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未来想像インタビュー

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「テクノロジーで世界を変える」スタートアップ企業や、新たな挑戦をする既存の企業を取材し、その世界観や想いをマンガで伝えます。
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#取材

【VAAKEYE】映像解析AIで未来予知!?豊かで犯罪のない社会が実現して、人々の価値観も変革される!【後編】

『VAAKEYE』などの映像解析を活用したテクノロジーは、犯罪という社会課題を一掃しうる。 だが犯罪が抑えられたとしても、全てが解決するわけではない。 たとえば工場では、事故などの労働災害が起きることもあるだろう。 コロナなどの感染症も、人々に恐怖を感じさせる要因だ。 映像解析は、そういった社会課題にも対応できる! 前編に引き続き、田中遼さんに話を伺っていこう。 ■労働災害も感染病も予兆を検知!人々を脅かす要因は見逃さない! 「人の行動を検知するのがVAAKEYE

【VAAKEYE】『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界観が現実に!犯罪を未然に防ぐ映像解析AI!【前編】

現代においても防犯は大きな課題となっている。 『万引き倒産』という言葉も存在するほど、スーパーやコンビニでは万引きの被害が深刻だ。 子供の登下校でも、誘拐などの犯罪の恐れがある。 送り迎えや有志による見守り活動を行うのも、保護者には負担だろう。 最新の技術を使って、防犯の問題を解決できないのか? その回答の一つが、行動・異常検知AI『VAAKEYE(バークアイ)』だ! 『VAAKEYE』の開発会社である、株式会社VAAKの代表取締役・田中遼さんに話を伺った。 ■犯

【SkyDrive】空飛ぶクルマが目指す未来~100年に一度のモビリティ革命実現に向けて~【後編】

前編では、株式会社SkyDriveが開発している『空飛ぶクルマ』の特長や開発の歴史について説明した。 とはいえ、まだ夢物語の感覚があるかもしれない。 だがその夢の実現は意外に近い。すでに行政まで動き出している。 大阪府の吉村洋文知事が2020年の11月に、「空の移動革命社会実装大阪ラウンドテーブル」を設立した。2025年開催の「大阪・関西万博」で『空飛ぶクルマ』を飛ばす計画だ。もちろんこの計画には、SkyDriveも参画している。 『空飛ぶクルマ』はいつ、どのように

【SkyDrive】空飛ぶクルマが常識を覆す~誰もが自由に空を走る未来~【前編】

『空飛ぶクルマ』と聞いてあなたはどのような物をイメージするだろうか?   ドラえもんや鉄腕アトム、スターウォーズなど、多くの人は映画やアニメのSF作品を思い浮かべるかもしれない。つまり夢の世界ということである。 そんなSF世界の産物を、今まさに実現しようとしている人がいる。 その人こそ、今回取材させていただいた株式会社SkyDrive代表の福澤知浩さんだ。 SkyDriveは日本初の『空飛ぶクルマ』を開発している会社であり、2023年度の実用化を目標としている。202

【ALE】地球と宇宙の未来を照らす人工流れ星~気候変動メカニズムの解明から宇宙文化圏まで~【後編】

宇宙スタートアップ企業「ALE」は壮大なミッションに掲げ、人工流れ星を足がかりに異常気象のメカニズム解明や対策への貢献など、幅広い分野での事業展開を模索しています。 後編では代表の岡島さんが思い描く、人工流れ星を実現させたその先の未来に迫ります。 ■エンタメだけじゃない人工流れ星の可能性 井上 ALEが掲げている「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」というミッションには、流れ星というキーワードは入っていないんですね。 岡島 そうなんです。ALEは、 「科学の発展

【ALE】人工流れ星が私たちの未来を照らす~科学と社会をつなぐ世界初の宇宙エンターテインメント~【前編】

遠距離恋愛の恋人同士を人工流れ星がつなぐ物語、エモすぎる……! でも天然の流れ星はいつどこで見えるのかはっきりしないうえに、実際に輝いて見えるのは1秒足らず。「消えるまでに願い事を3回唱えると叶う」という伝説もありますが、そんなの到底できなそう…。 「それならいっそ流れ星を自分たちで作ってしまおう」という型破りな挑戦をしているのが、今回お話を聞いた株式会社ALE代表の岡島礼奈さんです。ALEの開発する人工流れ星とは、いったいどのようなものなのでしょうか? 株式会社A

【けんすう/アル】日本のマンガがNo.1であり続けるために!鍵は『楽しみ方の多様化』と『ワイヤレスイヤホン』!?【前編】

マンガ大国である日本では、子供たちはマンガと共に育ってきた。 だが昨今では、マンガ雑誌の部数減少・休刊などが続いている。 一方で海外だと、電子コミックを中心に売上を急速に伸ばす中国のような国もある。 それでもマンガは、日本がナンバーワンであり続けて欲しい! マンガ原作者である筆者としては、強くそう願う。 現在のマンガ業界はどんな状況で、今後どうするべきか? 実業家・インフルエンサーで、マンガサービス『アル』の代表者でもあるけんすうさんに話を伺ってみると……。 日本

