お金のこと

私にとってお金は、それで風雨を凌げる空間(いわゆる「家」)を確保できることと、死なない程度の食料を得られること(できれば美味しいものがいいな)、そして人と一緒に酒が飲めること(一人じゃなくて酒場でコミュニケーションしながら飲めること)において価値があるので、色んな居酒屋でタダで飲み食いできるようになったらお金がなくてもかなり満足すると思う。

本も音楽も、居酒屋で読書や音楽好きの友人を作って貸してもらえば良い。図書館に行ったり、CDショップで視聴したり、アーティストと知り合いになってデモ音源をもらえば良い。
映画も好きで、DVDだけじゃなくて映画館で観たい作品が沢山あるから、これも映画関係者と知り合いになって試写会のチケットをもらう。もしくは映画館のスタッフと顔見知りになって映写室に通してもらってそこから見るとか。

お金がなくても趣味を諦めない方法について、パッと考えただけでこれだけ出てくるんだから、お金はやっぱり絶対的なものじゃなくて何かに取り換えられる存在なんだな。上のアイデアを見てると、共通点は行動力とコミュニケーション。つまりお金っていうのは行動とコミュニケーションの省略のために存在しているツールなのかもしれない。

周りの人からそうやって私の好きなものをタダでお裾わけして頂く代わりに、私の持つ何かをその人たちに喜んでもらえれば、お互いにWin-Winじゃないですか。なので私の何かしらのスキルを提供できるように(例えばインド関連の知識とかヒンディー語のスキルとか人のコネクションとか面白いことを言って笑ってもらうとか)、お金を稼ぐということではなくて生きていけたらなあというのが理想です。

坂口恭平の影響もあって、お金がないと生きていけないという前提をちょっと疑っているんですが、実際どうなんですかね。試してみようかなあ。

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