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【積丹】きたかむいとスノーマーチを切りまくった

こんばんは。積丹のたかのふぁーむでWWOOFしています。今夜は部首カルタをしました。読み札が98枚もありました。化や死の匕は人が横向きに立っているのを表しているんだとか。

ジャガイモの種芋切りが完了しました。種芋には、去年ここで収穫したのと、種芋として売られているのを使いました。わざわざあたらしく種芋を購入するのは、全滅するリスクを小さくするためです。あと、無性生殖させつづけると、ウイルスによる影響で収量が減少するからです。退化現象といいます。種芋は病原体を持っていません(参照:http://s-tanakasat.my.coocan.jp/tane.htm l)。

小さいいもはそのまま植えますが、大きいいもは2~4個に切ります。理由は、種芋を増やせるから、大きすぎて播種する機械に入らないからです。切るときに気をつけなければならないことは芽の数と大きさですね。芽はいくつか出ますが、最低2個は芽が残るように切ります。1個あれば十分ですが、もしその1個が取れたらもう育ちません。念のため2個残します。大きさは、小さすぎてもいけません。小さいと、根を張ったり葉をつけたりするまでのエネルギーが少なくなるということですから。いい塩梅で。

ジャガイモに芽吹いてもらうには、光と低めの温度が必要です。ビニールハウスの中で光をあてました。温度は高くなりすぎないようにしなければなりません。この写真の全てをサンテナのジャガイモを切ったわけではありませんよ。

暗いところに置いておくとこうなります。これは、たかのふぁーむで撮った写真ではありませんよ。

品種は2種類ありました。これが「きたかむい」。ジャガイモシストセンチュウへの耐性があります(参照:https://www.jrt.gr.jp/var/hp01.html )。虫に強い品種はオーガニックにもってこいですね。

もうひとつは「スノーマーチ」でした。こちらはジャガイモシストセンチュウへの耐性とそうか病への耐性をもっています(参照:https://www.jrt.gr.jp/var/hi-7.html )。スノーマーチは名前の通り白っぽいですが、きたかむいも白っぽいのが特徴です。写真だと分かりにくいですが、スノーマーチは皮も中身も色がより薄かったです。

たかのふぁーむは種芋を購入していましたが、その種芋はあまり状態がよくありませんでした。中身が黒くなっていたり、芽の出が悪かったり、空洞があったりしたジャガイモが一部ありました。また、Sサイズを注文したのに大きいサイズのも入っていました。高品質な種芋は他の農協・農家に回っているのか、今年の種芋が全体的に質が悪いのかわかりませんが、例年よりひどいとのことでした。栽培するのが難しいのでしょうか。調べてみるとわくわくするでしょうね。

にしても、種芋切りは全く飽きの来ない作業でした。物足りないくらいです。

では、おやすみなさい