【遊戯王MD】スネークアイであらゆる誘発をケアしながら最強盤面を目指す展開パターン集
ご挨拶
本記事は、私が遊戯王マスターデュエルにおいて、「クシャトリラ入り罪宝スネークアイ」を使用するにあたり、展開パターンを忘れないための覚書のような内容になります。
ご存じの通り、スネークアイデッキは「篝火」の登場もあって妨害貫通能力やリソース確保能力に優れる環境トップクラスの強さを誇りますが、その一方で回し方を間違えると不完全な盤面で終わってしまったり、本来ならケアできていた誘発をケアできなくなったりという繊細なデッキです。
先行で0妨害の想定なら「超重武者」のほうが最終盤面は強いとは思いますが、スネークアイの強みは先手でも後手でも動けて妥協盤面が作りやすく長期戦に強い柔軟性にあり、そこに惚れ込んでいる身としてはちゃんとスネークアイに向き合い、そのポテンシャルを100%引き出したいと思います。
しかし複数のケアルートを暗記するのはあまりにも大変。
なので初動の展開ルートを、誘発を受けた場合のケアルートまで込みである程度パターン化しておくことで、実戦で悩む時間を減らそうというのが本記事の趣旨です。つまり個人的な覚書であり、特に目新しさはありません。Youtubeでも同じような内容の動画は、私よりももっと強い人がたくさん投稿しています。
私も、特に「はみるとん」氏、「シーアーチャー」氏、「たすく」氏の動画や配信は大いに参考にしております。そちらの動画内容をパクったような展開ルートも記載してありますので、それら配信内容を共有することで謝辞とさせていただきます。
デッキレシピと採用理由
3/31時点でマスター1に到達したデッキレシピです。新規実装された篝火が3枚投入されています。またこの時点ではユニコーンは3枚投入できていますが、この後準制限になるので2枚に減ります。
ポプルスと原罪宝の枚数について
ポプルスは3枚でも良いですし、原罪宝も2枚あったほうが貫通率は高まると思いますが、URポイントが足りなかったので妥協しています。とはいえこれでも十分強いので、好みの問題と思います。
ワイトバーチの採用について
スネークアイ・ワイトバーチは今回未採用ですが、採用した場合、エクセルと篝火が揃った場合に1体分のモンスターが追加できることで展開が強化されます。
とはいえ、プラスアルファの展開になってルートが複雑になり過ぎると思うので、いったん除外して考えます。
EXデッキについて
シンクロギミックは入れずリンクのみ採用です。
自由枠はアクセスコードトーカーでしょうか。ワンキルはジーランティスで替えが効きます。
ここは自分で回してみての好みになりますが、アクセスコードはトポロジック・トゥリスバエナに入れ替えて、罠デッキに強く出られるようにしたほうが良いかもしれません。
後述する理想盤面を形成しても、罠5枚セットで返されるとどうしようもないことが多いですが、トゥリスバエナがいれば完封できます。
クシャトリラフェンリルの採用の是非
クシャトリラユニコーンは次回改定で準制限に規制されますが、代わりにフェンリルを入れるかは悩ましいです。
個人的にフェンリル投入はイマイチだと思っています。というのも、スネークアイにおけるユニコーンの強みは、バースのサーチにより、蘇生とバース本体の2枚分のアドを稼ぎ、スネークアイのコストになれることと、妥協盤面においてユニコーンのEX破壊によりワンキルパーツを抜いて返しのターンを耐え抜き、リソース勝負を挑めることにあると思っています。
どれだけ盤面を返されても、ワンキルさえされなければリソース差で捲り返せるので、一番ケアすべきはワンキルです。となれば、盤面1除外のフェンリルより、EXデッキからアクセスコードなどのフィニッシャーを抜けるユニコーンのほうが強いです。
また、フェンリルSSから入った場合、例えユニコーンをサーチできたとしてもそのままではユニコーンを盤面に出すことができません。となるとバースまでつながらず、結局フェンリルは1枚分の仕事しかしないことになります。(それでも強いけど)