【人機一体】失われた未来を取り戻せ!~巨大ロボットが世界を救う~【後編】

人型重機が普及すれば、肉体の差による不平等は解消される。 筆者のように運動が苦手な人間でも、人型重機を使えばヒーローみたいに人助けができるかもしれない。想像するだけでワクワクする未来である! だが今のロボット業界は、工場で用いられるアーム型などの位置制御ロボットが主流だ。そんな世の中で、全く別系統の力制御ロボットを社会実装するのは容易ではないだろう。 そもそもなぜ金岡博士は、このような困難な挑戦をしようと考えたのか? ■悲劇を繰り返さないための力制御ロボット かつ

【人機一体】巨大ロボットが常識を覆す‼~人型重機で変わる未来社会~【前編】

巨大ロボットが登場する作品は昔から人々の心を熱くさせてきた。 巨大ロボットが活躍する未来を見てみたい! いつか自分も巨大ロボットを操縦してみたい!! 子供時代にそう夢見た人も多いはず。 筆者も同じ憧れを抱きロボット対戦ゲームをやり込んできた過去がある。 だが2020年現在、巨大ロボットはまだ社会に普及していない。 私たちが抱いてきた熱い夢はアニメの中だけの幻想なのだろうか・・・? 否! 巨大ロボットの社会実装に向けて奮闘している人は確かに存在する! 人とロボット

自然の力で文明はさらに進化する!都市に海をつくる「イノカ」の挑戦【後編】

アクアリウムをつくる「アクアリスト」の知見と、高度なテクノロジーを融合して限りなく自然の海に近い環境をつくり出す技術をもつ、株式会社イノカ。 従来のような観賞用としてだけのアクアリウムのみでなく、自然な海が身近に存在することで、わたしたちの暮らしにもさまざまな恩恵があるということですが、一体どんな「イイコト」があるのでしょうか? ■テクノロジーの力で海の生き物をより強く、元気にしたい 高倉さんが代表を務めるイノカの「人工生態系」技術は、さまざまな海の環境を水槽の中で再

未来の海を救う人工生態系「イノカの方舟(はこぶね)」とは【前編】

地球の大半を占める“海”。 私たち人類だけでなく、全ての生き物は海から生まれ、枝分かれしながら進化してきたといわれています。 この美しい海が失われつつある。 そんな話を聞いても「もう聞き飽きたよ」なんて人も多いのかもしれません。 海洋ゴミの削減や水質改善など、さまざまな角度から海の環境保全に取り組んでいる人や企業は少なくありませんが、今回お話を聞いた高倉葉太さんが代表を務める「株式会社イノカ」は、サンゴ礁を再現しようとしている…のだとか…。 それって何の意味があるの

【IntegriCulture】細胞培養でアイドル牛爆誕⁉誰もがオリジナル肉をデザインする時代へ【後編】

前編ではインテグリカルチャーが生み出した「純肉」と、低コストでの細胞培養を可能にした「CulNet™ System」について紹介しました。培養肉が一般に浸透した未来では、私たちの食卓はどうなっているのでしょうか? ■畜産農家のシゴトはどうなるの? お話を聞いていてひとつ気になったんです。 それを羽生社長にぶつけてみました。 培養肉とリアル肉で食肉市場のシェアを仲良く分け合えるならいいですが、安くておいしいなら培養肉がどんどんシェアを奪ってしまうのでは? 「畜産農家の人

【IntegriCulture】サヨナラ食糧危機!細胞培養肉がつくる未来の食卓【前編】

※上のお店はまだ存在しません。開店までもう少々お待ちください。 それはさておき、世界が直面する食糧危機。 食用動物の需要はどんどん増え、飼育する土地が足りない・餌となる食糧が足りない…といった問題が噴出しています。 牛や豚、鶏、羊など、グルメな人類がどんどん開拓してきた「食用肉」の歴史ですが、人口の増加によって畜産業は大きな危機にさらされています。 そんな危機に大きな希望をもたらすのが、細胞を培養してつくる人工肉。 国内で研究開発を行うインテグリカルチャー株式会社の

地球の未来を救う!?~食と農の民主化から野菜栽培プラットフォーム構築へ~【後編】

前編では、プランティオの取り組みや芹澤さんの想いについて紹介した。 都市型農園スタートアップのプランティオは、ベランダやビルの屋上で 使えるIoTプランター・IoTファームを開発。 野菜をみんなで育て、みんなで分け合う「共給共足」のコミュニティが 誕生し、農業をみんなで楽しむ都市型エンターテインメントに進化させた。 後編では、芹澤さんが描く壮大なビジョン、すなわち、 「食と農を民主化する」 「全ての野菜栽培データを蓄積したAIプラットフォームを構築する」 について、取材した