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Blenderで建築/家具系3Dデータインポートに困ったら

自分用備忘録です。 環境:Blender3.6.2 LTS Windows11

バックグラウンドが建築関係じゃないと迷ってしまうポイントが結構あり、備忘録として、書き残して行きたい。
BIM推進の流れもあり、メーカーから3DのCADデータが配布されている*が、それらを使ってCG(Blender)に取り込みたい場合、結構躓くというか、調べ物が多い。以下はだいたい汎用的に使われているデータフォーマットの概要を、後半はDXF周りのことを記す。
*各メーカー配布データは、使用に関する注意書きの範囲内でご利用ください

  • SketchUpは、アドオンがある。

  • DWGは、外部ソフトウェアでDXFなど読み込み可能なファイルフォーマットへ変換して、Blenderにインポートという手順があり、後半で解説する。

  • DXFは、Blender標準アドオンがあるので、Edit>Preferences の Addonsから「DXF」で検索してチェックボックスをonに。
    ちゃんと取りこめる場合と、そうじゃない場合がある。それはDXFフォーマットにバージョンがめちゃくちゃあるから。どれで取り込むのが正解?となるので、これも後半で解説。

  • 3dsは、Blender標準アドオンがあるが、最初はoffなので、PreferencesのAddonsから「3ds」で検索してチェックボックスをonに。

  • Revit(BIM)に関しては、BIM系である程度調べたが、解決しなかったので記載はない。

DWGファイルの場合

DWGは事前に読み込めるファイルフォーマットに変換が必要。
まず、変換ソフト「ODAファイルコンバーター」をダウンロードして、DWGからDXFへ変換する。こちらは、無料でしかもWin/Mac/Linuxいずれも対応しているので、安心(?)してください!

以下のwikiにある通り(情報が古いけど)、blenderの確認で使用しているのはDXF-R12の様なので、Output version は、図の通り「R12 ASCⅡ DXF」をセレクトする。

ODAのUIとその設定箇所

DXFでインポートがうまくいかない場合

このODAは、ダウンロードしたDXFでインポートが上手くいかなかった場合、別のバージョンのDXFデータにも書きだせるので、困った際は、「Input file filter」 を「*.DXF」にセレクトして、Output version をそのまま「R12 ASCⅡ DXF」で、出力する。

私の環境では、問題なく製品データがインポートできた。DXFのバージョンが違うと、Blender標準のアドオンでインポート時にエラーが出て、謎の物体が出てくるので、その時は、ODAでDXFバージョンを変更し、インポートしてみてください。

Original data : www.axona-aichi.com Gene/SN

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