悩みをクリアした経験が自信になる。
先日、3店舗目となる新店を奈良市にオープンしました。
私は変わらず東京在住なので遠隔での管理です。
初めての立地、地元スタッフの雇用、集客、経営、スタッフ教育や連携も不安がないといったら嘘になりますが、私はきっとうまくいくだろうな、と出店を決めました。
起業して8年。毎年色んな形で仕事を進め、その度に自信を得、新しいステップに進めている方だと思います。
乗り越えた悩みが自信になった。
今回の新店舗出店にあたって大きな自信となったこと。
それは2年前に立ち上げ、いまも運営として関わっているネイルサロンでの経験です。
「昨年の今頃は毎日めっちゃ怖い顔していたよ。」
都合の悪いことは忘れる人間なので、言われるまですっかり忘れていましたが、立ち上げから1年ちょっとの間、目下の悩みはスタッフとの連携でした。
管理者と現場のスタッフ。
色んな要因が重なりうまくいかないことが続き、時には正面からぶつかり、気持ちよく仕事ができなかった期間もありました。
一つの方法だけでない、周りのサポートやいろんな試策で乗り越えることができ、いまは円滑な関係な上に売上もとても順調です。
私自身、人間関係でここまで悩んだことも初めてで、「絶対に分かり合えない。」と何度も諦めかけていました。
どちらかが逃げれば悩みは消えたかもしれませんが、良くも悪くも、お互い我が強く、引かなかったことも結果的にはよかったな、と今は思います。
悩みから逃げない経験がまた私の自信になり、新しいステップに踏み出すきっかけになりました。
信頼して任せる。
4年前に京都店を立ち上げた時もそうです。
このときも遠隔管理だったので、お金のことやスタッフ教育は周りから散々心配されました。
私が逆の立場だったらあれこれ言われると事が嫌だろうな、と思ったことと、メインのスタッフが有能なことを知っていたので信頼して丸投げで営業を任せていました。
結果的に、サロンイメージと彼女の個性が掛け算された、オリジナルなお店となり、ファンとなって下さった顧客さまも増え、スタッフ自身も更に成長してくれたと思います。
手取り足取り一緒にいて管理し、教えることも教育ですが、ある程度任せる、投げる、可能性を信じて一緒に歩む。
私自身が、独立してよかった、自立できてよかった、と思うからこそ、社内から意思決定のできるリーダーをどんどん増やしたいし、いつか同じ目線で付き合っていきたいなあと思っています。
私の会社は「独立・起業願望ある人」大歓迎。
面接の時も「自分の人生の踏み台にしてほしいと思っています。」と伝えています。
赤字の店舗経営
そして経営のこと。
たった一人で立ち上げた銀座店は後がなかったので初月から黒字でしたが、銀座店以降の店舗が黒字になったのは数か月後。
収益を多岐化しているからならではの、一店舗での利益を追わず、長い目をみて本当に会社やスタッフが作りたいお店を作る方法です。
店舗収益やBtoB、講習、オンラインショップなど会社収益を多岐化させるのはリーダーの仕事だと思っているので、スタッフが悠々とネイルの仕事をできるよう頑張らなくてはなりません。
スタッフが会社を使う
「お客様の人生にとって必要なネイルサービス」
私がお客様にとってのサービスを考えるときと同様、
会社がスタッフを使うのではなく、スタッフが会社を使うものだと思っています。
スタッフ一人一人の一度しかない人生において会社が役立てる存在になることが理想。
会社にとってスタッフがどうあってほしいではなく、スタッフのライフステージにおいてどうなりたいかの本音を引き出していけたらいいなと思っています。
何はともわれ、「問題や悩みは数年後のステップの糧」と思うとこれからやってくるとんでもない悩みも乗り超えていけるような気がしてきました。
やめなければ失敗、にはならないですからね!!
久賀田有紀(くがたゆき)
教員を経てネイリストに転職。
ネイルサロン3店舗経営、海外ネイル協会運営、シニアネイル事業の監修を行っている。
ネイルサロンが社会に浸透すること、ネイリストと海外を繋ぐことが目標。
株式会社mani creation代表取締役
一般社団法人海外ネイル協会 代表理事
【銀座・京都ネイルサロン】maninail http://mani-nail.com/
【ネイリストと海外を繋ぐ】海外ネイル協会http://jnisa.com/
【シニア向けネイル事業】えがお爪工房 https://egao-nail.jp/
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