進撃の就活3〜魅力的な文章を書くには?

魅力的な文章に必要な要素は3つです。

優位性、権威性、親近感。

優位性はシンプルな表現であること。
権威性は未知なる真理を知っていること。
親近感は全ての文章に愛があること。

この3点を意識して書いたエントリーシートが以下になります。

リンクも貼りますので、ご意見・ご批判いただければ幸いです😊


福田旭_エントリーシート(hackjapanを想定)

1.自己紹介

 私の理念は「ここにいていいと思える空間をあなたと育てる」です。以下、この理念の達成のための考えをお話します。
 私は筑波大学で図書館について3年間学んできて、世の中の図書館のイメージと図書館関係者のイメージの違いに危機感と可能性を感じています。図書館が正しく認識されず、いらないと判断されることへの危機感と、図書館の持つ本質的な特性をスタートアップ企業で生かせる可能性です。


 結論から申し上げますと、「スタートアップ企業で”としょかん”を創って地球に貢献する」ことができると私は考えております。”としょかん”としたのは、これまでの図書館の固定概念を壊す必要があるという理由からです。


 大学ではこう習いました。「図書館は素晴らしい組織です。人々の生活になくてはならなものです。」
 しかし、こんな人も大勢いました。「図書館?行かない。本読まないし、スマホでよくない?そもそも図書館ってもういらなくない?」
 私はどちらの意見も分かります。人類の英知が図書館には蓄積されています。図書館は情報弱者のための最後の砦です。いらないわけがありません。一方で、いまや1人1人が図書館をポケットに入れて生活できる時代です。私の自慢の本棚もスマホに入れることができてしまうわけです。私たちはすでに図書館を持っているのです。いらないわけです。
 どちらかが間違っているのか、あるいは嘘をついているのか。違います。
 この対立の原因は、図書館の本質に実際のサービスが追いついていないことだと私は考えます。
 図書館は本を読む場所でも、本を借りる場所でも、情報を得る場所でもありません。
 ではなんなのか?
 2021年4月28日、デンマークのロスキレ中央図書館における「公共図書館が人々にもたらす影響」に関する調査では4つの側面が報告されています。安息所、様々な視点を提供する、創造性を育てる、コミュニティの形成・維持を支援する、の4つです。
 どこにも本という言葉はありません。あくまで手段に過ぎないのです。たしかにインターネットの登場以前、図書館は情報資源としての重要な役割を果たしていました。しかし、今やその役割の大半をインターネットに奪われ、多くの人に図書館は必要ないと思われてきています。それでも図書館が2500年以上も続いてきた理由は、人の本質を提供してきたからです。
 その本質とは、「安心」「学習」「改善」「記録」「つながり」という人間が大切にして、生き残るために培ってきたものです。人間は繊細な生き物です。身体的な原因ではなく、精神的な原因で自殺やうつ病が社会問題となっているのがその証拠です。よって「安心」は大切です。人間は考えることができなければ他の生物に間違いなく淘汰されます。そのため学んで、習って、改善して、記録して、生き残ってきました。よって「学習」「改善」「記録」は不可欠です。人は1人では生きられないと言い切れなくても、他者とのつながりのある人の方が幸福度が高いという研究結果があるのは事実です。よって「つながり」は必要です。これらの本質を提供する組織が”としょかん”です。
 この”としょかん”を実現し、機能させることは公共図書館では困難です。理由としては、「全ての人のため」「無料原則」「雇用待遇の劣化」「縦割り組織」「変化の遅さ」「予算の削減」という公共図書館の特徴が挙げられます。
 したがって、スタートアップ企業の技術とスピードをもって、図書館業界に先んじて課題を解決していくことができると考えます。私の理念「ここにいていいと思える空間をあなたと育てる」に沿った”としょかん”を創って地球に貢献します。


2.志望動機


 御社の持つIT技術とスタートアップ企業とのネットワーク、またその分析情報を活かした”としょかん”を創って地球に貢献したいからです。
 特に、SEVENというエンジェル投資家コミュニティとのつながりもあるため、将来性のある事業プランを主体的に実現することができることも魅力感じています。目標の実現のために自分が起業家になるという選択肢を意識し続けることが自分の成長につながり、御社の底上げも可能だと考えています。
 御社に図書館という異業種のアプローチを加えることで、これまでにない付加価値を加えることが私にできることです。

3.目的と目標


 自分理念である「ここにいていいと思える空間をあなたと育てる」を先述の”としょかん”で実現して地球に貢献することが目標です。そのために必要な知識や技術、人脈を御社での経験を通して獲得して目標達成することが目的です。

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