【反省会】バ美肉おじさんが初めて動画を出した話
こんにちは!
万華鏡かのんです。
ホットケーキは気まぐれなベイブのようなもので、ちょっとTwitterをやっているとすぐ機嫌を損ねて黒焦げになってしまいますね……。
とろ火でじっくり焼き、焼きあがるたびにフライパンを濡れたタオルで冷ましつつ焼いてあげる必要があります。
ただちゃんと面倒を見てふわふわに焼いてげると、大変においしい(語彙力の喪失)!
私ははちみつとマーガリンをかけて食べるのが好きですが、世の中にはタマゴサラダを載せるご飯的な食べ方もあるらしく、今度試してみたいものですね。
さて。
私の自炊の話は置いといて、本題に入りましょう。
1.初めての動画を上げました
先日、youtubeにやっと初めての動画を上げることができました!(宣伝)
これでやっとバーチャルYoutuberを名乗ることができる……!
とはいえ、まだまだ始まったばかり。こんなものは第一歩でしかありません。
もっともっと技術を磨いて、観て楽しい、作って楽しい活動にしていきたいですね。
今回はこれについて、苦労したことや楽しいこと、得たものややっていきたいことをつらつらと書いてまいります。
笑えたり泣けたりする話ではありませんが、ちょっとだけお付き合いくださいませ。
2.挑戦、坂道の話
まずは私が今回の動画で意識的にとったアプローチについて、軽く書いていきますね。
・題材はマスに取り、自分の土俵で相撲を取る
私の専門である「シナリオの作り方」というのは、実はyoutubeでは需要がほとんどありません。
youtubeを検索すると、ちょっと驚くような数字が並んでいます。新着にしても、再生回数にしても、かなりパイが小さい。
ですので、今回は「有名な題材(コマンドー)とかけ合わせる」という戦略をとりました。
これが成功かどうかは、続けてみないとわかりません。
動画というのは、チャンネルを回遊できる環境を構築してからが本番ですしね。
もう少しやってみよう、という感じです。
・先に喋っているところを録画し、スライドは後からつける
とにかく作業を押し進めたい、という気持ちで、原稿をがーっと書き、録画→画面作り→字幕でスライド作成、と進めました(私のコンセプトは割と講座系動画のレイアウト・構成と相性がいい)。
facerig、OBS、photoshop、davinci resolve……などなど、使い方を覚えるべきツールがたくさんあったため、いち早く触りたかったのもあります。
・カット編集と効果音
テンポを高く保つため、話に効果音をつけ、息継ぎや間を編集で減らすことに努めました。
ここはyoutubeと言えばこれでしょという感じで、単純にやってみたかったのもありますね。
あとは「こうするのがマストだ」というハウツー系に、とりあえず一回従ってみようと思った次第です。
と考えてやってみたのは上記の三点。
まずは、やってみて苦労した点、単純な失敗などをまとめていきます。
いきなりしんどい話ですみません。
試みと失敗と学習はワンセットで、達成の喜びもまたコインの裏表。
頑張って上った坂の上に、見えるものもありましょう。
3.失敗、砂漠の話
・喋るための原稿が完全に始めて
私はいわゆるスピーチ原稿というやつを、書いたことがありません。
シナリオ制作やらキャラボイスやら、近いところだとボイスの台本などは少し書いたことがあったものの、
こうしてある種のハウツー的なものを発信するための原稿というのはまったくのド素人。
講座系の動画も見たことはあったものの、知っていることと作れることはまったく違います。
これでいいのかなあ……と何度か書き直しをしました(これはシナリオも同じですが)し、友達にも見てもらったりしていました。
そして撮り終わってリリースを終えた今、まだまだ詰められたなぁと反省しています。
もう少し時間をかければ、題材とタイトルにマッチした原稿として磨きをかけられた気がしますし、
小手先の話でも、もう少し口語っぽく書いたほうがyoutubeのリスナー層とはマッチしていたかも、と思ったり。
撮り直しながら「ここ、このほうがいいなあ」と調整をしまくったので、そこもちょっと反省。
・ただ喋るだけでも、意外と大変!
講壇にも舞台にも立ったことがなく、なんならスピーチそのものにロクな経験がありませんでした。
抑揚をつけすぎてもわかりにくく、つけなさ過ぎると伝わらない。
声量はコントロールしなければならないもので、そして技術がいる。
テンポも調節しなければいけないし、編集は別に噛んだ部分を何とかしてくれるわけではない。
演劇でも演説でもない、まして生放送ですらないのに、まさかこんなに難しいなんて……! 甘かった!
