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転職支援サービス『ラク転』(仮)漫画動画でシナリオ作ってみた

こんにちは!漫画動画チャンネルfor biz運営です!

本日は漫画動画のシナリオを実際に作っていきます。今回は、転職支援サービス『ラク転』(仮)!

この記事を読み終わる頃には漫画動画のシナリオが完成しています!これから漫画動画を作りたいと思っている会社様はぜひ参考にしてみてくださいね。

いいねが多ければ他のサービスのバージョンも作ってみたいなと思いますので、ぜひいいねいただけると嬉しいです!

それでは早速行ってみましょう!

1、ラク転とはどんなサービスなのか?

まず最初に転職支援サービス『ラク転』(仮)がどんなサービスなのかを定義していきます。

✅ラク転とは?
□業種:転職支援サービス
□誰向け:転職したい人・今の職場に満足していない人
□料金:基本無料で相談


そして次に今回の漫画動画を作る目的などを整理していきます。

□目的:サービス認知を高める
□ゴール:問い合わせ数向上
□配信先:YouTube、自社HPのトップ

要件を整理すると、今回の漫画動画のシナリオの作り方にも良い影響があるのでおすすめです。

2、感情の流れを設定する

次に感情の流れを表現していきます。ストーリーを作り出す前に感情の流れを描くのが肝です。
PR系で使う漫画動画の特徴は物語、ストーリーによって人々の心を動かし、認知形成やアクション喚起をするものです。

そして、この感情の流れの主人公は、基本的にはターゲットの人間の立場であるべきです。「どの人物の立場で物語を作るか?」によって動画を観る側の受け取り方が変わるので注意が必要です。


✅感情の流れ(一例)
①現状の課題(最悪、どうしよう)
②認知(ハラハラ、不安)
③メリットに出会う(いいな、やってみてもいいかも)
④体験(素晴らしい!頼んでよかった!)
⑤後日(ずっとパートナー!いつでも相談できる)

3、プロットを作る

次にプロット(物語の骨子)を作っていきます。
この骨組みは精度は低くて構いません。大体60〜70%くらいの完成度で大丈夫なので、ざっくり作っていきましょう。

作り終えたら全体を見直してみて、想定した通りに感情は動きそうか、ストーリーに破綻は起こらなそうかなどを確認していきます。

実際にプロットを作ってみたものはこちらです。上記で作った感情の流れを元に物語をつけていくイメージです。

▽物語の骨組み
①現状の課題

・主人公A子が働くA社は残業がとても多い。
・毎日朝から深夜まで働いている。
・A子は「仕事は楽しいし仕事仲間とも仲良いけど、これでいいのかな?」と思っている
・A子の仕事は事務系で営業のサポートがメイン

②認知
・A子はインターネットで何気なく「転職 未経験 営業」と検索してみる
・そこで『ラク転』と出会う
・気楽に転職しませんか?というキャッチコピーを見つける
・未経験でも営業とかの専門職できるのかな…と引き続き調べてみる。

③メリットに出会う
・A子は未経験でも営業職に転職できることを知る。
・ちょっと不安だけど、スキルアップ支援もついているみたいだし思い切って相談してみようかな、と思う。
・一度お問い合わせフォームから電話してみる

④体験
・とても親身になって相談してくれるアドバイザーに出会う
・話をしていると、お金や勤務時間で今よりももっといい条件で働けることを知る
・アドバイザーに励まされつつ転職のための面接を受けてみることに。
・見事内定!

⑤後日
・A子は転職先企業で新しい人生を歩み始めた。
・今までの世界の見え方と、今の世界の見え方はどこか違って見えた。

4、ストーリーを作る

上記のプロットをもとにストーリーを作り上げていきます。
プロットを元にセリフをつけていくイメージで、具体的に誰が何をどこで言っているのかを、足していきます。

▽ストーリー
①現状の課題

・A子「今日も夜中までか…」
・B子「今日の飲み会これないの?営業さんのサポート大変だね…」
・A子「うん…」
・営業サポートの事務はA子しかいない。営業のみんなは「とりあえずA子に聞こう」を口癖にしており、すぐに頼ってきてA子の時間は奪われていく
・A子「はぁ〜このままでいいのかなぁ」
・窓の外を見ながら虚な目をしているA子。仕事は楽しいけど、業務がいつもパンパンで自分の時間がまるでない。たまに外を向きたくなる。


②認知
・A子は何気なく「転職 営業 未経験」と調べてみる。
・A子「あ、今ってこんなに転職支援サービスあるんだ」
・じっくりといろんなページを見ていく。思えばしっかり検討したことは一度もなかった
・A子は気楽に転職しませんか?というキャッチコピーを見つける
・A子(だから『ラク転』なのか…)と苦笑いをする。