なので、ユニコーン1の代わりにフェンリル1を入れるくらいなら、別の汎用カードを入れたほうが強いように思います。(それこそワイトバーチとか)仮にユニコーンが制限指定された場合、バース素引きリスクと比べてリターンが高いかどうかは悩ましいですね。後述する増Gケアカードに枠を入れ替えても良いと思います。
(以下4/4追記)
と、思っていましたが、フェンリルとエクセルorディアベルスターの組み合わせでの誘発ケアルートを思いついたので、採用は普通に検討出来そうです。
増Gケアカード採用の是非
スネークアイは多くの場合あらゆる誘発を貫通して妥協盤面を作れますが、「増殖するG」に対しては止まることができません。ほとんどの場合は中途半端な盤面で相手に返すことになります。
増Gに対抗する場合に採用すべきカードは「裏切りの罪宝 シルウィア」と「睨み統べるスネークアイ」です。
例えば「罪宝狩りの悪魔」発動後に増Gを投げられた場合、ディアベルスターSS後にシルウィアをセットすれば、相手に1枚ドローで1妨害構えられて±はゼロ。かつ相手ターンにシルウィアを使えば、コストとなったディアベルスターが復活してアドを稼いでくれるので収支はプラスです。
エクセル召喚、ポプルスサーチ、ポプルスSSのタイミングで増Gを投げられた場合、ポプルスのサーチ先を「睨み統べる」にすれば、こちらも1ドロー1妨害が成立します。相手が超重武者であれば、「睨み統べる」効果でペンデュラムゾーンを塞げば完封できるでしょう。
プロ遊戯王プレイヤーのはみるとん氏は、ここに更に「ディメンション・アトラクター」まで積み込むことで増Gのケア度を極限まで高めています。
今回は私はそれらのカードを積んでいません。スネークアイ本来の動きに慣れていなかったため、ケアカードよりも初動札や貫通札を優先したという理由もありますが、増Gに対してはプレイング次第で素の状態でもある程度耐性があります。
例えば、ユニコーンやディアベルスターのSSはチェーンに乗らないので、手札にこれらがある場合は先に出すことで増Gをある程度はケアできます。罪宝狩りの悪魔をドロバケアでドローフェイズに打つプレイングもありますが、手札にユニコーンやディアベルスターを重ね引きしている場合、スタンバイGを嫌って罪宝狩りをメインフェイズまで温存するのも一つの手です。
ユニコーンが先に出れば、その後に増Gを受けた場合にEX破壊ができるので返しのターンにワンキルされにくくもなります。
手札に残った各種誘発札も妨害として機能するので、半端な状態でターンを渡しても何とかなる局面はありました。
とはいえ、増Gで止まれるカードの存在は心強く、素引きで仕事する局面も多いため、ユニコーンが規制を受けて減った場合はクシャトリラギミックをそっくり置き換えてしまうのはアリだと思いました。
優先度的には「睨み統べる」でしょうか。ディアベルスターのSSから入った場合はサーチ後に増Gを受けるので、シルウィアセットを選ぶタイミングがないのに対して、ポプルスSSに増Gを打たれる頻度は高いので、ポプルスのサーチ先を変えられるほうが強く感じます。
素引きを考えても、ディアベルスターとセットじゃないと意味のないシルウィアより、多くの場面で発動条件を満たせる睨み統べるのほうが使いやすそうです。
理想盤面と妥協盤面
理想的な最終盤面は下記の通りです。エクセルかクシャトリラユニコーンに、+してディアベルスターが絡んだ2枚初動で完成させられます。
左側のEXゾーンに2素材「アポロウーサ」、その右下に「ピットナイトアーリィ」その右側に「蛇眼の炎龍」。そして魔法罠ゾーンに石像マスカレーナです。墓地にはリンクリボーと咎姫がいます。
※この記事内では魔法罠ゾーンに張り付けたモンスターのことを、簡易的に石像と呼びます。
アポロウーサのモンスター効果無効が2回。
ピットナイトのモンスター効果無効&打点0が1回。
マスカレーナからトロイメアユニコーン、またはサロスのLSが1回。
墓地の咎姫が特殊召喚モンスターの破壊1回。
炎龍が墓地にいけばエクセル、オーク、ポプルス蘇生からのサーチ。
リンクリボー蘇生から攻撃1回無効。
