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【ドラクエX】Windows版の動作スペック確認

ドラクエ10のアカウントの挙動を確認することを目的に、PS4でプレイしている検証用アカウントにWindows版の体験版ライセンスを追加してWindowsでも同じアカウントでプレイ可能なのかを確認しました。
結果として問題なくマルチプラットフォームでのプレイが可能と確認されたわけですが、Windows版の動作スペックについて確認することにしました。

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Windows版の必要・推奨スペック

ドラクエ10は3Dがグリグリ動くタイプのゲームではないので、要求されるスペックは比較的低いことが想定されます。
公式サイトを調べてみると、下記の記載がありました。

動作確認のためのベンチマークソフトも配布されています。

一時期、自作PCショップでドラクエ10推奨PCというものを売っていたことを記憶していますが、たぶんこの推奨スペックよりも良いものを売ってたのではと感じています。
そうじゃないと他のゲームのプレイに支障が出るでしょうし。
それくらい要求されるスペックは想定していた以上に低いです。

エントリーレンジのゲーミングPCでもOK

我が家には何台かゲーミングノートPCや、エントリーレンジのGPUを搭載したノートPCがあります。
いずれもあまり高性能のものではなく、Grand Theft Auto Vのプレイをする際でもあまりグラフィック設定を高くすることができないレベルです。
具体的には、GPUはGeForce GTX940MXやGTX950Mのものしかありません。

今回は数年前に購入して最近は寝かせていた、CPUは第6世代Core-i5、GPUはGTX940MXを搭載しているものの本格的なゲーミングノートではないPCを引っ張り出して、ソフトを更新したうえでドラクエ10をインストールしています。
ベンチマークはインストールしていなかったので、改めてインストールしたうえで測定してみました。

最高画質・フルHD解像度・仮想フルスクリーン

思っていた以上のスコアが出てしまい少し戸惑っています。
「普通」くらいのスコアが出れば上等かなと思っていましたが、本格的なゲーミングPCでなくても結構いけるんですね。

実際にプレイしてもPS4版とまったく遜色ないか、一部のグラフィックはPS4版より綺麗です。
一番良くわかるのが、飛び跳ねているモンスターの動きや、エレメント系モンスターの炎の揺らめきがとてもスムーズに描画されているということです。
PS4版でもかなりスムーズですが、Windows版でそこそこのスペックでもかなり綺麗に描画されました。
Switch版はこの辺が弱くて、動きがカクつくというか、いまいちスムーズさに欠けるという印象です。

ポータブルゲーミングPCもいけるのでは?

Windows版の動作スペックがあまり高くなくてもいけるということは、昨今頻繁にリリースされるようになった、Ryzen搭載のポータブルタイプのゲーミングPCでも問題なく動作するのでは?と思いました。

ポータブルタイプのゲーミングPCというと、Nintendo Switchライクなハードウェアのデザインで中央にディスプレイ、両サイドにコントローラという配置です。
動作しているOSはWindowsなので普通にWindows版のゲームをプレイできるわけですが、さすがに外部GPUボックスを接続しないと3Dバリバリのゲームはきつそうです。(実際どの程度まで動くのかは非常に興味深いのですが)

さて、実は昨年Windows11が動作するスペックのPCがないのはまずいということで、Ryzen3-5300U搭載のコンパクトゲーミングPCを購入しました。
スペック的にはポータブルゲーミングPCとそれほど差がないので、このPCにWindows版ドラクエ10をインストールして動作させたらどうかを検証してみます。

まずはゲームを稼働させる前にベンチマークを動かしてみます。

最高画質・フルHD解像度・仮想フルスクリーン
(画面の表示方法欄はキャプチャ時に間違えています)
最高画質・フルHD解像度・ウインドウ
標準画質・フルHD解像度・仮想フルスクリーン

いくつかパターンをとってみましたが、一番最初のものでも動作がカクカクするわけでもなく、プレイするうえでは支障は特になさそうに見えます。
標準画質に落とすとスコアは上がりますが、最高画質を見た後だと画質をかなり犠牲にしている感じがするので、最高画質で設定しても特に問題ないのではと。
世代が古いノートPCよりスコアが振るわないのはドライバの相性のような気もしますが、プレイする上で影響が出るほどの違いは出ないと思います。

ゲームを稼働させるためにアップデートのダウンロードと適用完了までにおよそ3時間ほどかかってしまうので確認はすぐにできなかったのですが、検証中に謎の事象に遭遇。
なぜか左アナログスティックが上方向に入力された状態になって勝手にキャラクターが暴走してしまうというもの。
コントローラのキャリブレーションをしようとしましたが、ドラクエ10以外では正常な状態なのです。

なんだこれはと思っていると、ふと思い出すことが。
確かGTAオンラインをプレイできるようにしようとして、かなりコントローラまわりは苦労したことが。
結局DUALSHOCK4互換の中華製コントローラを購入して、Steamを介してソフト的にDUALSHOCK4を接続していると認識させてようやくプレイできるようにしたのでした。(GTAには更にXboxコントローラにエミュレーションして渡してる)

ドラクエ10ではどうやら有線無線問わず「DUALSHOCK4で繋ぐ」と前述の事象が出るらしく、コンフィグでアナログスティックの感度設定をデフォルトの50から100にすることでこの事象が回避できるという記事を検索で見つけたことから、試したところようやく正常に動くようになりました。
なおこの設定変更で斜め方向の入力が鈍いという事象も解消するそうです。

話を戻すと、Ryzenでもドラクエ10は問題なくプレイすることができました。
ベンチマーク上の数値が想定よりも振るいませんでしたが、実際にそれを感じるほど品質が悪いということはなかったので、とりあえずは良しとしておきます。
もしポータブルゲーミングPCを入手する機会があれば、実際に動かしてみたいところです。

さて、PS4とWindowsでアカウントを紐付けてしまうと、どちらも据え置き環境となるためあまり旨味がないなと、検証が終わってから気づきました。
Windows版はノートPCなので可搬性がないわけではないですが……
と思っていたところ、11月9日の全サーバメンテナンスでVer 6.3.1にアップデートされたとのことですが、この際のソフトウェアアップデートで思いがけない発見がありました。
Windows版の更新はすぐに終わりましたが、PS4版はダウンロードはさほどかからなかったものの、データの展開に時間がかかっていたようでアップデートが完了するまで思いの外時間がかかってしまいました。
PS4もバックグラウンドで自動的にアップデートが適用されていたら気にならないのだと思いますが、メンテ明けにアップデートをかけたことで気がついた次第です。(なおSwitch版もすぐにアップデートの適用が完了した)
据え置き型の環境で複数のライセンスを紐付けても、それなりにメリットはあるんだなと思った次第でした。

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