自己防衛だったのかな

解毒とは関係ないんだけれど
あの頃、辛い日々を乗り越えるために私の心と体はめちゃくちゃ頑張ってくれてたなって思う。
今はきつくて仕方ない生理も当時はストップ
本当はダメなことだけど、もしもあの時、生理痛が苦しくて動けなかったとしたら、足蹴られたりしてたかもしれないと思うと恐ろしいです。
そして、一番しんどかったのは怒鳴られたり、精神的にプレッシャーを感じる時ほど眠気が襲ってくる事でした。
でも今思えば、あの眠気があったからこそ上司やお客さんからの罵倒や暴力に対して鈍くなっていったのかなぁと思います。
怒られてる時程、強烈に眠かったんですよね。
つくづく人間の自己防衛って凄いし、面白い。
(私がそう思ってるだけですけど)

ある日の眠い眠いと思いながらぼーっとロールパンを食べていた休憩中のお話です。
不貞腐れた顔で事務所に入ってきた上司は「コーヒーを買ってこい」と私に言いました。
その頃はまだ歩み寄ろうと必死だったので、話をかけられるたび心臓が飛び出そうなぐらい緊張してしまうこの現象は恋と同じではないか。と思い込むようにしていました。
承知しましたとコーヒーを買いに出ようとした私を呼び止めた上司が珍しく「お前もなんか買っていいよ」と言いました。私もなんとなくコーヒーを買いましたが、今まで受けたパワハラはそこで一旦相殺となったのです。

よく誘拐された被害者が犯人を庇う、アレです

あの時に食べたロールパンとコーヒーはなんとなく美味しかった気がします。

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