なんかやだ
夫が尋ねる。
「明日お弁当ある?」
と。
私の仕事がある日(月に決められた日数の勤務。シフト制。仕事の日は17時まで拘束)に、私のと夫のと2人分のお弁当を作ることにしている。私の勤務がない日は、自由に食べてもらう約束(菓子パンをたくさん買って食べているらしい)。
私の勤務の日程は、スケジュール帳に転記していつでも確認できるようにしているのだが、ほぼ毎日
「明日お弁当ある?」
と尋ねてくる。
なんかやだ。
お弁当は、『ある』のではない。
私が作っているのだ。
自然現象で湧いて出てくるような言い方は非常に心外だ。
私の好みで勝手にやっていることだが、電気炊飯器でご飯を炊くよりも数段美味しいので、萬古焼の炊飯用土鍋でご飯を炊く。お米は前の晩に研いで水加減をして、今の時期は冷蔵庫で冷やしておく。朝にご飯を炊きながら晩ごはん用のお米を研いで、水加減をして冷蔵庫で冷やしておく。
おかずは、2人分なら品数を多く(1品あたりの量はちょこっとずつになる)できる。
用意しながら並行して調理器具を洗っていくから(食器乾燥機に感謝。洗うのは手洗い。食洗機はない)、時間に追われて忙しい。
夫は私より1時間弱早く家を出るから、それに合わせて用意する。
「明日お弁当ある?」
という尋ね方は、
なんかやだ。
「作ります。
『ある』んじゃなくて、私が作ってるんです」
と、返事をするのだが、
なんかやだ。
すごくやだ。
非常に不愉快だ。
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