マナと魔法の関係についての話。

どうも、バーチャル魔法生物のマネミックです!
今回はコチラの世界の魔法という概念についてお話します。

まず、コチラの世界にはマナという(呼び方は色々あるんですけど僕はマナと呼んでます)エネルギーがあります。
基本的に生物は自らの生命力によって生み出されるマナと世界に満ちているマナを呼吸の様に循環させながら生きているわけなんですけど。
このマナを吐き出す際に指向性を持たせ自らの望む現象を引き起こす、というのが魔法の源流になります。
一般的に魔法と言いますとマジックユーザーが使うフャイアボール等の投射系の魔法を思い浮かべる方が多いと思いますが、僧侶職の使用する補助魔法や回復魔法などもれっきとした魔法ですし、戦士職が使用する肉体強化等も厳密に言えば魔法の一種になります。マナを使用して何かしらの効果が発揮されれば全て魔法、という考え方ですね。
ただし世間的に魔法が使えるといった場合はやはり、マジックユーザーや僧侶的な魔法を指す事がほとんどです。

マナ①

世界には無尽蔵にマナがあるわけですがその全てを自由に使用できる訳ではありません。
魔法を使用するためにはマナを吐き出し、指向性を与えなくてはならないのです。
『海には無限に水があるが、活用するためには自前の器で汲まなくてはならない』というイメージです。
この器というのが肉体であり、種族や個人差があり、優秀な魔法使い程、一度に使用できるマナの量が多かったり回復の速度が速かったりもします。

マナ②

さて、ここまでお話した魔法は人類の魔法です。
人間とエルフでは魔法に対する適正が大きく違いますが、より強大な力を持つ存在の前ではその差は誤差のようなものです。
龍や魔女等の力ある生物についてお話しましょう。
人類と力ある生物を分ける最も大きなもの、それはマナの製造量です。
個体差はあるものの、力ある生物が生成するマナの量は人類種のそれと比べ物になりません。莫大なマナを保有する生物が吐き出すマナは同じく莫大なものになります。
少し余談ですが、人間のマジックユーザーには「土着のマジックユーザーは魔法の通りが良い」という認識があります。これは土着の人物は常にその土地のマナを循環させているので他所から来た者に比べマナが馴染んでおりスムーズに魔法を行使できるという意味です。
力ある生物は反対に、その生物が吐き出すマナによって土地のマナを塗り替えます。奉龍教の赤の龍の神殿が火山にある事は知られていますが、あれは火山に神殿を建てたのではなく、赤の龍が住み着いた結果火山となった山に神殿を建てているのです。

マナ③

ここまで生命は体内のマナを利用して魔法を行使する、とお伝えしましたが実はいくつか例外があります。
今回はそんな例外の内の一つ、精霊魔法についてもお話しましょう。
精霊とはマナと生物の中間…よりも3歩くらいマナ寄りの存在です。
生命というより意思を持ったマナと呼ぶのが相応しい精霊は世界に存在するマナの操作に非常に長けています。
しかし、その姿や声は常人には観ることが出来ません。特別な素養のある一握りの人物だけがその存在を朧げに認識する事ができる、といった程度のものです。
そんな精霊に働きかけ、「お願い」をしてマナに指向性を与えてもらうのが精霊魔法です。あくまでも指向性を与えるのは精霊であるため、その効果が望んだ通りに発揮されるかどうかは分かりません。使用者が消費するマナは精霊に「お願い」するだけのごく少量に納まりますが、結果が不安定なため好んで使用する冒険者は多くないようです。

無題

と、そんな訳でざっくりとしたマナと魔法の関係についてのお話でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?