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「ベルが鳴る」(1977年投稿作)

26歳社会人、サラリーマンをしながら家で描いていた24ページの投稿作で、ジャンルは怪奇マンガです。

予選も通過せず何の評価もなく、この作品を描いた「時間」はその瞬間に「無かった」ことになりました。

なぜ「怪奇マンガ」を描いたのかといえば、私は臆病なくせに「怖い話」が大好きだったからという単純な動機です。

「猿の手」という世界的に有名な小説があり、その面白さに影響されたのだと思います。
このマンガは「猿の手」と「メリーさん」を組み合わせたら面白いものができそうだという発想から生まれました。

このマンガを描いたのは昭和52年、社会人になった私は家から自立し、「風呂なし共同トイレ」という安アパートに住み出した頃です。

当時は「携帯電話」などまだ存在せず、「固定電話」も「一家族では設置」されていたが、個人では所有していないのが一般的でした。

私は個人で電話を持つことにこだわったので、安アパートにも関わらず固定電話を取り付けました。

こういった「自分の生活環境が生み出したマンガ」が「ベルが鳴る」でした。

「デビュー前の投稿マンガ」を紹介する記事ですが、このマンガに関しては「それ以外の理由」があるのです。

このマンガを描いた時に体験した「奇妙な出来事」を記事にしたいのですが、「ベルが鳴る」を読んでもらわないと、「よくある出来事」でしかないから・・・なのです。

私が生きてきて唯一体験した「奇妙な出来事」をお話しします。

まず最初に、そのマンガ「ベルが鳴る」を読んでみてください。

「ベルが鳴る」

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