腰痛治療はエロいのか?
『神の手なんかじゃない』の第1話後半を公開しました。
https://www.pixiv.net/user/10727332/series/157174
pixivに公開する前にこの1話を知人に読んでもらったのですが
あるページでこんな質問をされました。
「エロいシーンとして描いたんじゃないの?」
それは第1話の見せ場でもある施術のシーン
この1話を読んで頂いた皆様はどのように見えたでしょう。
今回は『女性の患者に対してお尻に触れる施術』を対象とした時点でこのような描写になることは必然であるというのが私の結論です。
ちなみに身体を透過して見せるという演出は今後もあらゆる施術で使い回していこうと考えていますので今回に限った描写ではありません。
ではなぜ、第1話で元グラドルの女優を対象とした股関節に原因のある腰痛症状を選んだのかを説明していきましょう。
まずは物語の導入として病院で主人公が招かれる流れとして『影響力のある有名人』を起用することが決まりました。
そして、マッサージにおいて最も多く診る症例といえば、やはり腰痛と肩こりでしょう。
しかし肩こりは医療の対象として扱うには難しい。
更に「腰」は漢字で「にくづき」(身体)の「要」と書くことから、この作品の最初の疾患として最も適していると判断しました。
そして腰痛といえばやはり股関節との関わりは臨床においても密接で切り離すことが出来ません。
あくまでも真面目にお尻に触れる行為が現実にあるのです。
また、物語が進んでからこれを描くとツッコミ役が不在となってしまうことも考慮しました。
それが描写的にも面白くなりそうだったのでもはやこれ以外を選ぶ理由はないでしょう。
ちなみに、過去にマンガワン連載トーナメントにおいて今作の前身となる作品で同じような描写をしましたが「露骨なエロを狙ってるのが不快」などとコメントされてしまったことがありましたが、それこそ治療における必然性が理解されていない誤解であると言えます。
もちろん、それを伝え切れなかった私の未熟さにも責任はあります。
ただ、正直に申し上げますと、副次的な産物としてエロく見えることをまったく狙っていなかった訳ではありませんでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?