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【積丹】農芸化学野菜に付いている農薬がみえれば

積丹のたかのふぁーむでWWOOFしています。大豆が発芽しました。プリっプリの子葉です。

昨日は1日中家庭菜園の草取りをしました。先日、ロータリーで土ごと草を千切って、フォークで草を地表に引きずり出して、乾燥させました。昨日はその草を取りつつ、まだ根付いているしぶとい草、新しく芽を出した草も取りました。

ずっとしゃがんで作業していました。たまに立ち上がって体をほぐすのを忘れていました。何十分も連続で同じ姿勢を取り続けたからでしょうか、今背中が変です。背中を動かすと、背中下半分に違和感を生じます。噛み合わさっていない感じ、ゆっくりと動かせば曲げることはできます。昨日の作業が原因なのか、昨日の筋トレが原因なのか。筋肉痛ではなさそうですが。

だから、今日はローギヤでゆっくりと作業します。無理するときでは全くありませんから。

今日の話題は「農薬がみえれば」です。たかのふぁーむは無農薬で野菜を作っています。出荷先としてふるさと納税を通じた個人もありますが、卸業者にも出しています。卸業者からの卸先のひとつにスーパーマーケットがあります。スーパーでも有機野菜を並べる時代になったようです。

でも、スーパーは農芸化学で栽培した野菜も並べます。農芸化学野菜の隣に有機野菜が並んでいたらどうみえるでしょうか。農芸化学野菜の方がキレイで安くみえます

農芸化学農法は何百年と経てばいずれなくなると思いますが、これは生産効率を重視していると思います。対して有機農法は持続的な生産を重視していると思います。主張していることが異なっているのに、多くの消費者は表面しかみていないと思います(生産効率は価格に表れる)。そして、何を買うかという自分の選択が会社や農家にどう影響するか、考えない消費者が多いと思います。(無意識でしたが、この段落全ての文が「思います」で結ばれていますわ。)

で、農薬がみえれば、価格で野菜を選ぶような消費者も有機野菜に興味を持つことでしょう。農芸化学野菜は基準値以下の農薬が付着した状態で店頭に並んでいると思います。農薬でうっすらと色がついていて変な色の野菜だったら、たとえ安くても手に取るのをためらうのではないでしょうか。無農薬の野菜なら、比較的価格は高いけど本来の色のままです。まあ、農薬の成分ほど検査されているのは中々ないらしく、そういう意味でいえば農薬は「安全」です。ただ、消費者が摂取しうる農薬は小さな濃度ですが、農家が暴露しうる農薬は致命的な濃度です。

農家から買った野菜や有機野菜を食べる日を月に1回設けるようなするだけでも、社会へのインパクトはあると思います。