あれとこれは本当に似ているだろうか
会期が延びたこともあって、もう四回も〈ギャラリーTOM〉に出かけ、掛井五郎の彫刻や絵を観ている。先日は帰りに『ESSENCE』という薄っぺらい冊子を購入した。1998年に〈麻布霞町画廊〉で開催された展示のカタログらしい。作品に番号が振ってあり、おそらく掛井五郎自身が書いたに違いない短い解説が、巻末にまとめて印刷されている。それをただここに書き写すだけでも、彼の制作態度やユーモアが伝わってくるだろうから、試しにちょっとやってみようと思う。たまたま開いたページには29番から35