ワクチンのおはなし

ちょっとしたタイミングや現在の生活環境等、様々な理由でワクチン接種が後回しになってしまっていたのですが、2021年12月に一回目を打ったので思ってた事を書きます。


SNS等で、ワクチンを打つ事を迷う人たちに強気な言葉を浴びせる人をたまに目にします。
自分と考えが違う人達を強い言葉で言及する前に、少し俯瞰して状況を見るべきなのではないでしょうか。陰謀論やら5Gやらネタっぽいのは置いておいても、接種を迷う事自体はおかしいことではないと思います。その人達を責め立てることが悪手である側面に気付くべきです。

大袈裟ではないけど不安を煽るような記事も沢山あり、集団免疫への期待値やワクチンの二次感染の抑制率、ワクチンの長期的なリスク等、最初の頃は情報も少なく、どうしても厳しかったり不透明だったりする部分があるために天秤に重しが載せれずに困惑する人がでてくるのも当然なのではないでしょうか。自分からはほとんど調べない人よりも、自分から積極的に情報収集をしている人のほうが不安になりやすいケースも多いと思います。
不安を抱えている精神状態の人にわざわざ追い討ちをかける必要は無いです。

何が言いたいかというと、ワクチンを打たない、もしくは打とうか迷っている人達にワクチン接種をして欲しいのであれば、断絶的な糾弾ではなく安心してもらえる説明をして寄り添う姿勢を示す必要がある、という事と、ワクチンを打たないからといってむやみに攻撃的な態度をとる事で傷つく人達もいる事を考えて欲しい、という事ですね。

言葉数少ない説教で殴るよりも、丁寧に説明した方がみんなわかりやすくて助かるはずです。殴られて殻に篭っちゃったら出てくるまで時間がかかりそうな気がします。
プレッシャーを与えないためにも、自己判断の尊重は必要なのではないでしょうか。


それと、ワクチンを打ってマスクしているからといって元気に飛び回わっている人と、打つか打たないか迷っていて自粛生活を心掛けている人では、どちらが周りに及ぼす影響が大きいのかなんてわからなくなってしまうのではないでしょうか。僕は疫学や統計学の専門家ではないのでもちろんさっぱりわかりません笑。
また、前者の人が何かしらの基礎疾患を持っていたとしたら、その人自身の危険は後者よりも大きくなりかねないと思います。ワクチンは強力でも絶対ではないです。そのような人が他人を情弱と憚るのも考え直した方が良いでしょう。結果が違うだけで、情弱と言われた人ははそのような人よりよっぽど緻密な思案しているかも知れません。

これはお節介だとは思うのですが。
専門家でない人が、不特定多数に向けたSNSで140字の半分にも満たない字数のざっくりとした主張をしても世間を良くすることに繋がるとは思えません。家族や大切な人と話し合うのと、不特定多数に向けたSNSで発言するのとでは、公衆衛生学的にもアプローチの特性が対極的です。すると何のために発言するのか。考えた方がいいです。自営業の看板を背負ってSNSをしている人もいますし、知らない間に顧客が離れる要因になる、というデメリットもあるかもしれません。信用できそうな記事やツイートをリツイートとか引用リツイートの方が良いんじゃないでしょうか。
強い発言をするときはよく考える必要がありますよ。

これも主観なので俯瞰してみれてるわけではないと思うけど、そういう考え方もあるのね〜的な感じでよろしくです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?