とかなり強度が高いです。仮に突破されても貯まったリソースから返しにアクセスコードやジーンランティスでキルが取れます。ピットナイトも破壊された場合はエンドフェイズに戻ってくるのでリソースになります。
展開の途中でアポロウーサを立てることで、うららやニビルを完封することができます。相手にトップで増Gを引かれた場合もケアできます。更にアポロウーサの弱点であるバトルでの突破を、ピットナイトアーティの打点0化効果が防いでくれます。炎龍の効果がフリーチェーンなので、ピットナイトの効果を任意のタイミングで誘発させることもできます。モンスター効果に頼った相手の展開はかなりの手数を消費させられます。
一方で魔法罠に耐性がなく、5枚ガン伏せでターンを返されると、センサー万別や群雄割拠で崩壊します。対策するならトポロジック・トゥリスバエナが必要であり、マスカレーナ効果で炎龍を巻き込んでバエナを立て、炎龍効果で蘇生したエクセルなどをトリガーに魔法罠ゾーンを全除外すれば封殺できます。
無限泡影1枚程度は何とかなりますが、拮抗勝負を打たれるとなすすべがありません。とはいえバトルフェイズを消費させ、炎龍さえ残れば次ターンから立て直せるので、そこまでケアする必要もないでしょう。
また、めったにないですが一通りの妨害とリソース回収が終わった後に倶利伽羅天道に全員吸われてワンキルされることもあります。採用確率は低いですが留意はしておきましょう。
ディアベルスターが絡まないエクセル単体初動からは、場にヒートソウル、炎龍、石像マスカレーナ、神殿。墓地に咎姫、リンクリボー、ピットナイトアーリィが揃います。
ヒートソウルのドローに加え、マスカレーナと炎龍からユニコーンを出せば、炎龍効果でポプルスを蘇生でき、それをコストにリンクリボーを出すことでポプルス効果でピットナイトを石像化。神殿の効果でピットナイトをヒートソウルの左下に出せれば、ヒートソウルのフリーチェーンドロー効果がモンスター無効に化けます。これだけでも十分な妨害数でしょう。
妨害を受け、モンスターの出力が十分に行えなかった場合や、最後までニビルをケアした妥協盤面では、場にアンブロエールと炎龍、石像化マスカレーナ、墓地に咎姫とリンクリボー、可能であればピットナイトアーリィを残すことを意識します。咎姫ではなくアポロウーサを立てるルートもありますが、3素材ウーサでは不意に出てくるクシャトリラやディアベルスターに簡単に突破されてしまい妨害として機能しないため、咎姫を優先します。アポロウーサは誘発ケアの役割であり、それができないなら相手ターン中に出せれば良いです。
ヒートソウルの2ドローやピットナイトの蘇生展開には及ばずとも、アンブロエールも破壊効果を有しており、誘発を消耗した相手であれば押し切れる可能性も高いです。
エクセル1枚初動、うららケアルート
この展開パターンは、エクセル1枚から相手のうららをケアしながら盤面を形成するルートです。エクセルの枠は、篝火かディアベルスター(からの原罪宝)でも代用できます。
ニビルはケアできませんが、うららを喰らう可能性のほうが高いため、他に初動札がなく、墓穴の指名者を引けていない場合はこちらを採用します。
エクセルNS、効果でポプルスサーチ
ポプルスSS、効果で神殿サーチ
神殿発動、炎龍を石像化
ポプルスをリンクリボーに変換、ここでポプルスの効果は破棄する
エクセル効果、石像ドラゴンとともにコストにしてオークをSS(ここにうららを受けた場合はケアルート1へ分岐)
オークの効果は破棄。墓地炎龍効果で、エクセルとポプルスを蘇生
エクセル、ポプルスでマスカレーナをLS
ポプルス効果で墓地の炎龍を石像化
オークの効果、石像炎龍をコストに2体目の炎龍をSS
マスカレーナ、リンクリボーで咎姫をLS
炎龍の効果で墓地のマスカレーナを石像化
咎姫の効果でオークを蘇生、オーク効果でエクセル蘇生
咎姫とオークでピットナイトをLS
エクセルをコストに墓地のリンクリボーをSS
ピットナイトとリンクリボーでヒートソウルをLS
ヒートソウル効果で往復2枚ドロー
これで場にヒートソウル、炎龍、石像化マスカレーナ。墓地に咎姫が残ります。