③メリットに出会う
・A子は未経験でも営業職に転職できることを知る。
・A子『あ!未経験でも営業職つけるんだ」
・A子『でも、結局安月給だったり、成果報酬型だったりしそうだな〜』
・A子『あれ、違うみたい。おお、平均年収よりも高くなるようなところしか取り扱ってないんだね。」
・A子「でもどうやって未経験からできるようになるんだろ…」
・A子「あ!営業スキル取得講座があるみたい。それなら安心かな」
・ちょっと不安だけど、スキルアップ支援もついているみたいだし思い切って相談してみようかな、と思う。
・一度お問い合わせフォームから電話してみる

④体験
・A子「あのー、未経験でもできる営業職を探しているんですけど」
・アドバイザー「ご連絡ありがとうございます!ナイス挑戦ですね!全力でサポートします」
・A子「(なんか熱いなこの人…)
・その後も1時間以上、お互いのことや仕事のこと、転職のことなどを色々話した。

⑤後日
・A子「私が本当に転職するなんて思ってもなかったな」
・A子は新しいオフィス内で周りを見渡しながら言った
・C子「お疲れ〜!今日終わったら飲み行く?」
・A子「もちろん〜!18時終わったらすぐね!」

終わり

5、ストーリーを作る上での注意点

制作する上での注意点は下記です。
それぞれ詳しく解説していきます。

✅注意点
・企業が推したいポイントを推さない。
・現在の世界に合わせる。
・感情の流れを作る。
・伏線→回収を入れる。
・定期的に飽きさせないための笑いネタを入れる。


5−1企業が推したいポイントを推さない


視聴者は素直で、且つメリットばかりを訴求された広告動画は見飽きています。マンガ動画の本質は、「視聴者の立場にたったストーリー展開をすることで、商品に興味を持ってもらうきっかけ作りをすること」にあります。

みなさんが商品を購入する時も、複数のメリットが全ていいと思ったからではなくて、些細な部分が他の商品よりも良かったから、ということがあるのではないでしょうか。

マンガ動画のストーリーの中でも、冒頭で指し示す課題を解決するメリットのみに絞って伝えます。かつ主人公の目線に立って、疑問に思いそうなことをマンガ動画内でも表現するなどして、徹底的に視聴者の目線で話を進めていきます。

5−2現在の世界に合わせる


今回のような企業が制作するマンガ動画は、作品というよりPR、販促のためのものが多いです。そのため、内容にファンタジー感を感じると、商品理解を妨害してしまう可能性があるので、現実世界にありそうなシチュエーションにとどめることが重要です。

例えば、急にゾンビや宇宙人などが登場して、、、などのストーリーは基本的には採用しないようにしましょう。そもそも物語を作り切るのも難しいですし、カジュアルすぎる印象を顧客に与えてしまう可能性もあります。

5−3感情の流れを作る


こちらもPR系のマンガ動画ならではなのですが、感情の流れを作るべきと考えています。そして、その感情の流れは平凡に進むのではなく、マイナス→プラスを交互に行き来したり、プラス→マイナスを交互に行き来したりする方が良いです。

漫画の良いところは表現が無限大にできることなので、大袈裟に表情を誇張もできます。

B2B商材は、課題があるお客様に対して解決策としてサービスを提供し、理想の状態になってもらうものだと思います。

課題がある状態の時は思いきりマイナスに、理想の状態になったときはしっかりプラスになるように感情の流れを作りましょう。

5−4伏線→回収を入れる


先程のストーリー内で冒頭と最後に飲み会に行くやりとりを入れたのをお気づきでしょうか?

こういった伏線→回収の流れを入れると、物語の深みが増して見終わった後の満足度を高めることができます。

ただ、大体PR漫画動画は2〜4分ほどの内容なので、入れても1〜2つほどに留めておくと良いでしょう。

5−5定期的に飽きさせないための笑いネタを入れる。


ラク転の由来に気づいた方はいらっしゃいますか?
面白い!とまではいかないまでも、こういったクスっとなるネタは少しだけ挟んでおくと、動画を観る人を飽きさせない材料になるのでおすすめです。

また、動画をみている人に商品を売っているのではなく、自分ごと化できるきっかけを与える動画にしているので、お笑いネタなども入れて楽しみながら商品を認知してもらいましょう。

6、まとめ

いかがでしたでしょうか?
企業側からすると、しっかりと訴求ポイントをたくさん推していきたいとは思いますが、漫画動画の場合は、それをやってしまうとせっかくのストーリーが台無しになります。漫画動画は感情を動かし、美しく商品を訴求できる力があるのに雑に情報を伝える形となってしまいます。

漫画動画は本当に今までとは全く異なる訴求方法で、カジュアルにユーザー目線のコンテンツが作れる最強のツールです。

潜在ユーザーに楽しんでもらうことを目的に、たくさんのケーススタディに応じて漫画動画を連載していくのも面白そうですよね。

これからもどんどん活用事例が広がっていく予感の漫画動画、貴社もぜひ検討してみてくださいね。

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