何度も撮り直してようやくある程度形になったものの、読み直し部分をカットしたり、噛んだ部分を切り詰めたりしていたので、ここももっと上手くなりたいなぁと思っているところですね。
・編集カロリーがやばい
上記の通り、カット編集・字幕スライド・効果音と、とにかく編集が大変でした。
完全に初めてだったので、resolveの使い方から調べて。
効果音の勘所も曖昧で、好きなyoutuberさんを見返して参考にしながら。
私の場合はボイスチェンジャーと身体の動きも同期しないことも加わり、この工程に2~30時間くらいはかかったように思います。
楽しい作業ではあったものの、やっぱり「まだ出せないのか~」という焦燥感は、ここが一番強かったです。
試みとしてやってみたスライドを編集段階の処理にしたのは、まあ失敗でした。
どんな文字を/どこに/どういう組み合わせで/どのくらいの長さ……と決めていかなければならないのですが、powerpointなどにするほうが手間が少なかったですね。
かかる時間もさることながら、resolveの字幕レイヤーがとんでもない数になり、編集画面が地獄絵図でした……。
4.得たもの、景色の話
……とまあ、想像不足ゆえの苦労や、試みに対する失敗などもあったわけですが、それだけ学びも多かったですし、半面やっていて楽しかったことも当然あるわけです。
何より、しんどいことばかりだと思いたくない……続けられない……。
・ソフトの使い方を覚えた
今回動画にあたって使用したのは、以下の4つ。
トラッキング:facerig
録画:OBS
編集:davinci resolve
サムネイル・背景画像:adobe photoshop
このどれも、動画……というか、Vtuber活動を始めてから使い方を学び始めたものです。
特に動画で絞ると、davinci resolveの使い方をがっつり勉強した形になりますね。
(といっても、カット編集やクロマキー合成、字幕づけぐらいしかやっていないのですが……)
これだけのソフトで基本的な手の動かし方がわかるようになった、というだけでも、個人的には大きな前進かなと考えています。
凝ったことをするのは後々でええんやという精神が大事!
そのほかphotoshopも、クリエイティブ系のソフトということでメチャメチャできることが多くて何していいかもわからなかったところから、
とりあえず画像と文字を当たり障りない感じで組み合わせ、一枚絵を作ることができるくらいには使い方を覚えることができたので、これについてはほめたい。自分を。
文字に光沢を入れるのが文字ツールじゃなくてレイヤースタイルってどういうことだよ!!(愚痴)
・自分が動いてしゃべるのはとても「いい」
自分の身体(アバター)が、喋って動いている! これは最高でした。まさしく私は、このためにバーチャル受肉したのです。
録画して振り返ってみると、まあなんと、可愛いキャラクターが喋っているではありませんか!(自画自賛が過ぎないか??)
確かに今回の動画では、納得のいく喋りや、編集が楽になる喋りはできていなかったのですが、聞かせるために喋る技術を模索していくのは、それはそれで楽しい経験でした。
そして大きな気づきとしてあったのが、身体の「動き」は説明において結構大切な要素であるということ。
思い返してみれば当然のことですね。
そういえば口下手な私は、アンバーチャル(いちのかアウちゃんリスペクト)で身振り手振りや表情などのノンバーバル・スキルを駆使して人に説明を試みていました。
しかし、facerigの仕様に合わせて動き、表情付けをするというのも、また独特の芝居が必要になるので、ここは覚えどころですね。
ここら辺、私は今酒ハクノさんを見て「あ、そっか!」と思ったところでした。
そりゃ3Dモデルで食べるモーションをやれば、嫌でも食べていることが伝わってきます。
遠からずfacerigはサポートが終わりanimazeに完全移行してしまうので、そのタイミングでanimazeかvtube studioに換えるかもしれませんが、まあ基礎的な部分は変わらないでしょう。
・承認!!(大事)
youtube sutdioを見るようになりました。
監視していると絶対病むな……と思いつつ、カウンターが回っているとうれしいです。
この記事を書いている現在、再生回数は70回。総再生時間は3時間くらいで、日々数回ずつ再生回数が増えており、作ったものが見られていることに喜びが感じられます。
(おいおい、維持率の話はまだ早いぜ。動画は1本しかないからな……)
また、一本目の動画と一緒に自己紹介用の固定ツイートを用意しました。
意気揚々とタグをつけまくりなところに、浮かれ具合が察せるのではないでしょうか。
しかし侮るなかれ、何もつけてない日常ツイの10倍くらいインプレッションがありました。
それが再生・チャンネル登録などにつながるかどうかはさておき、youtubeにおけるTwitterからの流入を見ると「どのくらい見られた・反応をもらったか」というのはKPIとして結構重要なように思えます(相対的にyoutubeのエンジンにはまだ最適化できていないという話でもある)。