相手ターンでの妨害としては、マスカレからのアポロウーサ、トロイメア、サロスにより妨害と炎龍による蘇生からのリソース回復、咎姫による破壊による妨害を構えられます。
また、マスカレーナと炎龍でトロイメアユニコーンを出すパターンだと、炎龍からの蘇生でエクセルとポプルスを蘇生し、ポプルスをコストにリンクリボーを蘇生し、ポプルスの効果でピットナイトを石像化することで、神殿からピットナイトをヒートソウルと相互リンクとなる箇所に出せばヒートソウルのドロー効果がピットナイトを誘発させて1妨害増やすことができます。
ヒートソウルを採用しない場合はアンブロエールを立てましょう。アンブロエールも破壊効果を持っているので、ヒートソウルの2枚ドローとは相互互換です。
ちなみにこのルートの場合、初手のエクセル効果にうららやヴェーラー、泡影を受けた場合に何もできなくなりますが、相手視点だと篝火や原罪宝から貫通される恐れがあるため初手にうららはもらいにくいです。
ヴェーラーや泡影を喰らった場合は諦めて手札4枚で戦ってください。
また、ニビルケアは諦めているので、炎龍の蘇生効果後に喰らうと何も残りません。受け入れてください。
ケアルート1:うららを受けた場合
上記の手順でうららを受けた場合の分岐
墓地にいった炎龍の効果でエクセル、ポプルスを蘇生
エクセル、リンクリボーでヒータをLS
ヒータ効果で相手墓地からうららを蘇生
ヒータとうららで咎姫をLS
咎姫で墓地の炎龍を蘇生
咎姫とポプルスでアンブロエールをLS
炎龍の効果で相手のうららでペンデュラムゾーンを塞いでおく
マスカレーナを出す余裕がないので妨害数がガクッと減ります。が、墓地の咎姫と、アンブロエールによる破壊。炎龍の蘇生があるのでまあまあやれます。
また、相手はうららを消費して手札は5枚スタート、こちらの手札4枚がエフェクトヴェーラーや増G、ニビル、無限泡影などであれば十分に戦えるでしょう。うららでペンデュラムゾーンを塞いでいるので、超重武者なら完封できます。
エクセル1枚初動、ニビルケアルート
墓穴の指名者や抹殺の指名者でうららを弾ける場合はこちらのルートを通るほうがニビル受けが良いです
エクセルNS、効果でポプルスサーチ
ポプルスSS、効果で神殿サーチ
神殿発動、オークを石像化
エクセル効果でオークとともにコストにして炎龍をSS(ここにうららを受けた場合は指名者で弾く)
炎龍とポプルスでマスカレーナをLS
ポプルス効果で炎龍石像化、炎龍効果でエクセル、オーク蘇生
オーク効果でポプルス蘇生
エクセルorポプルスをリンクリボーに変換
オーク効果でリンクリボーをコストに2体目の炎龍をSS
エクセルorポプルスの残ったほうとマスカレーナで咎姫をLS
炎龍効果でマスカレーナを石像化
咎姫効果で墓地の炎属性を蘇生して2体でアンブロエールをLS
これで墓地に咎姫、場にアンブロエール、炎龍、マスカレーナのいつもの布陣が完成しました。
炎龍が常に石像化しているため、どこでニビルを受けても神殿の効果が誘発して炎龍が場に出てきて、マスカレーナを石像化できるため妨害が敷けます。
石像化した炎龍を残さずにオークのコストに当てれば盤面にモンスターが1体残るので、最終的に立つモンスターをアンブロエールではなくヒートソウルにできます。(咎姫と+1でピットナイト、リンクリボーと一緒にヒートソウル)
しかしその場合、最後の最後にニビルを喰らう隙を産んでしまうことになるので、それを嫌っています。
ディアベルスター1枚初動
ディアベルスター、あるいは罪宝狩りの悪魔1枚初動です。
といっても、ディアベルスターから原罪宝を持ってきて、ディアベルスターをコストに発動してエクセルを出した後はエクセル1枚初動と同じ動きなので、展開ルートは割愛します。
ただし、原罪宝にうららを喰らうと止まってしまい、罪宝狩りの墓地効果で1ドローして追加の初動を引き込むことを祈るしかできません。
逆に言えば原罪宝が通る時点でうららはほぼ打たれないので、エクセルからの展開ルートは二ビルケアルートを選びましょう。
ポプルス1枚初動
ポプルスからでも妥協盤面は形成できますが、誘発ケアはできない細いルートになります。
