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わかっていない。

2023年11月26日 (日)
入院27日目

入院してしばらくは整形外科の棟に居たが、救急で術を受けた患者さんが一気に増えたらしく、比較的元気な(かなり元気 笑)我は、違う病棟へ余儀なく(いやいや、強制ではないよ、)お引越しになった。

準備された病棟は循環器。我も冠攣縮性狭心症を持っているので、ちょうど良いと言えばちょうど良い。(まあ、検査以来、発作は起こしていないが)

この病棟は混合の病棟らしく、比較的長期の入院患者さんもいらっしゃるとか。我もその1人かな。とは言え、循環器なので、それなりの重篤な患者さんもいらっしゃるわけで。同室の患者さんも大変そうな方のようで、カーテンの向こうから漏れ出してくる、看護師さんと患者さんの会話を聞くと、こんなに元気な自分が、ここに居ても良いのか?と思ってしまう。
介助が必要ない人なので、看護師さんたちも、我を野放し (笑)
それに病棟が違うので、基本的に自分で発信しないといけない。
整形外科の場合、回復していく過程は同じなので、患者が必要とされる介助を、言わずとも準備してもらえるが、循環器の場合は、患者さんによって、必要とされる介助が様々なので、元々のスタンスが違う。
なので余計に、自分が入院に値する患者なのか?と疑問に思ってしまったり、ここにいらっしゃる患者さんに比べれば、自分なんで何とかなるやん、という気持ちが湧き始め、結構、調子をこいてしまう。

なんでも出来るから大丈夫。これくらいのこと平気だから。
使えないのは片足だけだから工夫すればイケるから。
シャワーだってそうやって1人で入ってるし。

…これって、入院してない時の自分と同じ。
この話しをリハビリのセンセに言ったら怒られた(笑)
「なに言ってるんですか、まぬさん!まぬさんは病人じゃないけど怪我人なんですからね!体重の全てを支える大切な要を骨折されてるんですよ、しかも陥没してる大変な状況なんですよ!入院して当たりあえです、自覚してください!♡」
(♡は怒ってるワケではなく愛情ありの言い方ですよ、の疑似表現です 笑)「そうか、自分は怪我人なんだ〜立派な入院患者やん。」
と、そこでやっと納得。
それからは、出来ないことや、工夫してやらないと出来ないことでも看護師さんを呼べるようになった。

時には、やればできるを見直さなければいけないな。

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