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子供の闘争心が減っている気がする

子供の持久走大会がありました。

そこで「あれ? 小学生のスピードってこんなもんだったっけ?」と思い、隣の夫に話すと「いや、オレはもっと速かった」と(笑)。

自分が小学生だった頃に感じたスピード感と、大人になった今とは違いますから、どっちが速いかどうかは置いておいたとしても、なんとなく全体的に必死さがないような気がしてしまいました。

もちろん、皆一生懸命走っているのですが、まだまだ余力がありそうというか、キョロキョロしたりふざけたりしている子もいて、本当に全力でやっているのかな? と疑問に思いました。

そんな中、高学年でぶっちぎりで先頭を走っていた男の子が途中で転んでしまいました。
手足が長くてよく日焼けしていて、みるからに速そうな子です。
運動会の選抜リレーでアンカーを走っていた子だ! とすぐに分かったのは、リレーの時かなり差をつけられた状態でバトンを受け取り、めちゃめちゃ追い上げるも追い付けず、ゴール後にバトンを叩きつけて悔しがっていた姿が印象的だったからです。
その時「あの態度はどうなの…?」と思ったのですが、その子が悪目立ちするほどに、逆に他の子に闘争心を感じなかったのだと今日気づきました。
結局、持久走でも男の子は転倒での遅れを取り戻せず、ものすごく不満げな顔でゴールしていました。

そうそうそう!
これこそ持久走大会!
一番になれば(いつもより上位に入れば)、嬉しくて誇らしくてちょっとくすぐったくて。
それでなければ、悔しくて悔しくて…。

こういう気持ちって、とっても大事だと思うんですよね。

今の自分が好きで、現状に満足している、というのは、子供にとってとてもいいことだとと思いますし、私も自分の子供にはそうであってほしいと願っています。
ただ、きついところからあと一歩頑張る、高みを目指す、というのが少し足りないのではないのかな? と感じます。

日本の、世界の未来を担う子供たち。
ひとりひとりが可能性の塊です。
どうかその可能性をぐーいぐい伸ばして、色々なものを越えて羽ばたいていってほしいな、と思います。
そして、よりよい世界を作っていってほしいです。

(それにしても、最近、この国や世界の未来がよりよいものであってほしい、という気持ちがやたらわいてきます。以前は全く考えなかったので、歳をとった証拠ですね)



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