Manikについて

初めまして。

2019年秋に、広島の繁華街にひっそりと開店した、ちょっと風変わりなバーです。マニークと読みます。どうぞよろしくお願い致します。

Manikの由来　

　Manik と言う言葉は、マヤ語です。北アメリカ大陸の南西にある、ユカタン半島に存在した今は亡き文明の言葉です。マヤには、独自の暦が13個あり、そのうちの一つにツォルキンという暦が有ります。そのツォルキン歴には、赤、青、黄、白の四色からなる20種類の紋章によって、一年を13か月各20日の260日サイクルで考える暦です。
　店主は、マヤ歴で言う Manik の紋章の日生まれです。日本語に訳すと、「青い手」という意味が有ります。

店主について

　店主は、サピオセクシャルでパンセクシャルの上、フェムドムでポリアモリーという大変ややこしいジェンダーとセクシャルベクトルの持ち主です。ざっくり言うと、LGBTQのQに当たります。
　物心ついたころから、肉体の性別と、魂の性別、そして心の性別が若干周りと違うなぁとうっすら自覚しながら、ドムサブ、つまりSMの世界に足を踏み入れた後、紆余曲折ありながら、「普通に当てはまらない自分」という部分に勝手にもがき、セルフコントしておりました。
　ここ最近、やっと「自分はだいぶとややこしいセクマイ」という自己容認ができるようになりました。
　性的自己容認は、自分に自信を持つことだけでなく、自分の存在全ての根源ともいえると確信しております。

営業について

　Manikは、不定期営業です。どちらかというと、時々開いているレアキャラ扱いです。
　店主がスナフキンに匹敵する風来坊ですので、営業については、公式ツイッターが一番最新情報です。当店に興味関心を持っていただけましたら、是非フォローをよろしくお願い致します。
　アカウントは ＠manik_hiroshima です。フォローバックは、基本致しませんが、関係者様はフォローさせていただくかと思います。

料金システムと営業形態

　Manikは、通常営業とイベント営業の2スタイル制になります。いつ開けるかは、店主のスケジュール次第で週ごとに変わります。
　イベント営業時は、ジェンダーフリーですので、どなたさまもお越しいただき、イベントをお楽しみいただけます。開催する内容により、都度、参加費と飲食物のご提供スタイルが異なります。
　通常営業時は、女性優遇スタイルとなります。女性のお客様を最優先におもてなしさせていただきます。次いで、女性の異性装、FTMのお客様。その次は、男性の異性装、MTFのお客様。最後が男性のお客様です。
　これは、当店のポリシーとして、女性がご自身のジェンダーをより楽しみ、慈しんでいただける場をご提供したいという思いがあるからです。ですから、通常時は女性同伴の男性のみ、さらに付け加えるならば、女性を大切にエスコートできる紳士のお客様のみ、当店の目的と主旨をご理解いただけているという判断からご来店を歓迎いたします。
　また、ジェンダーについては様々な価値観をお持ちかと存じますので、女性のお客様が先にいらっしゃる場合、MTFや男性の異性装のお客様のご入店に関して、他のお客様のご了承を確認させていただきます。予め、当店のスタンスとポリシーをご理解いただけますと、大変嬉しく存じます。
　通常営業時は、チャージ制となります。女性、男装、FTMのお客様は1,000円、女装、MTFのお客様は2,000円、男性のお客様は3,000円というチャージ区分になります。御飲物代は、別途拝領します。

ご提供する御飲物について

　店主が、ハードリカーとナチュールワインをこよなく愛しておりますので、蒸留酒とワインが主です。ノンアルコールは、オーガニックの紅茶、コーヒー、ハーブティなどを取り揃えております。
　砂糖をあまり必要としない、むしろ減糖主義な店主ですので、100％ストレート果汁のジュースが時々ご用意ございます。人工甘味料、合成着色料の入ったものは、基本お出ししたくありませんし、店主自身も極力避けて生活しております。
　飲み物もマニアックなセレクトですが、身体になるべく良いものを店主の独断と偏見でご提供しております。

Manikの目指すモノ

　女性の皆様の性的自己容認をそっと後押しすること、そしてより多くのセクマイさんたちが自己容認と解放する居場所をご提供することが、店主の喜びと生きがいであり、ミッションステートメントです。

まとめ

　性に関することを生業にしている分、日本の女性って本当にいろいろ大変だなぁと思う日々の中で、ご縁が有り、Manikを始めることになりました。
　過去の私が、「在るがまま」の自分をなかなか受け入れられなかったこともあり、広島の女性の皆様へありのままの貴女をすこしづつ解放する場所をご提供できたら、もっと幸せな女性が増えるのではないかな、と思っております。
　自分でも気が付かないふりしていた、ありのままの貴女に出会える場所として、Manikが束の間でもお役にたてれば幸いです。
　女性の皆様、そしてセクシャルマイノリティの皆様のご来店を心よりおまちしております。

店主　拝