その言葉が嫌いなのでは無くて言う人に対して嫌悪感があるだけなのかもしれないという話

京都に住んで丸5年だが、「〜け」と語尾につける言い方や「〜やさかいに」という言い方があまり好きでは無いなと思っていた。

ただ、最新のコナン映画に平次が出ているのだが、さかいにを使っていた。
しかし、全然普通に受け入れた。
服部平次のことは好きだ。
コナンには沢山の推しがいる。

この時気付いたのだが、京都弁が嫌いなんじゃ無くて、言ってる人が苦手とかあんま好きじゃ無いのではと思った。

「〜け」はタメ口の一種だから、シチュエーションとしては、対等関係か上から言われる。

私の周りの友人・知人で「〜け」を使ってる人は思いつく限りいてなくて、ここ数ヶ月のうちに会った人で仕事の立場上上にあたる人が言ってたり、前職の職場で40代以上の人が使ってたことを思い出した。

その人達がめちゃくちゃ嫌いという訳では無いのだが、何でも言い合える間柄では無く、私がビハインドの立場になるから、それも想起されるから嫌なんだろうなと思った。

「〜さかいに」も割と立場ある方や年配の方が使われるし、平次はキャラとしては30年近くいるし、声優を担当されている堀川りょうさんは大人オブ大人だ。

展開して考えると「お前」
パブリックイメージとしてはあまり言われたく無いキツイ言葉かもしれないが、例えば好きな人や、憧れの先輩、仲の良い間柄であれば、お前と言われることを嬉しく感じたりする。

何を言うかより誰が言うか問題とは少し違うかもしれないが、京都弁が嫌なのでは無く使う対象者に対しての好き嫌いの濃淡で感じ方が変わっているのではと気付いたので文にしてみた。

ちなみに京都弁で昔頑張って使ってたのは
「寄せて頂きます」

まだ何か受け入れられないというか、他人が使うのは自由だが、ソワソワする言葉が差し入れを頂いたりした時に言う御礼の言葉「呼ばれます」→頂きますと同義

私も好きに言葉を使っているのだから、他人の言葉遣いに寛容でいたいものだが、寛容に至るまでの道のりの一つとして違和感も言語化してみました。

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