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DL同人(デジ同人) 爆死しない条件8つ

こんにちは、ふみです。

DL同人販売において、これをしたら爆死可能性を低くできるんじゃなかろうか、という考察記事です。

DL同人5作目まで連続3桁販売に成功したので、爆死回避のコツ的な記事を書いても多少の説得力はあるだろうと思い書いてみた次第です。

内容はあくまで僕目線の分析及び研究の結果です。客観性のあるデータは一切無いのでそういう読み物として読んで下さい。 

この記事により同好の士に多くの爆死回避者が出ることを祈っております。

尚、あんまり変わらないと思いますが、CGでなくエロ漫画を念頭に書いてます。


●当記事の爆死の定義

ぶっちゃけどこから爆死になるかは人によると思います。

一般的には当初想定販売本数を大きく下回る場合を指すでしょうが、爆死の定義が曖昧だと記事内容が成立しないのでここでは下記のように定義しておきます。

全販売サイト合計で・・・

・初月売り上げ100本以下

若しくは

・初月利益4万円以下

大体設定価格700円で卸価格400円とすると100本売れば4万円にはなるよねというような数値です。

ということで、これを下回った場合を爆死と定義します。

では以下にて爆死回避の研究結果を述べていきたいと思います。

●大前提:デッサン崩れが無い

まず、キャラの絵をパッと見て人外になってないことが大前提になるかと思います。絵を描かない素人の人が見て「なんか変だな」と思われるレベルだとほぼ爆死します。シチュエーションやストーリーで一定の評価を得られている人は多少絵が変でも売れてる場合がありますが、爆死する可能性は非常に高いとお考え下さい。

あとはデッサン的には成立していてもやけに硬そうな操り人形みたいな体でも厳しく、骨のような硬い部分は硬く、筋肉や脂肪は柔らかく表現できている必要があると考えます。

また顔についてはどんなに上手くても80年代とか90年代ぐらいに流行った女性キャラのような絵柄だと爆死してる作品を見かけますので、最近の絵柄を取り入れた方がベターと思います。一番分かりやすい正解は、自分が売りたいジャンルの売り上げ本数順上位の作品の絵柄です。

●タイトルとパッケージで直感的に内容が想像できる

爆死してる作品でよく見るのが、タイトルとパッケージを見て直感的に内容が想像できないものです。

例えば実在しませんが「夏色」とか「夕暮れの中で」みたいなJ-POPのタイトルみたいなものでも売れてるものはありますが、ほぼ100%既に知名度を得ている大手サークルの作品だったりします。これを無名サークルがやると大体爆死します。

知名度が無い状態では「誰が何をしたか」が明確に分かるタイトルが良さげです。

パッケージについては基本的にはメインとなる女性キャラを配置し、女性キャラの表情や背景で純愛か非同意か、それ以外かなどを想像させるものがシンプルで良いと思います。

●メジャージャンルである

ビジネスでは弱者はランチェスター戦略(隙間狙い)を取るのが常套手段ですが、DL同人界隈では思いっきりメジャージャンル狙いで良いと考えます。

例えばDL同人で一番人気ジャンルの「NTR」の場合、一番売れている作品は40万本。

一方「リョナ」の場合、一番売れている作品は1万6千本です。

このデータでまず言えることは、NTR作品を好む読者が少なくとも40万人、リョナ作品は1万6千人はいるということです。

NTR作品で爆死回避の100本を売るにはNTRファンの0.025%に売れれば良いのですが、リョナ作品だとリョナファンの0.6%に売れないといけないです。

分かりやすく言えば、リョナで100本売るのはNTRで100本売ることの40倍難しいということです。リョナで100本売れる作家ならNTRで出してたら4000本売れてたかもしれません。(そう単純でないでしょうけど、近しい数字にはなるかも)

また、恐らくですがジャンル検索して買うマニアより新着からなんとなくよさげな作品を探すライト層が多く、ライト層はNTRが好きな可能性が高く、且つDL同人は一人で複数作品を買うのが当たり前の市場なので、新着で上位にさえ表示されればNTR作品が被ったとしても買われる可能性が低くはないのです。

