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ボケに頼るな。写真上達するためには絞りまくれ!!

こんにちは。万城目瞬(@0q_xney)です。
Webメディア「DopeZine」編集長をやってます。

一眼を持ち始めた時ってなんでも開放で撮りがちですよね。前に被写体置いて背景はボケボケみたいな写真を量産してしまいがちです。

あとあと写真を見返すとなんでこんなの撮ってんだろうってなってしまいます。

写真上達には絞ってボケを減らした状態で自分の納得いく写真を撮る技術が必要なので解説していこうと思います。

開放じゃダメか?

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開放で撮る写真は、コンデジやスマホ(現在だとポートレート機能があるがここでは割愛)では撮れないような写真になることが多いです。

一見するとなんだか綺麗っぽい…ですがこの綺麗っぽいっぽいというのが肝で肝心の撮りたいものが写ってない場合が多いです。

ボケも使いようで、何でもかんでもボカせば良いってものではありません。

絞った状態で撮ってみる

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私は日中であればF8まで絞って撮ることが多いです。

なぜなら絞ることで以下のような利点が有るからです。

・ピントが合う範囲が広くなり咄嗟のときでも撮れる
・レンズ性能の高い部分を使える
シチュエーションを作るのに気を使える

この利点について掘り下げていこうと思います。

ピントが合う範囲が広くなり咄嗟のときでも撮れる

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前提として私はMFでしかカメラを使いません。AFレンズというものを持っていないので‥

ここを撮るぞって息巻いているときは集中して撮れるんですが、街中を歩いていて咄嗟の場面ってあるじゃないですか?
その時に開放設定なんかにしてると気づいてからシャッターを押すまでのタイムロスが半端ないんですよね。AFでも同じだと思っていてやっぱりピント合わせるっていう作業が必要になります。

なので絞りをF8にして、ISOは160、あとは環境に合わせてSSで調整しています。

この設定で場所によって無限遠だったり、1m、2mとピントを調整しておけばだいたいのものはピントをずらさず撮ることができます。

以下の写真の場合はこの一瞬を逃さずに撮った写真になります。日の当たり方と人の光景がとても綺麗でこの場面はこのときでしか撮れないものになります。

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名場面取り逃すともしかしたらその一瞬だけかもしれないので勿体ないですよね。

レンズ性能の高い部分を使える

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ここはレンズの話になりますが、レンズっていうのはある程度絞ると開放と比べて性能がよくなります。
絞ることで大きく分けて以下の3つに影響をもたらします。

・解像度
 
写真が繊細に見えるようになります。
 簡単に言うと、細かい部分まで写るようになるのです。

・収差 
 歪みが減少します。
 直線の建物や、背景が曲がって見える現象をなくします。

・周辺減光
 周辺が黒くなる現象が無くなります。

 オールドレンズだとよく分かるのですが、四隅が黒くなっているのがわかりますか?風景写真だと写真全体に風景を入れたりするので、この周辺減光があると写真が見づらくなったりするため、絞って周辺減光を減少させたりします。

絞ればよいものではなく、だいたいのレンズはF8-F11あたりが一番美味しいゾーンだと思うので、お持ちのレンズで試してみると良いと思います。

シチュエーションを作るのに気を使える

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ピントが合っている範囲が広いと写真の中の情報が多くなります。
ボケを使って情報量を削減するテクニックもあります。

ピントが合っている範囲が広いため、情報量が多くなりがちです。
そこで以下に主題と副題を決めてそれらを目立たせるかについて気を使うことになります。

その中で納得のいく一枚を目指すために試行錯誤をすることになります。
結果、自分の意思が反映された納得の一枚が生まれるのではないかと思います。

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逆光開放の写真も好きですが、その人らしい意思が反映された写真は本当に素敵だと感じています。

まとめ

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絞ることでの利点は以下です。

・ピントが合う範囲が広くなり咄嗟のときでも撮れる
・レンズ性能の高い部分を使える
シチュエーションを作るのに気を使える

今まで開放ばっかりな写真になっている人も是非F8まで絞って写真を撮ってみてはいかがでしょうか?
最初は戸惑うかもしれませんが、後々に気づきニヤつけることが出来るかもしれません。

以上です。


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