い長いサテライトの一番端。
ここで直線距離にして800メートルは全力疾走しました。
搭乗口にたどり着いたときには、グランドホステスに
「good?(大丈夫?)」と憐れまれるくらい汗だく。
しかし何とか間に合い、荷物も無事持ち帰ることができました。

上海でのトランジットはスタッフが5~6人がかりで列を誘導してくれ、
ものすごくスムーズでした。
フランス人は中国人と違ってみんな愛想は良く、
こっちがどんなにいきり立っててもきつい物言いはしない。
しかし私は、中国人みたいに不愛想でも
やるべきことをしっかりやってくれる人の方が好きですね!
上海発が1時間遅れ、成田着が最終のスカイライナーぎりぎりになり、
またも全力疾走する羽目になりましたが、
荷物を預けなかったからこそ、最終に間に合ったのです。

というわけで結果オーライだったのですが、
チーズがソフトだとかバカなことを言いだした係員のせいで
現在筋肉痛に苦しめられてると思うといまだに怒りがこみ上げます。

こちらが問題のチーズとボディバター。
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ボディバターは日本では10月4日まで買えない新作のハニーマニア。
持ち帰れてほんとによかった・・・

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