そしてこれらのタグのどれかは、同じVtuberさんもウォッチされているらしく、フォローやいいね、ご挨拶していただく機会が増えました。これもうれしいです。
ついでに言うと、リリース前にも友人に見てもらって、感想をいただいたのですが、そこで
「見やすい」「テンポがいい」
とほめてもらっていました。(気遣い半分かもですが、それでもうれしい)
こういうところに着目した感想が早いうちからもらえる環境と友情には、感謝しかありません。
やっぱり、見てもらえるとモチベーションが保てます。
リリースは良いものにしたい一方で、見てもらえる気軽なアウトプットの機会がなければ我々は死んでしまうのです……。
5.これから、坂道も道の話
さて、こうして得たものがありつつ、私はそれでもやっていく所存です。
より良いものを、楽しく、できれば無理しないように。
そのための課題として、以下のポイントを考えています。
・作業工程をちゃんとする
今回の反省として一番すぐ改善できるのは、「スライドは用意しろ」です。
とりあえず次に試してみる工程表としては、以下の形。
1:原稿作成
↓
2:スライド作成
↓
3:収録
↓
4:編集
今回くらいの内容なら、スライドをpowerpointでやるといくらか手間が減るはずです。
文字だけで寂しいので絵を加えては? というアドバイスももらっていますし、素材集めが大変でなければやってみてもいいかもしれませんが、そこは手間との兼ね合いですね。
・エンドカードを入れる
いわゆる関連動画を載せるところですね。
あれはただ単に動画を紹介するだけじゃなく、チャンネル登録しようかな~という検討の猶予だったり、動画を見た余韻だったりを与える時間でもあるのではないかと言われまして、言われてみれば確かに! と思った次第です。
こちらはそれらしいものをひとつ作っておけば使い回しが利くので、次回から入れちゃうことにします。(出すまえに気づくべきでした)
・喋りの技術を身に着ける、喋りのための原稿を書く
よく、「音読をすると文章の読みやすさがわかる」と言います。
これはただやみくもに読むだけではだめで、ある種朗読のような抑揚・緩急をつけて読まなければいけなかったんですね……。
文筆業もそこそこ長く、これもできいてると思っていたのですが、まだまだ理解が足りませんでした。
そして、そのうえでいい喋りを身に着けたい。
右も左もわからないところですが、もっと聞ける喋りにしていかないと、そもそも企画倒れしてしまいますし。
どちらも訓練のいる話で、かつ容易ではないので、次回の実践というよりは今後の目標ですね。
プロットレベルの話でも、まだまだスピーチ原稿として改善が見込めるはずなので、そちらも頑張っていきたいところです。
・キャラクターづけ
Vtuber永遠の課題ですね。
才媛テス子さんのこちらの記事でも言われている通り、Vtuberはある種アイドル的な側面を持つ、「ヒト」を支柱とするコンテンツというイメージがあります。
(とはいえ、アンバーチャルなyouuberを例に挙げると、CABHEYさんに対するきまぐれクックさんみたいな感じで、ジャンル特化型Vtuberという存在に違和感があるとは考えていません)
とはいえ上げた例もキャラクター色が皆無というわけではなく、単一の機能だけを期待されるのも寂しい。
ちょ~~~~~~っとくらい、特定ジャンル以外の「好き」も共有して、交流できる要素があると嬉しいな、と思っています。
こちらはそういう動きのひとつ(偶然8割くらい。ご縁に恵まれました)で、共有できるジャンルを提示しておくことで、親近感を持ってもらいたいな、と思って生配信のコラボにお邪魔した次第でした。
お堅い感じの動画とか出してるけど! もっとみんなとフランクにお喋りしたいなぁと思ってますよ!
ということで、こういう感じの「好き」を出すことも、ちょいちょいやっていきたいなと思っています。
6.おわりに
ということで、最初の動画を通して私がやったこと・やってしまったこと・やっていきたいことを、長々とと書き出していきました。
PDCAサイクルのチェックの部分ですね。
私は基本、こういう振り返り行為が苦手なので、「出力先がある」ということに甘えて書かせていただきました。
(読んでくれたあなた、本当に本当に、ありがとうございます……)
1本の動画こんなに擦っていいのか?
とも思いますが、レベルが低いときは戦闘1回でもレベルアップするものですし、得た学びはセーブしておかないと抜け落ちていってしまいます。
自分に刻み付ける意味合いでも、書く必要があった……。
今後もこういう振り返りを忘れないように、動画を出していきたいな~と考えています。
noteでもお話を書きたいものの、まあ、そちらはおいおい。
今はとにかく、できることからやっていきましょう。
よろしければ今後も、お付き合いよろしくお願いよろしくお願いいたします!
もしご興味がございましたら、サポートいただけますと大変ありがたく存じます。いただきましたものは、しっかり活動へ活かしてまいりますので、ぜひご検討くださいませ。