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言霊とiTunes recommend


言霊

UnsplashのOleg Laptevが撮影した写真

言霊を信じるか信じないか、僕は信じる派です。言葉が持つ力の影響を受けるという、言霊の概念がいつ頃生まれたのか。Perprexityでは約1314年前の奈良時代だとされていました。要するに、言霊の概念はずいぶん昔からあったということ。

水が飲みたい、お腹が痛い、醬油取って、車で送って、シワを伸ばして干して、など。自己が持つ意識をまま共有することはできません。だから、僕たちは言葉を使うようになりました。実際使ってみるととても便利で、その幅は広く、数も多くあります。以下は主要言語ランキング2023年版です。

世界の主要言語ランキング(2023年)
1. 英語: 約15億人
使用地域: 英国、米国、カナダ、オーストラリアなど
公用語として広く使われ、国際的なビジネスや科学の言語としても重要。
2. 中国語(北京語): 約11億人
使用地域: 中国を中心に、華僑の多い地域でも広く使用。
多くの方言が存在し、北京語が標準語とされる。
3. ヒンディー語: 約6億人
使用地域: インドを中心に、ネパールや海外のインド系コミュニティでも使用。
4. スペイン語: 約5.48億人
使用地域: スペイン、中南米諸国、米国の一部地域。
5. フランス語: 約2.74億人
使用地域: フランス、アフリカ諸国、カナダのケベック州など。
6. アラビア語: 約2.74億人
使用地域: アラブ諸国、中東、北アフリカ。
7. ベンガル語: 約2.73億人
使用地域: バングラデシュ、インドの西ベンガル州。
8. ロシア語: 約2.58億人
使用地域: ロシア、旧ソ連諸国。
9. ポルトガル語: 約2.58億人
使用地域: ポルトガル、ブラジル、アフリカの一部地域。
10. ウルドゥー語: 約2.31億人
使用地域: パキスタン、インドの一部。
11. インドネシア語: 約1.99億人
使用地域: インドネシア。
12. ドイツ語: 約1.35億人
使用地域: ドイツ、オーストリア、スイス。
13. 日本語: 約1.25億人
使用地域: 日本。

引用元:Perprexity

以上の言語以外に、世界の言語の約40%(3,045言語)が絶滅の危機に瀕しているとも書かれていました。つまり、言語は統制されつつあります。

思想の増幅

UnsplashのOmar Prestwichが撮影した写真

アメリカの法学者、キャス・サンスティーンさんが「エコーチェンバー現象」という概念を説いています。その中身は、主にSNSのなか起きています。その内容とは、同じ意見をもつ仲間、同じ思想を持つ人たちが繋がり、意見交換を重ねると、思想は増幅されていきますよ、という話。

2021年のトランプ大統領とQアノンや、コロナワクチンと不妊デマなどはこの概念によって大きな問題になったと言われています。昔から似たような話はあります。マクドナルドのパティがミミズで作られているデマや、オイルショックのトイレットペーパーが無くなるというデマ。つまり、エコチェンバー現象はSNSが普及した現代を象徴する概念のように見える一方で、そのベースは昔からあったと感じます。

閉塞感を生むrecommend

UnsplashのMaayan Nemanovが撮影した写真

最近、iTunesのrecommend機能について疑問が生まれました。これはアーティストの必聴プレイリストとは違い、気分ごとのプレイリストをまとめて掲示してくれる機能です。前者は、初心者リスナーにとって便利な機能ですし、実際に使ってみて深く知ることができますが、後者の機能は無くてもいいはずです。

言霊は自分自身に影響を与え、エコチェンバー現象は思想を増幅させます。たとえば、エネルギーというプレイリストがありますが、その曲を聴いてエネルギーが増すかどうか疑問なのです。もしかしたらエネルギーのプレイリストをかければ元気は出るかもしれませんが、その人にとって「エネルギー」の概念はそれまでのもので終わることもありますよね。


最後までお付き合いいただきありがとうございました
マニュ


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