人生はどうせ短いから
「私は、あとどのくらい生きるんだろうか、」
夜、駅までの道を歩いているときに、ふと思った。
別に、病んでいるわけでなくて。
純粋にそう思っただけ。
前に勤めていた職場から
退勤するとき、よく考えていたことがある。
「あと何年ここで耐えなければならないのか」
虚しくなって、考えるのを止めるようにした。
気が遠くなりそうだったから。
もし、今、
人生の終了が告げられたとしても、
私はこれまでの人生に満足している。
やり残したことといえば、
子どもを産むことくらい。
あとは、本物のオーロラを観るくらい。
命をかけて成し遂げたいことは無いけど、
せっかく生きているなら、
自分ができることを、最後まで果たしたい。
あなたが居ないと生きていけない
ではなくて、
あなたが居なくても、
生きていけるように生きる。
でも、あなたが居たら、
きっとすごく楽しい
と思える人生を歩みたい。
人生はどうせ短い。
長く生きている人が偉いわけでもない。
先に生きた人が残したものが在るだけ。
人生はどうせ短いのだから。