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かわいいをクリエイトする。

イチゴとブルーベリーのパフェ 730円(税抜き)

「いや~ん、これ、超おいしそうじゃない?」「あ、ほんとだ!!私、これにする!!」「えー!私も同じのにする~。」「みんなこれ?じゃあ、私も♪」

そうかそうか。そんなに美味しそうに見えたかい?これ、私が造ったフェイクスイーツだよ。そっくりでしょう。残念ながら、食べることが出来ないのだよ。「え~~。。マジで・・・リアルが食べたいーー!」はい、妄想でした。失礼しました。

「かわいいものを自分で作りたい!」という欲求を抑えきれなかった。自分で、形として残るものを、クリエイトしたかった。31年間の人生で、かわいいもの♪を堂々と愛でることを、どこかで抑制してきたせいもあるのかもしれない。めっちゃガーリーなものを好きなくせに、かっこつけて生きてきたせい?でも、もっと大きな衝動はコレ。「0からかわいいものをつくるんだ!」というもの。これら2つが掛け合わさって、4月から紙粘土造形に取りかかったのです。

0から作っていくことに対して、すごく憧れがあった。自分の力で自分の欲しいままに造っていくのって、すごいことじゃないですか?どんな形がいいかな?どんな色がかわいい?(頭でイメージして)色を混ぜて、欲しい色をつくっていく工程がとても楽しかったし、大袈裟だけど、私の世界を表現している!なんて思った。今回は、ただの紙粘土で、誰にでも作れる簡単な造形だったんだけど、0からクリエイトしていくことを経験してこなかった私にとっては、とても新鮮な取り組みだった。そして、出来たものをSNSにアップして、自己満で心を潤してた。紛れもなく、私が思う「かわいい」が、生まれていった。

実は、クリエイトについては、やりたいことがたくさんある。私は文系卒の会社勤めで、一貫性のないキャリアでここまで来ている。しかし、実は新卒で入社した銀行を1年未満で退職した後、クリエイティブ職に憧れ、一度はフリーターでグラフィックデザインなるものをしてみたくて、イラストレーター・フォトショップ・インデザインを学んだ時期があった。このときの直感を信じて突き進めば、また違った人生になったと思うけど、やっぱり当時は勇気がなかった・・・。

今更ながらに、この想いが爆発した。まだ、クリエイトしたいものがある。エッセイもそうだし、映像もつくってみたい。どんな映像か?「食」に通じるものが良いと思っている。プロジェクションマッピングなるものでも表現してみたい。具体的には、これから考えることとしたい。小さな一歩でも進めていきたい。今回のフェイクスイーツは、100均でほとんど道具を揃えることが出来た。映像は、何が必要になるんだろうね?スマホがあれば造れる時代だと聞いている。自由に表現出来る時代って、素晴らしい。


*余談ですが、このパフェ、ポッキーの竹串とストロベリーソース以外は、ガチで粘土です。ストロベリーもブルーベリーも、バニラアイスもクリームも♪ハートのチョコも底にソッと敷かれているチョコソースも♪そして見えづらいけど中にたくさん入っているコーンフレークも、粘土です。笑

リアルなパフェ、食べたくなっていただけましたか・・・?(強引な運び・・・)

(終わり)

2020/6/14執筆

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