他に何の初動札もないときに採用します。
ポプルスNS、効果で原罪宝サーチ
ポプルスをリンクリボーに変換、ポプルス効果で自身を石像化
石像ポプルスをコストに原罪宝発動、エクセルSS
エクセル効果でポプルスサーチ、ポプルス効果でSS
エクセル効果でリンクリボーをコストに炎龍をSS
炎龍とポプルスでマスカレーナをLS
墓地の炎龍効果でエクセルとポプルスをSS
マスカレーナとエクセルorポプルスで咎姫をLS
咎姫効果で炎龍蘇生
炎龍効果でマスカレーナを石像化
咎姫とエクセルorポプルスとアンブロエールをLS
場にアンブロエールと炎龍、石像化マスカレーナ、墓地に咎姫が揃いました。また、墓地に原罪宝が残っているので、次のターンにポプルスをデッキに戻してエクセルかオークをサーチすれば、それらを初動にもう1週することができます。
エクセル+ディアベルスター初動
ディアベルスターが絡むことで最強展開が行えます。基本的にこの組み合わせが最強で、エクセルの枠は篝火、ディアベルスター枠は罪宝狩りでも代用できるため、6枚と6枚のいずれかが揃えば良いのでこの2枚初動で動ける確率はかなり高いです。(少しは規制されろ)
任意の手札を捨ててディアベルスターをSS
ディアベルスター効果で原罪宝を場にセット
エクセルをNS、効果でポプルスをサーチ(ここに抱擁やヴェーラーを受けたらケアルート1へ分岐)
ポプルス効果でポプルスをSS
ポプルス効果で神殿をサーチ
神殿を発動、炎龍を石像化
ポプルスをリンクリボーに変換、ポプルス効果で自身を石像化
リンクリボー、エクセル、ディアベルスターの3体を素材に神聖魔皇后セレーネをLS
場に神殿、石像化炎龍、石像化ポプルスがいるため魔力カウンターが3つ乗る
魔力カウンターを3つ使ってセレーネ効果でディアベルスターを蘇生(ここにニビルを受けた場合はケアルート2へ分岐)
セレーネとディアベルスターで2素材アポロウーサをLS(これ以降はうららとニビルをウーサで無効にできるためケアの必要なし)
石像化ポプルスをコストに原罪宝を発動、オークをSS
オーク効果でエクセルを蘇生
オーク効果で石像化炎龍をコストに2体目の炎龍をSS
墓地の炎龍効果でオークとポプルスを蘇生
エクセル、ポプルス、オーク、炎龍の任意のモンスター2体でマスカレーナ、3体で咎姫をLS
咎姫で任意の炎属性モンスターを蘇生(炎龍は場に必須)
咎姫と残った1体でピットナイトアーリィをLS
これで最大展開となります。
最後の手順で炎龍とピットナイトのSS位置にだけ気を付けてください。必ずピットナイトの右側に炎龍が来るように配置してください。
アポロウーサが左側のEXゾーン、ピットナイトが中央、炎龍がその右に来ると、ピットナイトのリンク先が残った右側のEXゾーンに向くのでちょっとお得な感じがしますが、そうでなくてもピットナイトと炎龍の位置さえあっていれば問題ありません。
ケアルート1:エクセルに抱擁やヴェーラーを打たれた場合
初手エクセルの効果を無効にされた場合です。場にはディアベルスターとエクセル、そしてセットされた原罪宝があります。
エクセルをコストに原罪宝を発動、オークをSS
オーク効果でエクセル蘇生
エクセル効果でディアベルスターをコストにポプルスSS
ポプルス効果で神殿サーチ
神殿効果で炎龍を石像化
オーク効果で炎龍をコストに2体目の炎龍をSS
墓地の炎龍効果でエクセルとオークを蘇生
エクセルとポプルスでマスカレーナをLS
ポプルス効果で炎龍を石像化
マスカレーナとオークで咎姫をLS
咎姫効果で炎龍を蘇生
炎龍効果でマスカレーナを石像化
炎龍と咎姫でアンブロエールをLS
場にアンブロエール、石像化炎龍とマスカレーナ、墓地に咎姫があります。
相手の召喚に合わせて神殿から炎龍をSS、炎龍効果でマスカレーナをSSすれば妥協盤面としては同じ強度になります。
原罪宝にうららを受けた場合は流石に止まりますが、相手の手札が2枚消費された状態で、こちらは残り手札2枚、さらにディアベルスターが相手ターン中に蘇生してアドを稼いだり、墓地の原罪宝が返しのターンでエクセルを再度サーチできるためそれなりにやれます。
