水無月 愛を詠む 2015

#俳句
#恋愛

6.23
月見れば想ひ溢るる心地して

月は知る秘めたる想ひいつまでも

夢に見たものは今でも夢のまま

傷ついたこころ抱いて眠ろうか

戻れない懐かしき頃切なくて

知っていた永遠などはないことを

朝焼けを二人で見たい儚くて

掴めそう思うことなど幻か

遠ざかる距離を見つめる夏の夜