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大学の再受験は現実的では無い件について

 そろそろ共通試験(私の頃はセンター試験)が終わり、2次試験で受験生は悲喜こもごもな時期でしょうか…。惜しくも志望学部に受かりそうにない方達へ、私の体験談を語ろうと思います。

私は実は大学に2回入学しています。1回目の大学は医療系国家資格の学部でした。

 もう本当に嫌で嫌で…。

 入って3日くらいで違和感を感じ、2週間で辞めたくなっていました。

 それでも1ヶ月は我慢し、5月に入った最初の週、母親に相談しました(うちは母子家庭)。

 「あの〜、大学、休学したいんだけど…」

 …。ピタッ。

 母の動作が止まりました。

 母「どうして?」

 私「私ちょっとここは合わない気がして…。〇〇学部に入りたいから休学してもいい?自分のせいだし専門でもいい!」

 〇〇学部とは私が検討していたもう一つの学部でした。専門にも同じ学部があります、!ちなみに2回目はこの〇〇学部に入学しています。

 母「あなたは△学部に行くって言ったよね?大学だけは卒業して。これ以上お金が無いし、もう無理です。」

 母は大学を出ているため、自分より低い学歴は許さなかった様だ。しかし、現在この事を聞いても「そんなこと言ってない」の一点張りである。

 私は1年浪人し、私立医療系だったため

 予備校100万(+生活費)+入学金と前期の学費(120万)

 =220万を既に消費していたのである。

 母は可哀想であるが、私は本当に嫌だった。

 「もし本当に辞めたいなら、出ていってちょうだい。新しい大学のお金は一切出さない。休学したら追い出すから。」

 私は大急ぎで必要なお金を計算した。
 大学生でたまに月20万稼いでます、とか言う人がいるが、これは夜勤が出来る、まとまった休みがとれる人である。医療系学部というのはコメディカルでも週2〜3は必修がある。2年生の前期
のみ週一だった。未成年の女性は夜勤では雇って貰えることは少ない。当時のバイトの最低時給は800円台であった。〇〇学部も医療系だったから国立でぎりぎりの経済状況である。

 当時私の高校時代の成績で借りられた奨学金は月11万3000円だった。入学金と一年目の前期だけ親に負担してもらい、残りはこの奨学金と、携帯代や諸々費は自分で払う。
 だからこそ私は嫌だった。一年目の2週間で行きたくなくなる様な大学に卒業後700万に膨れ上がる借金を抱えてまで居たくなかったのだ。

 私の通える距離の国立大学で最も偏差値が低い大学は偏差値56だった。無理でした。

 今の大学を留年したら辞めさせられてしまう…

 仮面浪人と言うのがいかに現実的でないか理解して頂けただろうか。
 再受験と言うのがいかに儚い夢であるか理解して頂けただろうか。

 と言いつつ、結局私は再受験し、2回大学に通っているので、次はその方法を書きたいと思います。



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