というわけで、ジャンルについてはあえてニッチを選ばなくても良いという結論になります。

●ページ数が30ページ以上

現状だと30ページ以下の作品はあまり売れてないイメージが強いです。

一桁ページや10ページ代だと、価格を安くしたとて、ほぼ爆死してます。

現状のメジャー層だと40ページ以上が当たり前なので、それに慣れた読者からすると30ページ以下はかなり物足りない感が強いのだと思います。

それを知っている大手は弱小では太刀打ちできないレベルのページ数で勝負してることが多く(例えば500円で130ページとか)、そのせいでページ数が少ないというだけでクオリティが低いと見なされてしまう面もあるでしょう。

かといって知名度や実力が無い状態で100ページとか描くと売れなかった時のダメージがデカイし、そもそも売れない可能性が高いので、やはり30ページか40ページ程度で設定した方がベターかなと考えます。

●陰影や光沢表現ができている

これは僕の主観がかなり入る部分ではありますが、やはり爆死してる作品は陰影による立体表現や光沢によるエロさを表現できてないことが多いです。

逆に売れているトップ層は肉体がリアルでムッチムチだし艶感とかもグッチャグチャにエロく描いてます。

もちろん絵柄によってはあっさりしてても売れているものもありますが、大多数はTHEエロ漫画と言う感じのド迫力な表現をしています。

●女性の目が露出している

女性が目隠しをしていたり前髪で完全に目が隠れているキャラクターの作品(メカクレと言うらしい)をたまに見かけますが、どんなに絵が上手くても爆死しているケースが散見されます。ニーアオートマタとかゴブリンスレイヤーの剣の乙女などのいわゆる有名メカクレキャラはいますが、一次創作のメカクレキャラは厳しいイメージしかないです。

毎回数万や数千売っているサークルでもメカクレ作品だけ3桁というのもありました。

無名だったり実力の無いサークルでこれをやるとまあ爆死するかなと思います。

爆死したくなければとりあえず目が隠れているキャラは避けた方が良いと思います。

●背景が適度に書かれている

爆死している作品の共通点として、背景がほとんど書かれておらず、サンプルを見てもなんかスカスカだったりすることが多い印象があります。苦し紛れにトーンやベタを塗ってる場合もありますがそれでもスカスカ感(手抜き感)は抜けません。

基本的に捨てコマ以外は背景を全部入れるようにした方が、作品の見た目に重みとか深さが出ます。最低でも1ページに1コマ、大きいコマには必ず入れた方が良いです。

自分で描くのは大変ですが、写真や3D素材をLT変換するとかでラクもできます。

背景がないと前述した通りスカスカ感があるのと、臨場感も出ませんから、しっかり入れた方が良いです。

パース感が分からないということもあるでしょうけど、その場合は正直言うと、爆死しない技術基準に達せてないと考えます。

●サンプルで行為のシーンも載せている

エロ漫画は普通の漫画と違い、読む人は感動を得たいというよりまずは抜きたいはずです。

要するにエロ漫画は読み物というよりオナニーのための道具という側面が強いです。

皆さんが道具を買う時はスペックが気になると思います。例えば車だったら加速力はどうか、何人座れるか、荷室はどのくらい積めるか、便利なオプションはあるかなど。

これがエロ漫画では、本番はどのくらいエロいか、女の子のおっぱいは自分好みか、毛は生えているか、どんな体位でやってるか、何人とやってるか、などに言い換えられると思います。

それをサンプルに載せない人がいて、高確率で爆死してます。何人座れるか買ってみないと分からない車は売れないと思います。

売り上げ本数トップの作品を見ていくとサンプルで本番シーンを載せてない作品はほぼ無いです。というわけで本番シーンは必ずサンプルに入れましょう。


という感じでさーっと書いてみました。
また新しい発見があったら加筆したいと思います。

現場からは以上です。

以下、著者の作品販売サイトのリンクです。


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