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「慣性モーメント」を小さく走る|つまり、ピッチを上げる

-3分で読める記事です-

こんにちは
マニュです

今回は「力学」を使いながら
走ることに関連した話をします

感覚的な話は
論理的に考えてみると
理解は深まるため
おすすめです

実際にこんな声もありました

言われてみないと
分からない話は
世の中にあふれているようですね

・・・

感覚的な話はイメージしづらい

ランニングを言葉にすると
こんなものがあります

  • 股関節を動かす

  • 地面を蹴る

  • 胸を張る

以上のように言われても
なぜ、これらが必要なのか
分からない人は多々います

とは言え、キャリアがあり
権威性が高い人から言われた
このような「アドバイス=表現」は
信じる価値がある一方で
自分が「理解」するまでは
「経験」を重ねる必要があるでしょう

そんな人のために
走ることを分かりやすく
み砕いて伝えたいと思います

ピッチを上げると「慣性モーメント」は小さくなる

「ピッチが高い=歩数が多い」と
ランニングエコノミーが上がる理由は
「慣性モーメント」が小さくなるからです

聞きなれない「慣性モーメント」とは
ざっくり言うと、こんな感じ

物体の回転しにくさを表す量です

引用元:慣性モーメントとは?|東京電機大学

つまり、長距離をラクに、速く走るためには
「慣性モーメント」を小さくしたほうがいいので
走るときは「ピッチが高い」といいんですね
これが結論です

「慣性モーメント」を小さくする足の動き

ここで、1つ疑問が生まれます

一体、どうやって「慣性モーメント」を小さくするのか?

これさえ分かれば
頭の中でイメージできるので
日々の走りが変わるはずです

その方法を具体的に
3つに分けて説明しました

①|着地した脚は、重心をすぎたら引き上げる

着地した足は、後ろに流れると
「慣性モーメント」が大きくなるため
コンパクトにしてみてください

着地した後は、頃合いをみて
足を引き上げましょう

「着地した脚=遊足ゆうきゃく」は同じ
概念で捉えてOKです

②|蹴り足は意識しない

ランニングエコノミーを上げるために
「地面を蹴る」動作はカットしてください

と言うのも「蹴る」というイメージは
無駄な動きに繋がりやすく
ランニングフォームを乱す要因となります

③|イメージはぐるぐるの脚

着地した足を引き上げるイメージは
下記の画像です

画像引用元:脚がグルグルになって走ってみたい|TOKYU MEDIA COMMUNICATIONS

つまり、重心から分けて
前より後ろの動きに注目すると
理解は深まります

物体は後ろから押すと進む「等速直線運動とうそくちょくせんうんどう

ニュートンが見つけた「万有引力ばんゆういんりょく」にあるように
「押す力」は、前に進むための条件です

だから、走るときも
後ろから「押す力」が大事ということ

つまり、ここまでの話を振り返ると
着地した脚を引き上げることは
あなたを「後ろから押す力」と同じ

「慣性モーメント」を小さくして
ランニングエコノミーを上げるという
複利効果も生む
と考えています

走るために本を読もう

ここからは余談です

今回のように
何かを疑問に持ったとき
必ず自分で調べて
理解することが大切です

YouTubeやGoogle検索で調べることは
大きくみると、意味がありません

と言うのも、深く理解しないことには
行動を変えることは難しく
変化は訪れないから
だと
僕は経験から学びました

なので、走るときは
下記の2冊をおすすめしています
ついでに紹介した3冊目は
現在読んでいる「力学」の本です

この中でも
「ランニング革命」はおすすめです

Pose Methodポーズメソッド」という考えかた

人が走る動きは、個人間の違いはあれど
基本的な動きは同じです

歩くときは、2本脚で支え
走るときは、1本脚で支えています
試しにやってみてください

その場で、ジャンプして
走るときのように
1本脚で着地してみると分かりますが
かかとから着地はしません

これが、本来の走るカタチであり
そうでないなら、ケガに結びつくでしょう

走ることは、とてもシンプルですが
だからこそ、イメージを正して
始めることをおすすめします


最後までお読みいただきありがとうございました
何かプラスになれば嬉しいです
マニュ



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