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英語の上手さよりもその人物が魅力的かが大事

あるブログ記事を読んでいたら、”英語ネイティブだからって無条件で凄いと思うな。よくよく聞いてみると、クソみたいな事しか言っていないし、人種差別的な事を言っているだけの馬鹿野郎だったりするケースはよくある”という話でした。これ本当にそう思います。英語が上手かったり、ネイティブだからという理由だけでその人が言っている事も凄いんだと思う必要は全くありません。

もっと言えば、言っている中身が正しいとか、人間として尊敬できるという事よりも、英語で言っているその雰囲気が面白いか、魅力的か、もう一回再生ボタンを押したいのか、こと英語に関してはそういう事が重要だと思っています。


英語のダイナミズミを教えてくれたおっさん Steaven A


ここに私に英語の持つダイナミズミを教えてくれたアメリカのスポーツ番組ESPNでコメンテーターをしているスティーブンAというおっさんがいます。

日本の張本とセルジオ越後的な立場で100倍くらいユーモアセンスがあるおっさんと考えてください。

こちらがそのスティーブンAなのですが例えばこの動画。

NBAのプレイオフの真っただ中で、MVPプレイヤーのヤニス・アデトクンボがいまいちのプレーに終わった試合のその晩の放送です。

簡単に何を言っているか説明すると

ヤニス、お前はとんでもない選手だ!そうだろ?
けど、更にステップアップする時だ。

もしKD(相手チームのエース)を止める選手がいるとしたら、もしKDがコートを支配するのを止める奴がいるとしたら、それはお前しかいないんだよ!

このようにヤニス選手に叱咤激励、奮起を促がしているんですね。


そして最後のコメントがこれです。ここに英語が持つ魅力がぎゅっと入っている、そんな気がします。

Give us something!  
Show us something!

ヤニス、何かチームにもたらせてくれ!  
何か違いを見せてくれ!



ゆっくりとはっきりとした分かりやすい英語でシャウトするのがスティーブンAの持ち味なのですが、私はこの人が話しているのを見るとついつい見入っちゃいます。バスケットボールの事は良く知らないのにです。NBAのニュースを見てるというよりスティーブンAを見ている感覚です。

彼を見ると英語の上手さとかではなく、その人が面白いかどうかが大事だと重要と感じます。

彼は大谷翔平は通訳なしで英語を話すべきだ!とい発言で大炎上した経験もあるのですが、とにかくマジョリティーな雰囲気に流されずに自分の意見をずばっと怒りながら言うという独特のコンセプトで人気のコメンテーターです。その時の一部始終をまとめた記事を作りましたので良ければ見てみてください。

英語の発音が上手くなく、流ちょうに話せるようになるというのも大事だと思いますが、何より英語を話しているその人に魅力があって話を聞いてみたくなるか、これって結構大事だと思います。日本語を流ちょうに話すけどつまんない事しか言わないおっさんよりも、片言の日本語だけど何だか聞き入ってしまう魅力のあるおっさんの方がどっちが勝ちかと言えば、相手を笑顔にできる片言おっさんだと思うのです。

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