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食事介助の話―食事時の注意点


食事時に注意したい点を書いておきます。


・ 誤嚥
食べ物や飲み物、唾液が食道ではなく気管に入ることで起こります。
気管に入り込んだ食べ物などが原因で誤嚥性肺炎を患うことになります。
誤嚥をしているのではないかという、サインとしては以下のようなものになります。


√  むせ(見られないこともあり)
√  痰絡み
 √ がらがら声




・ 窒息
食べ物などで空気の通り道である気管を塞いでいる場合です。
窒息しているのではないかという場合のサインは以下のようなものになります。


√ 急に黙りこくる
√ 顔色が悪い、チアノーゼ、呼吸していない、声が出ない
√ 意識がない(ぐったりしている)
√ 苦しそうに胸を叩いている
(チョークサインを取らず、黙ったままぐったりしていることもあります)




・低栄養
低栄養状態が続くと、骨がもろくなったり、皮膚が炎症を起こしやすくなったり、褥瘡の要因にもなります。
このため食事量のチェックは大事になり、また食事形態を気にかけて観察を行ったりすることで、摂取量を上げていくことも大事です。
それでも足りない場合や褥瘡などのケアのために補助食品を用いたりします。




・ 液体
水やお茶などのさらさらしたものは、むせやすいものの1つです。
そし誤嚥の原因にもなりやすいです。
√ 液体は速度が速いため嚥下反射が間に合わない
√ 液体はまとまりにくいため、のどで飛び散りやすい
このためむせやすい人の飲み物には軽いとろみなどがついているのです。



介護歴が約10年くらいの者です。これからの介護の未来とビジネスモデルについて色々思いあぐねています。介護の未来が明るものになるようにしていきたいと思っています。