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パンプキンシザーズ 読後レビュー

ジャンル:異世界戦争もの
評価(5段階評価):5
状態:連載(既刊23)

※以下大いにネタバレなどを含む時があります。

▽内容
中世と近代の間のような世界観。
戦車を単体の人間が倒すことを目的に作られた特殊部隊で鍛えられた男が、戦災被害から救うための部隊に入り、段々と心を取り戻していくストーリー。
▽感想
泥臭く拙い表現ながらも熱さが伝わる作品。
少尉と伍長(主人公)の各葛藤をきちんと言葉で説明しながら解決し進んでゆく流れは非常に面白い。
ただし少し青臭い面というか、なんでこんな文字だらけで解説しとんねん感はなくもない。
主人公のピュアさがあざとすぎたり、仲間が無双できるくらい優秀だったり鼻につこうと思えば続ける要素はなくもないのだが、
ただそれを踏まえたとしても作者の伝えたいメッセージは非常に熱く。作品としてもかなり面白い。
バランスが良い作品とは言い難いが、真剣に悩み、言葉の意味をしっかり考えて定義していく内容は非常に好感が持てる。
そろそろ結末を迎えそうなのでそこも含めて非常に期待。4.5という半端な評価をすべきか悩むが気持ちとしては評価は5をつけたい。
結果5をつけた。

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