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あと27日|子供を産む前に、もう一度読み返そうと決めていた本「原始思考法」|三世代同居までの道のり

読み返そうと決めていた本があります。


それがこちらです。

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「原始思考法」著:斎藤令介 1991年3月12日発行 株式会社講談社

※多少のネタバレあります。ご注意を。


なぜこの本を手に取ったのかと言うと、私の夫が愛してやまない村上龍さんのバイブル的本らしく、夫の勧めで読んでみた。


題名から推察される通り、内容は原始的思考を説明したのちに、その原始的思考をもって現代社会や日々の様々な現象に対して考察している。

特に「人類はこうあるべき!こうするべき!」と断言して語られている訳ではないが、私は基本的にこの考え方が好きだと感じている。


まず、本の冒頭で紹介される、原始思考法の〝基本の思考法〟で最初に出てくる項目が好きだ。(基本の思考法は全部で8項目ある)


1 〝自分はとてつもなく幸運と考える〟 現在生きている人は、とてつもなく幸運なのだ。なぜならば生きているからである。

人類が発生したと言われる約200万年前の昔から現在まで、今生きている私たちの祖先の命のラインが一度も途絶えることなく繋がってきたから、今私たちはこの世に生きることができている。


そりゃそうだ!


でも、この文章を読んだ時、つくづく幸運だと思った。


私の根源となった祖先の存在など、想像もしたことがなかった。せいぜい顔も見たことない曽祖父ちゃんくらいまでしか思いを馳せた試しはない。

でもその祖先が、自然災害や戦国時代の戦いも切り抜けて生き延びた結果、今日の私たちの生命がある。

そんな風に思ったら、命をつなぐことがより奇跡的なことにも思えるし、この先私が顔も見ることがないであろう未来の命へ思いを託すような…そんな気持ちにすらなる。


ちなみに、子供が生まれる前に読み返したいと思った理由は2つ。

単純に、子供が生まれてからゆっくり読書する時間はないと思われるため。

そしてもう一つの理由は、自分が子育てをする上で、頭の片隅に置いておきたいエッセンスがこの本にはあると、以前読んだ時に感じたから。


それではのんびり読み進めて来たいと思います。

#原始思考法 #斎藤令介


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