炎龍の蘇生効果使用後にニビルを受けた場合は石像化した炎龍やマスカレーナを神殿の効果で展開して妨害やリソースにしていきます。
ケアルート2:ニビルを受けた場合
セレーネからディアベルスターを出した際に、アポロウーサ前にニビルを受けた場合のケアルートですが、場に原罪宝が残っているのと、神殿が反応して炎龍が石像化から出てくるので問題なく展開できます。
ニビルのSSに反応して神殿効果で炎龍をSS
石像化ポプルスをコストに原罪宝を発動、オークをSS
オーク効果でエクセルSS
オークと炎龍でマスカレーナLS
墓地の炎龍効果でオーク、エクセルを蘇生
マスカレーナとオークで咎姫LS
咎姫効果で炎龍を蘇生
炎龍効果でマスカレーナを石像化
咎姫とエクセルでアンブロエールをLS
これで場にアンブロエール、炎龍、石像化マスカレーナ、墓地に咎姫とリンクリボーが揃いました。
ついでにニビルトークンまでいます。ニビルトークンはATK4350/DEF2000なのでそれなりに強いです。場に残ればダメージソースになりますし、マスカレーナと共に4素材ウーサとかにしても良いです。
ディアベルスター+クシャトリラユニコーン初動
ディアベルスター(罪宝狩り)とクシャトリラユニコーンの2枚初動です。ディアベルスターが絡むためアポロウーサを立てられ、ユニコーンとバースが3枚分のコストになってくれるため理想盤面が目指せます。
途中で増Gを受けた場合もユニコーンを立てて返せるのである程度のワンキル耐性もあります。
ユニコーンSS、効果でバースをサーチ(ここに抱擁を貰った場合はディアベルスター1枚初動の動きになる)
ユニコーンをコストにディアベルスターをSS
ディアベルスター効果で原罪宝をセット
バースを発動してユニコーンを蘇生(ここに増Gを受けた場合は止まる)
原罪宝を発動、バースをコストにエクセルSS(ここにうららや増Gを貰った場合はユニコーンでEXを破壊だけして終了)
エクセル効果でポプルスサーチ
ポプルス効果で自身をSS
ポプルス効果で神殿をサーチ
神殿発動、オークを石像化(うららがあれば既に喰らっているのでここはニビルケアを優先)
エクセル効果でオークをコストに炎龍をSS
炎龍、ポプルスでマスカレーナをLS
ポプルス効果で炎龍を石像化、炎龍効果で墓地のオーク、エクセルを蘇生、オーク効果でポプルスを蘇生(場にはマスカレ、エクセル、オーク、ポプルス、ディアベルスター、ユニコーン、石像化炎龍)
マスカレーナとディアベルスターでセレーネをLS
セレーネ効果でディアベルスターを蘇生(ここにニビルを受けた場合は神殿から炎龍を出してマスカレ石像化で終了)
セレーネとディアベルスターで2素材ウーサをLS(これ以降はうらら、ニビルをウーサでケアできる) この時点で場にはウーサ、オーク、エクセル、ポプルス、ユニコーン
オーク効果で石像炎龍をコストに2体目の炎龍をSS
エクセルorポプルスでリンクリボーをLS
エクセルorポプルス、リンクリボー、炎龍で咎姫をLS
咎姫効果で墓地の炎龍を蘇生
ユニコーンと咎姫でピットナイトアーリィをLS
これで理想盤面となるアポロウーサ、ピットナイト、炎龍、石像化マスカレーナ、墓地咎姫、リンクリボーが揃いました。
実は一度も通常召喚を行っていないため、手札の任意のモンスターを召喚してピットナイトの素材にすればユニコーンを盤面に残すこともできます。
抱擁、ヴェーラー、うらら、ニビルの全てに耐性があり、それなりの妥協盤面で返せるため非常に強いです。
ちなみに、最初のディアベルスターSSは、バースを張ればリリース無しでNSに切り替えられます。通常召喚を行わない場合は検討してみてください。
エクセル+クシャトリラユニコーン2枚初動
基本的にはエクセル1枚初動のうららケアルートの隣にユニコーンが棒立ちする形になります。
ニビルケアをユニコーンが担ってくれており、ニビルに流されてもバースからユニコーンを蘇生して最低限の盤面で返せます。また、うららを受けた後の盤面にもカードが残るため、うららケアルートの強度が高くなります。
