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あと53日|リハビリ見学の日|三世代同居までの道のり|

今日で手術からちょうど1ヶ月を迎えた祖母。

病院から連絡があり、そろそろリハビリ見学にお越しくださいとのこと。

今日、父と一緒にリハビリ見学へ出向いた。


担当セラピスト、病院ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、家族が立ち会って、現状の祖母の動きを見せてもらった。


入院前の祖母は、本当に元気な人だった。90歳を迎えていたが、毎日一人で外出し、自転車に乗って友人に会いに行き、買い物をし、カーブスにも行き、、本当に忙しい人だった。

そんな祖母が、交通事故に遭い、左大腿骨を骨折。手術をして今に至る。

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ちなみに、事故を起こした相手側はその場から姿を消してしまった。事故自体はそれほど大きなものではなく、自転車同士が少しぶつかってしまった程度のもだったが、その事故で祖母は骨折し、結果、人生が大きく変わってしまった。(今更事故相手の顔を見たところでどうにも現実は変わらないし、とがめる気にもならないけど、でも、「あなたの行動で一人の人の人生が変わったんですよ」っていう事実は知ってほしいな。)


現在の祖母は、歩行器を使用してやっと50mほどの距離を歩けるレベル。幸い手術部の痛みはほとんどない様子だが、入院中にだいぶ体力も筋力も落ちてしまったようで、足取りはかなり不安定だった。私が今まで見て来た〝患者さん〟そのものだった。

病棟内ではトイレまで歩行器で移動し、ズボンの上げ下げや着座・立ち上がりも手すりがあればなんとか自力でいけるようだが、付き添いは必須でパットも手放せない状態。午後は疲れてしまい、トイレまで歩く意欲も沸かないときもあると。

退院を見据えると、終日トイレ自立とするにはやや難しい状況。となると、付きっきりの介護が難し状況の我が家では、どうにかおばあちゃんにパット管理を自立してもらい、やむを得ないときはパット内での排尿を容認してもらう他、策がない。

自分がセラピストだったとき、「少しそばで見ていてもらえるだけで、トイレはご自分でできます」とか言ってた気がする。むしろ、見守りがあればトイレ動作も可能なレベルの人が、パット内での排尿を優先的に選択されて他院されることが、屈辱的に感じていたことすらあった。「本人の尊厳は?」「まだできる能力あるんだよ?」って思ってた。

患者家族になって初めてわかるこの感じ。「ちょっと見守っていてもらえれば」なんて簡単に言われちゃ困る。

祖母自身は、自分の負担も少なく、パット管理はできそうだということで、退院までの期間にパット管理の練習をしていくことにはある程度前向きに捉えていてくれている様子で、それは救いだった。

できることなら、付き添えるときにはトイレまでいく練習に付き合おうかと思う。訪問リハビリも検討してもらえそうなので、退院時のレベルで固定してしまうことはせず、まだ伸びしろがありそうなことがあれば、チャレンジさせてあげたい。(これも本人の石が最優先ではあるが…)


お風呂はデイサービスを利用する歩行で。


あとは食事だ。できるときにおかずを届けたり、食器洗いを代行することは家族にもできる範囲内ではあるが、毎食付き添うのは現実的に無理だ。

となると、「冷蔵庫から食事を出す→レンジで温める→食べる→食器を下げる」の一連はおばあちゃんにやってもらわなくては…という話になるが、歩行器でやっと歩ける状態の祖母にこれは結構難易度が高い。

トレイつきの屋内歩行器も提案されたが、個人的にはこれまであまり選択してこなかった。それよりも、歩行に特化した歩行器に簡易的なカゴなどを自作で設置する方が使い勝手がいいように感じていた。どっちがいいんだろ?この機会に少しリサーチしてみようと思うが、結局は祖母自身の使いやすさ、安心感などを確認するのが一番な気もする。

あとは、レンジや冷蔵庫の配置を祖母の移動しやすいスペースや手の届きやすい場所へ配置換えするのも有効かな。


退院は12月中旬。間も無く11月が終わる。

なんだかんだバタバタの年末を迎えることになりそうだ。



お読みいただき、ありがとうございました。

#介護 #患者家族 #退院準備










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