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ワンピース、ハンターハンター、チェンソーマンが”最高”なワケ

好きな漫画はワンピース、ハンターハンター、チェンソーマン

色々な漫画について考えていることはあるものの、やはり長い間考えたり、調べたりするのはこの3作。

  • 尾田栄一郎著『ONE PIECE』(集英社)

  • 冨樫義博著『HUNTER×HUNTER』(集英社)

  • 藤本タツキ著『チェンソーマン』(集英社)

一番の理由は「すっごく面白いから」ですが、よく考えてみると個人的な思い出が影響している。

ワンピース初版1巻を本屋で見つけた思い出は宝物

ワンピースが好きになったきっかけは近所の本屋でたまたま見つけたから。
「楽しそうな漫画が読みたいな」と思っていたところ、ワンピース1巻を見つけて”ジャケ買い”。
読んでみたら想像以上に面白くて「買ってよかった!」と思ったし、すすめた人全員が面白いと言っていた。宝物のような思い出だ。
また、それまで月刊誌の単行本ばかり読んでいた私にとって、単行本がハイペースで刊行されるワンピースは嬉しく、同時にどこまでも面白く、人気が増していく様はすごいと思っていた。
おまけページも充実しているし、作者コメントも素晴らしい。
特に好きなのは↓

丸一年休みが
あったら
やりたい事がある。
いろんな絵の描き方や
画材を極めるのだ。
そしたらもっと
絵が楽しくなるだろう。
地球は狭いなんて
誰が言ったんだろう。

尾田栄一郎著『ONE PIECE』3巻カバー裏著者コメントより引用

私は漫画のおまけスペース、おまけページも読むタイプの読者だったので、他の漫画家さんがよく「休みがほしい」「何もいらないから眠りたい」といったコメントをしているのをそこで知っていた。
だから「漫画家=休みたいと思っている」という認識だったので、尾田先生のコメントは驚いた。驚いたしもっと大好きになった。

ハンターハンターは団長でハマった

冨樫先生の漫画は小学生のころから読んでいたけれどすごく難しかった。
当時は「年齢的にまだ合ってないのかな」と思っていたけれど、今考えればそこは関係なかったかもしれない。
ただよく分からないところがあっても「すごく面白い」と思っていたし、できれば読みつづけたいと思っていた。
それが”ドハマリ”に変わったのは幻影旅団の団長「クロロ・ルシルフル」が大暴れした11巻。

ハンターハンター11巻を読んだときの私


前髪を下したときの見た目や口調の変化のギャップ、強さなどが色々と刺さった。そこからは模写したり、アニメも追ったり、先を考えるように…。

あと『セーラームーン』の著者である武内直子先生と結婚したのも大好きに関係しているかもしれない。武内先生の作品は『セーラームーン』や『Theチェリー・プロジェクト』が好きで、おまけページから察せられる武内先生の良いところのお嬢様感も好きだった。
そんな二人が結婚、これは相乗効果で作品にも良いことが起こるに違いないと思った。
相乗効果が起こったかどうかは分からないけれどやはりハンターハンターは最高だ。
やはり作品を読んでその天才具合を知ってほしい。
本人執筆の同人誌まで含めて冨樫作品を紹介中!

チェンソーマンはグロいけどおさげが最高

チェンソーマンは途中から読み始めた。
最初に読んだのは謎の宇宙飛行士が真っ二つになるという話で、「こんな脈絡もなく人体をバラすなんてどういうことだ」と正直思った。
でも「私が分かっていないだけだろう」と思い直して1話から読むことにしたら何もかもマキマさんで許せた。マキマさんの魅力はまさに悪魔的。
あとデンジが手探りで幸せになろうとする様も好きで、米津玄師のインタビューを読んだらそこを考えて作詞したことも分かって何だか嬉しかった。

米津:デンジってめちゃくちゃ恵まれない環境で生まれてきて、ああいうとんでもなく不幸な状況では、人間って具体性を失っていくと思うんですよ。「とにかく幸せになりたい」っていう。「じゃあ幸せになるためにはどうしたらいいか」というところにまで考えが及ばない。だから“ハッピー”とか“ラッキー”みたいな、ある種の平坦な言葉、わかりやすい言葉で構築していく必要があるなと思いましたね。

<インタビュー>米津玄師が語る「KICK BACK」制作時の“直感”——『チェンソーマン』と結びついた「ドラムンベース」「モーニング娘。」「常田大希」より引用

”自分が好きなものを好きな人”に好感を持てる場合と持てない場合があるけれどチェンソーマンは後者。もし漫画に入れるならダンボールチェンソーを持ってみんなで「チェンソー!チェンソー!」とやりたい。

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