ユニコーンSS、効果でバースサーチ
エクセルNS、効果でポプルスサーチ
ポプルス効果で自身をSS
ポプルス効果で神殿サーチ
神殿効果で炎龍を石像化
ポプルス1体をリンクリボーに変換、ポプルスの効果を破棄
エクセル効果で石像炎龍をコストにオークをSS(ここにうららを受けた場合はケアルート1)
オーク効果を破棄、墓地の炎龍効果でエクセルとポプルスを蘇生
エクセルとポプルスでマスカレーナをLS
ポプルス効果で墓地の炎龍を石像化(この炎龍がニビルケア)
オーク効果でユニコーンをコストに2体目の炎龍をSS(この炎龍はEXゾーンの直下に出す)
マスカレーナとリンクリボーで咎姫をLS
炎龍効果でマスカレーナを石像化
咎姫効果でオークを蘇生、オーク効果でポプルス蘇生
咎姫とオークでピットナイトをLS
ポプルスをリンクリボーに変換
ピットナイトとリンクリボーでヒートソウルをLS(炎龍の真上に出す)
ヒートソウルの効果で1枚ドロー
バースの効果でユニコーンを蘇生
これで盤面にはヒートソウル、炎龍、石像マスカレーナ、ユニコーン、バース。墓地には咎姫、リンクリボー、ピットナイトの布陣が敷けます。かつ2体目の炎龍が石像化しているので、最後の最後にニビルを受けても炎龍は場に残り、相手ターンにマスカレーナを展開できます。
この展開は最後のオークのコストやルートによってはヒートソウル+ポプルス残しや、3素材ウーサ+ユニコーン残しなどの手順も選べますが、ニビルケアを貫徹することを視野にいれるとこの展開がベストと思われます。
ケアルート1:うららを打たれた場合
最初のエクセルのSS効果にうららを打たれた場合のケアルート
うららの発動にユニコーンの効果が誘発してEX1枚破壊
墓地の炎龍の効果でエクセル、ポプルスが蘇生(この時点で盤面はリンクリボー、エクセル、ポプルス、ユニコーン、手札にバース)
エクセルとポプルスでマスカレーナをLS、ポプルスの効果は破棄
リンクリボーとマスカレーナで咎姫をLS
咎姫効果で炎龍を蘇生
炎龍効果でマスカレーナ貼り付け
咎姫とユニコーンでアンブロエールをLS
バース発動、ユニコーンを蘇生
エクセル1枚初動ではうららケアルートの最後にモンスターが1体足りませんでしたが、ユニコーンのおかげで咎姫をアンブロエールに変換でき、かつユニコーンも蘇生できるので更なるEX破壊とバースによる墓地除外も妨害として追加されています。
相変わらずニビルには弱いですが、相手が先にニビルを打ってくれればバースからユニコーンだけ立てられるので最低限の盤面で返せます。
なんなら相手がニビルを持っていそうなら、バースを発動させずにメインフェイズ終了宣言をすることで相手にニビルを打たせ、その後にユニコーンを出し直すというプレイングも可能です。
各ルートの優先順位と強度
エクセル、ディアベルスター、クシャトリラユニコーンの3種のうち2種が揃っていれば、誘発ケアをしながら最強盤面を目指すことができます。このパターンが最も強いです。
ディアベルスターが絡むと早い段階でウーサを立てられてニビルケアができるため、その2パターンのほうが若干強いです。
エクセル1枚初動は妨害さえ受けなければヒートソウルを中心とした強固な盤面を築け、うららを受けても妥協盤面を敷けます。しかし泡影、ヴェーラー、ニビルを受けると崩壊します。
エクセルでニビルをケアしたルートはアンブロエールを中心としたやや弱い盤面になりますが、ニビルをケアできます。しかしうららを墓穴で弾くと次のターンにトップ増Gされる恐れもあり、抹殺の指名者ならニビルも弾けるので、費用対効果を比較するとうららケアルートのほうがリターンが大きい気がします。
ポプルス1枚初動は最後の手段なので優先度は一番低いです。
うららケアについて
基本的にはうららケアルート、指名者でうららを弾けるならニビルケアルートと分けて解説してきましたが、抹殺の指名者ならともかく、墓穴の指名者でうららをケアするのは止めたほうがいいかもしれません。
というのも、スネークアイデッキは自分ターンの増Gも恐ろしいですが、相手ターンの増Gも弾かないと厳しいです。
