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魔法の1日は今日じゃない

休み明けって特に学校に行きたくない、行くのが怖いと思うことが多かった。

私は小学生の頃、
8月31日の夏休み最後の日に関わらず、春休み最後の日も、冬休み最後の日も、GWなどの連休の最後の日も

次の日から学校に行くのが嫌で、憂鬱で、怖くて

いつも寝る前に泣いて

親に宥められながら眠りについていたのを覚えている。

小学校6年間、そうしていつも休み明けに学校が怖くなっていた理由は1つではなくて、

人間関係がうまくいってなかったからという時もあったし

そういう心配事がない時でも、学校生活が始まることがただ漠然と怖かったこともあった。

休み最終日と学校が始まる日の間には大きな隔たりがあって

休みが終わって、学校が始まると
もう二度と後戻りができない日々が始まるような気がしていた。

今これを読んでくれている方も、
学校が嫌だったり苦手な理由はそれぞれだと思う。

しかし、休みが明ける前の日にどうしようもない不安を抱えているのは、みんな、明日がとてつもない分岐点のように感じているからじゃないかと思う。

明日、学校に行ったらまたずっと嫌な日々が続く。
あるいは
明日、学校に行かなかったらずっと学校に行けないんじゃないか。

そんな風に思っている人が多いんじゃないかな。

私は当時そう思っていました。
明日学校に行ったら、辛い日々がずーっと続いて
それを避けるためにはこの休みに留まらなきゃいけない
そんな焦りのような不安のようなものでいっぱいになって

なんとかして8月31日に留まろうとしていました。

だけどね、今大人になってはっきり言えます。

9月1日をどう過ごしたって大丈夫。

9月1日は、あなたの人生を左右する日じゃない。

このことを伝えたいです。

休み毎に学校に行きたくなくて泣いていた私も
実は、次の日学校に行ったか休んだか全く覚えてないんです。
行った日もあったと思うけど、休んだ日もあったかもしれない。

勘違いしないでほしいのは、
私は「大人になったら、そんな悩みなんて忘れちゃうんだから大丈夫~」
って言いたいんじゃない。

不安な思いはとっても分かるし、それはあなたの大事な気持ちです。

ただ、実際明日学校へ行くかどうかは大した問題じゃないんだよってことを言いたい。

明日学校へ行ったから・行かなかったから
あなたの人生が大きく変わっちゃうなんてことはないよ。

そんな魔法みたいな、人生を変えちゃうような日っていうのは

例えば、
面白い本に出会った日 とか
人を大好きになった日 とか
見たこともない美しい景色を見た日 とか
自分の夢を見つけた日 とか

そういうものことで
あなたにもきっといつか訪れる日のことです。

決して、嫌々学校に行ったり、学校に行かなくて不安になったりする日のことじゃないんだよ。

だから、今日はもう何も考えず寝よう。
明日朝起きて、「学校行ってみようかな」って思えば行ってみたらいいし、「行きたくないな」って思ったら行かなくていいよ。
そして明後日のことはまた明後日の朝考えようよ。

そうして毎日を送っているうちに
いつかあなたにとっての魔法の1日がきっと訪れます。

そのとき、あなたの人生は今よりももっと輝きだすはずです。
楽しみだね!!

私も大人になって、これまでに何度か魔法の1日と出会いました。だけど、これからも魔法の1日に出会えると思ってます。そうすると、何だか少し毎日楽しいよ!

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