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70歳マンガ描き/体験脳は考える

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70歳になって「マンガを描くって何?」とか「人生を通してマンガを描くって何?」とか、経験してきた私が感じる「マンガ道」の個人的な話をまとめた19本の記事です。
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#マンガを描くのが好きな人

第19回  いつまでマンガは描けるのか?

「いつまでマンガは描けるのか?」という問いにはいくつかの解釈の仕方があります。 ①プロと…

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第18回  ストーリーマンガは「進化した」のか「変化した」のか

昭和の時代、マンガは全てマンガ家一人で描いていました。 ストーリーを考え絵を描くのも、マ…

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第17回 「心配性は能力のひとつ」という話

私は極端な心配性でしたし、相変わらず今でも心配性です。 「そんなことが起こるはずなどない…

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第16回 「ダメという言葉」の話

「フェーマス」でのインストラクターの仕事は通信講座でした。 専門学校の講師と異なり直接に…

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第15回 「私はマンガ家に向いていたのか・・・?」の話

一生懸命努力しているマンガ家志望者の方々を見ると、「夢が実現したらいいなぁ」と思います。…

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第14回 「マンガを描く」と「マンガで稼ぐ」は別物

「マンガ家になりたいなぁ」と思ったのは小学生の頃で、そのころは単純に「マンガ家」という職…

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第13回 「つらいのはイヤだ」と言えるようになるのが年寄り

「時代」や「流行り」は間違いなくあると思うのですが、私の子供から青年期にかけて世間には「つらい目に遭うのは必要な体験」的な考え方がありました。 努力だって「つらいことに耐えてがんばる」的なニュアンスは常につきまとっていました。 原作者「梶原一騎」の「巨人の星」や「あしたのジョー」は大人気であり、スポ根ブームは世間に広まりました。 私はかなり影響を受けて、「耐えること」「努力すること」「がんばること」は「カッコいいこと」だと思い込んでいました。

第11回 「なぜ若い頃はがんばれたのか?」

私がマンガ家志望者だった若い頃、とりあえず「がんばる」事ができたように思います。 精神的…

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第9回「原因ってコレじゃないかな・・」という話

Twitterに載せたらそれなりに反応があった1Pマンガがありました。 まずそれをご覧ください↓ …

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第8回「老人は老人なのか?」という話

「老人」とか「高齢者」と言われる年になってしまったけれど、優しい言われ方だから不快にはな…

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第7回「贈る言葉」に相応しいと思えなくなった2つの言葉

私が専門学校でマンガ講師を始めて以降、卒業生に贈っていた言葉があります。 「継続は力なり…

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第6回「がんばる」ことが大事・・とは思えない

10代の頃「がんばる」ことが重要だと思っていました。 「努力する」「夢中になる」「自分を成…

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第4回「希望と結果の関係」が理解できる歳

高校生の頃、マンガ家になれても「マンガ家として仕事を続けるのは非常に困難」だという事は想…

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第3回 「子ども騙し」と「大人騙し」の話

「子ども騙し」という言い方があって、「子どものレベルに合わせてものを造る」ということでありながら「所詮は子ども向けのイイ加減な造り方」というニュアンスを持っているようです。 昔、私が子供の頃に作られた映画や小説などは「子供向け」の「子ども騙し」レベルのものであり、大人の鑑賞には耐えられないものと言われていました。 例えば「月光仮面」であったり「少年探偵団」だったりします。 当時の子供たちは夢中になりました。 私などはドップリと嵌まり込み、その世界から抜け出せずにそのまま大