炎龍によるマスカレーナのSS、マスカレーナ効果でのLS、炎龍からの蘇生、オークによる蘇生、咎姫の蘇生、これらがトリガーとなり大量ドローを許してしまいます。
つまり最初のターンでうららを墓穴で指名してしまうと、自分のうららで相手ターンのトップ増Gを防げなくなってしまうわけです。また、うららを囮にして増Gを通されるパターンも想定しなければなりません。
つまり、基本的には指名者系のカードは増Gを排除するために使うべきで、うららケアはプレイングでカバーすべきということになります。
(追記)フェンリル+エクセル初動
クシャトリラフェンリルを絡めた展開ルートを思いついたので追記しておきます。
最初に述べた通り、フェンリルから入った場合はそのままだとサーチしたユニコーンを出力できず、バースに繋がらないため結局は特殊召喚できるモンスター1体分にしかならないのが欠点です。それならワイトバーチのほうがマシとすら言えます。
しかし、エクセル初動やディアベルスター初動にフェンリルを組み合わせた際に、誘発ケア盤面の動きが強固になります。後手で相手の妨害を1回分踏めるのも強みでした。
以下は手札にエクセルとフェンリルがある場合の展開パターンです。妨害を受けない場合はエクセル1枚初動の動きと同じになるので、妨害を受ける前提で話します。
フェンリルSS、効果でユニコーンをサーチ
エクセル召喚、効果発動。ここをヴェーラーや泡影を喰らい無効にされる。
エクセル効果発動、自身とフェンリルをコストにするが、効果が無効にされているので不発に終わる
盤面が空いたので手札のユニコーンをSS、効果でバースをサーチ
バースを発動、フェンリルを蘇生
エクセル1枚初動ルートは初手のエクセルを無効化された場合に何もできませんでしたが、フェンリルを絡めることで最低限フェンリル、ユニコーン、バースの3妨害が敷けました。手札も3枚残っていて、相手は次のターン手札5枚スタート。バースが残れば繰り返しフェンリルやユニコーンを蘇生できるので、盤面的にはまあまあです。
また、エクセルのリクルート効果にうららを貰った場合のケアルートでは、エクセル1枚初動の場合は盤面にモンスターが足りずマスカレーナを立てる余裕がありませんでしたが、今回はフェンリルがいるのでヒータではなくマスカレーナを立てることでアンブロエール、炎龍、マスカレーナの妥協盤面が立てられます。
一切妨害を受けなかった場合はエクセル1枚初動の最終盤面にフェンリルが添えられるのでシンプルに妨害が1つ増えます。
(追記)フェンリル+ディアベルスター初動
こちらも基本的にはディアベルスター1枚初動ですが、原罪宝にうららを受けた場合にケアができます。
フェンリルSS、効果でユニコーンサーチ
フェンリルをコストにディアベルスターSS、効果で原罪宝をセット
ディアベルスターをコストに原罪宝を発動。ここにうららを受けて無効にされる
盤面が空になったので手札からユニコーンをSS、バースをサーチ
バース効果で墓地からフェンリルを蘇生
ディアベルスター単体初動では原罪宝を無効にされると盤面ががら空きになり、ディアベルスターのSSコスト分損をしていましたが、フェンリルから入ることで後続を確保し、クシャトリラギミックによる妨害を残すことができました。
終わりに
自分は紙の遊戯王も触っていなければ、DCでトップ争いをするほどのプレイヤーでもありませんが、参考にしていただければ幸いです。
おそらく今後、スネークアイデッキは罪宝狩りの悪魔やエクセルが規制される方向となるでしょう。しかし初動率は下がれど回った時の動きは変わらないはずです。それこそポプルスや原罪宝が禁止にならない限りは問題ないですし、その可能性は限りなく低いです。
今回まとめたこのルートも、今後末永く使い続けられるでしょう。ユニコーン制限になった時はクシャトリラギミックごと消えそうですが…
今後のマスターデュエルも楽しく遊び続けたいと思います。また気が向いたらメモ帳替わりに展開ルートをまとめたいです。
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