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#39 拍子が迷子・炭坑節練習【津軽三味線・練習記録】

炭坑節を練習しました!

楽譜も作りました。

文化譜/TAB


盆踊りの定番の曲「炭坑節」

元々は炭坑で働く人の仕事唄。

生死に関わるような事故も起こる、

重労働の苦しみや切なさを紛らわせるために

口ずさんでいたようです。

「戦後の復興は石炭から」という国策から、

毎日ラジオで流れて、爆発的に流行しました。

「あんまり煙突が高いので、さぞやお月さん、煙たかろ」で、

出てくる煙突は、福岡県田川市の三井田川炭鉱の二本煙突の事。

煙突

高い建物がたくさんある、現代人からすると、

思ったより高くないかも!と感じたけど、

それだけ戦後から発展したんですね。


演奏はYoutubeの「aki tenten」チャンネルの炭坑節を参考にしました。

この方以上に民謡の三味線弾き語りをYoutubeにアップしてる人いません!

現在411曲アップされてます、凄すぎる!

弾きたい民謡が思い浮かばない時は、このチャンネルで

探してるので、非常にありがたいです。



炭坑節の採譜をする時、

最初は4分の4拍子で楽譜を作ってました。

けど、最後の小節が余ってしまって、

あぁ、民謡は大体4分の2拍子だもんな。と直したけど、

また最後が合わない、なぜだ!

と思って調べたら、途中で1小節だけ4分の3拍子になってる事がわかった!

答えが見つかって良かったと思って、

一応、他の記事も読んでみたら、

こっちでは4分の1拍子も4分の4拍子も出てくる、

楽譜の出版社によって解釈が違っているみたい、

日本の音楽を西洋の理論に当てはめても無理があるのかなぁ。

もう素人には分からん!


盆踊りで聞こえてきても、今まで何も違和感なかったんですけどね。

和太鼓も基本、「ドドーン・ドドン・カラカッカ」しかやってないと

思ってましたけど、それだと4分の3拍子の時にずれちゃうので、

↓の動画0:17の所で、ちゃんと拍子にあわせたフレーズにしてる。



楽譜を作る時、嫌なのが拍子なんですね。

音程は分かるし、音の長さも分かる、

だけど拍子だけは、どう書いたらいいか分からない。

ってことが過去に何度もありました。

プログレッシブ・ロックとかはもうお手上げです、意味わからん!


算数だったら8分の6も、4分の3も一緒だけど、

音楽だとまったく別物。

理論的な事が分かってると、言葉で説明する時に説得力が増すし、

学んだ方がいいよなぁ、と思いつつ避けてしまってます。。。


まぁ、せめて今年の盆踊りに、流れてきた曲の拍子ぐらいは

意識して聴いてみるか!

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たぶん、その時には忘れてるかもしれないけど。