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2019 M-1グランプリ 準決勝進出予想
いよいよ12/4、準決勝が開催されます。進出したのは25組。東京準々決勝が大阪に比べ低調かという評価だったので、東京勢苦戦かと予想していましたがフタを開けて見たら、東京17大阪8という意外な結果。先日の日記で東京12としていましたが、嬉しい誤算。予想からは侍スライスが外れて残念でしたが、今回の台風の目、ラランドが入るなど嬉しいサプライズも。
大阪は観ていないので分かりませんが、東京は準々決勝と3回戦も初日除き3日間観戦しましたので、そのあたりも含めての各コンビ(1組だけトリオ)の感想を。
ぺこぱ (サンミュージック)
去年から続けているツッコミが否定しない漫才。今年は、3回戦の「後半たたみかけてますけどみなさんどう?」などさらに構成も工夫されていて、最後まで飽きることなく文句なく進出という感じ。多様性と不寛容の時代にマッチした"優しい漫才"。世の中の流れもつかんで、これは、決勝ある気がします。
オズワルド (東京吉本)
満を持しての初進出。3回戦の妄想子供ネタ、準々は先輩とのメシの対処法、ありきたりなテーマを予想外の方向に持っていく、発想力、構成力は見事。ここも否定しないツッコミでオズワールドへ引き込んでいきます。
マヂカルラブリー (東京吉本)
3回戦、注射をいやがる。準々、師匠とのケンカ〜野田クリスタル誕生秘話。同じシステムだが、そのくだらなさが図抜けている。漫才と呼ぶかどうかが問われる問題作。これが決勝に上がれば、今年も審査員続投が決まった上沼恵美子とのバトルは必至か?!
すゑひろがりず (東京吉本)
初進出。3回戦、準々とも爆笑を取り、良い流れが来ている感じ。このままの勢いで決勝に上がりたい。三島さんがNSC大阪卒業すぐバルチック艦隊というコンビで準決勝に上がっていたのは何年前だっただろう?それを知っていると感慨深い。
ダイタク (東京吉本)
双子漫才の究極。兄弟ゲンカというシンプルなテーマで漫才としてもより洗練された今年のダイタク。大阪の吉田たちとの双子対決も見たかったが、あちらは惜しくも敗退。それが吉と出るか?
くらげ (東京吉本)
全くのノーマークからの選出。3回戦、準々、同じネタだが、非常によく出来た世の中の共感を得やすい、また、今の世の中にあったネタ。女性の観客から感嘆にも似た反応が出ていたのが面白かった。
ラランド(アマチュア)
今回一番のサプライズ。準々決勝では、さーやさんが一番やりたかった、はじめてのお使いのネタを披露。3回戦ほどのウケはなかったものの、このコンビが2本も高クオリティのネタを持っていることに、審査員も自信を持って選んだのでは。次は、ぜひ3回戦で披露したキャバクラネタを。ニシダさんの「今日はオレの実力が試されるぞ」で、会場の見る目が一気に変わっての快進撃なのだから。もしかしたら、決勝もあるかも。
天竺鼠 (東京吉本)
ラストイヤー。準々では川原さんが異次元のボケで、他のコンビとの別格感が際立った。本当に、換えが効かない唯一無二のコンビ。
錦鯉(SMA)
前回準決勝にいったのは3年前。久々に回ってきた大チャンス。48歳の天然記念物おじさん、まさのりさん。決勝進出して、今年こそ世の中に見つかってほしい。
カミナリ(グレープカンパニー)
昨年の不参加から見事復活、ここまでたどり着くのは地力のある証拠。見慣れたシステムをさらに進化させていたのが好印象か。東京漫才(正確には、茨城漫才?)の雄として一矢報いて欲しい。
ニューヨーク(東京吉本)
3回目の準決勝進出。いつブレイクしてもおかしくないと言われ、随分経つような。「俺たちまだ待ちでいいんでしょうか?」と本人たちもゴットタンで語っていたように、そろそろブレイクしないとこちらも不安。ラジオ、youtubeでなく、漫才で壁をぶち破って欲しい。
東京ホテイソン(グレープカンパニー)
3年連続の進出。こちらも準々で、いつものシステムにまだ伸びしろがあることを見せつけ、審査員に好印象だったのでは。比較されてきた霜降り明星もいないし、今回こそは決勝のチャンス。
インディアンス(東京吉本)
3回目の進出。いつも準決ではトップレベルのウケを取りながら、決勝はまだ未体験。このコンビが決勝に上がるためには何が必要なのかといつも考えてしまう。
四千頭身 (ワタナベエンターテインメント)
お笑い第7世代から唯一の進出(厳密にはホテイソンも入るか)。準々でのウケ量はそれほどではなかったものの、忙しいのにも関わらず、新たな実験的なネタを出してくるところが好評価だったのでは。ここまでたどり着けば、このトリオには敗者復活というカードも有効か?
ミキ(東京吉本)
2年連続決勝の実力者。準々では、まだエンジンをかけていないのか、ほどほどのウケ量で少しヒヤッとしましたが、次はフルスロットルで来るはず。
囲碁将棋(東京吉本)
1年ぶり3回目の進出。コトバのやり取りにストイックにこだわる彼らの漫才の面白さ、奥深さがラストイヤーの今年評価されてほしい。ぜひ決勝の1組に、という個人的願望。
トム・ブラウン(ケイダッシュステージ)
去年の決勝と同じシステムのネタだが、そのくだらなさ、アホさ加減がパワーアップ。圧巻のトップウケで文句なく選出。ただ、去年と同じシステムのネタを審査員が決勝に上げるかどうか?とにもかくにも、次はどんなネタをするんだろう?というワクワクが止まらないコンビ。
勢力的には、よしもと10、他事務所7(グレープカンパニー2, サンミュージック1, ワタナベ1,ケイダッシュ1, SMA1, アマチュア1)。
大阪からの進出は、
アインシュタイン / からし蓮根 / ミルクボーイ / セルライトスパ / ロングコートダディ / 見取り図 / かまいたち / 和牛
とすべて吉本。
そして、ワイルドカードも、大阪吉本から金属バットに。こちらも一発決勝もありえる強力な選出です。
準決勝を観る前での予想は野暮ですが、現時点で決勝8組を選ぶとすると
和牛、見取り図、からし蓮根、かまいたち、囲碁将棋、ぺこぱ、錦鯉orラランド、ミルクボーイ
かな。やはりいっしょになると大阪勢優位な気がします。
すでに出番順が発表になっています。ワクワク
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