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その声、めちゃめちゃ聞こえてますよ。

仕事で客先に電話をしたときのお話。
やや理不尽な用件の折り返しでこちらもあまり気乗りしない電話ではあったが、担当者へ取り次いでもらうときのこと。

ワシの悪口言ってるのダダ漏れですねん。

相手はもちろんそんなの聞こえているとは思っていないでしょう。
ところがバリッバリ聞こえてますのよこれが。

ワシはどちらかといえばネガティブ思考なのは自覚があって、大抵の人からワシの知らんとこで大なり小なりの悪口や嫌味は言われていても不思議はないと思ってるところがあります。
なのでその事実を知ってしまったりしてもそれ自体にはあまりショックは受けませんが、それを受け流して微笑みを絶やさずにいられるような聖人ではありませんから、まあそういう相手に対しての態度はそれなりに変わります。
露骨に態度を変えるわけにはいかない相手にも、多分意識してないとこで何かしら変わっているのかもしれません。

過去、別の相手からこれまた理不尽な用件で他部署に電話がかかってきて、そこでその相手がワシの悪口を言っていた事がありました。(しかも内容が完全にお門違いだったり事実に反する内容だったり)
その相手はその電話がワシの耳に入る可能性があるということを多分知りません。
気付いたのはうちの部署の先輩でしたが、苦笑いしながら「めちゃめちゃ言われとるぞ」と教えてもらい、その通話内容を聞いて笑ってしまったことがあります。笑った後キレました。
後日出張でその電話を受けた部署に顔を出した際、その電話をを受けた人から「あれはなかったわ」とこれまた苦笑い。
その相手がその部署に理不尽な用件で電話をすることはその後も何回かありましたが、その一件以来心なしか応対者の受け答えが素っ気なくなったようにも感じます。
ワシ自身もその一件以来、その相手が絡む案件に対応する際はあまり余分なことはしなくなりました。

“人を撃って良いのは撃たれる覚悟がある奴だけだ”とはよく言ったものだと思います。
聞かれるようなところで悪口を言わない……もとい、そもそも誤解を招くようなことを口走らないことを心掛けようと思った次第です。

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