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拘縮の話―神経性拘縮1

神経性拘縮は、脳卒中などの脳神経系の病気がや損傷によって筋肉が異常に緊張・麻痺することで起きます。
全身が突っ張る「除脳硬直」もここに含まれます。





除脳硬直は、中脳や橋(きょう)などに損傷を受けたりすると、四肢に緊張が走り、背中が反ったり、腕が外側へまがったり、足先が伸び切ったりする状態のことを言います。





麻痺側の肘が曲がり、手をぐっと握ったまま固まっている片麻痺の人を見かける事があると思います。
このような片麻痺の人も「神経性拘縮」です。





神経性拘縮の原因は、脳卒中などの脳神経系の病気・損傷です。
脳卒中などの後遺症として、麻痺が出る場合は脳の運動機能を司る神経にダメージを追っていることになります。





この脳へのダメージによる影響で麻痺側が拘縮することになるのです。
どうして麻痺から拘縮になるのかと言えば、「連合反応」と言うところがあるからです。





連合反応とは。
例として、走っている時のことを上げておきます。
走るという目的運動は、下肢運動です。





足を動かすことが目的になっています。
そして腕振りは行っても行わなくても、走ることは出来ます。
でも、走ることを効率的にするためには、「腕振り」と言う目的動作と関係のない関節運動をします。





これが「連合反応」というものです。
目的動作である走ることにつられて、効率的に動こうとする反応のことを指します。

介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。