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Value浸透への道のり ~Best manebist誕生秘話~

こんにちは!manebi 採用PRのセオです。

今回は、前回の記事「社員によるカルチャー発見プロジェクト『MCP』とは?」に引き続き、企業カルチャーやValue浸透に向けて有志社員が行った、具体的な施策の舞台裏をまとめてみようと思います。

▼前回の記事もご参考くださいませ


▼目次
組織の横串で動く × カルチャープロジェクトの壁
施策案と年間スケジュール
Best manebist


組織の横串で動く × カルチャープロジェクトの壁

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前回の記事で書かせていただいた通り、manebiのカルチャープロジェクトは有志の社員で成り立っています。
公募制で当時の全部署の社員が集まった為、必然的に「組織の横串で動き」、「カルチャーという曖昧さを扱う」、「有志のプロジェクト」という前例のないプロジェクトが発足したのです。

最初、全然うまくいかなかったです笑。

3つの理由:
1. プロジェクト自体が何をするのかが曖昧
2. 今まで横串、かつ有志のプロジェクトはなく誰もが未経験
3. バラエティ豊かなメンバーの認識を合わせて進める難易度の高さ

1. プロジェクト自体が何をするのかが曖昧

「カルチャーって何?」「Valueとカルチャーってどういう関係性?」という疑問からスタートしました。誰も正解がわからない中で、「正解がわからないことをやる意味」や「本能的に感じるmanebiのカルチャーの大事さ」の狭間で揺れている状態でした。

何度か議論を重ねていくうちに、
■「manebiの『カルチャー』は『既にあるもの』と捉え、それを再認識する施策を考えること」
■「『Valueの浸透』により行動となって『Valueの体現』ができ、それがカルチャーに繋がっていくこと」
と言う定義に辿りつきました。

型にはまらないMCP


2. 今まで横串、かつ有志のプロジェクトはなく誰もが未経験

業務として部署が行った場合、強制力が発生し、成果を求めます。また、すぐに成果が見込めないものは廃止する、というスピーディな選択も必要になります。縛りがある分、判断も明確です。

それが有志となることで強制力はなくなり、「manebiを良くしていきたい」という想いを実現するための選択肢が無限に広がることになります。

(逆に捉えると、成果がはっきりと見込めないことも実験しやすく、成果が目に見えるまで時間がかかるが重要なこと、つまり第二象限を継続しやすい、ともいえます。)

また、全部署のメンバーがいることで業務への相互理解や、メイン業務への負荷をできる限り軽減しながら実施することも大切になります。

この活動は、業務を優先しながらも1つずつの施策を行い、すぐに成果を求めて判断するのではなく、意義あるものを継続していくこととなりました。


3. バラエティ豊かなメンバーの認識を合わせて進める難易度の高さ

実は最初、「1人1つのプロジェクトを持ってスピーディに成果を出していく」という方法を取ろうとしていました笑。プロジェクトの方針や報連相を行う場所としてMCPが存在するという考えです。

これは上記2つの理由から、スタートの仕方としては失敗でした笑。
「速さ」よりも全員の認識を合わせながら進めることを重視し、まずは「Value浸透」の施策を1つ実施することとなりました。

▼どうまとまったかのまとめ
「業務外」という位置付け
「成果を求める」という概念からの開放
「速さ」よりも「チーム一丸」からのスタート
「チーム分け」「個人に紐づくプロジェクト」の廃止

施策案と年間スケジュール

11個の施策案が出た中でも、「Valueの浸透」を1年をかけて行っていくこととしました。以下が2020年末に想定した年間スケジュール(ロードマップ)です。

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Best manebist

最初に行った施策は「Best manebist」というものです。

Best manebistとは?

最もValueを体現した人を1人、MCPで抽出し表彰する活動です。

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目的を「Valueの浸透」とし、期待する効果を「他者からの承認機会を創出することで、基準の理解を促進。ものさしをみんなで共有する。」としました。

bestmanebist-期待する効果

選出基準は、Valueに紐づく「行動の5段階基準」を設け、全社員の行動を各チームのMCPメンバーが書き出します。
その基準と具体的行動をMCPメンバーで確認し、最もポイントの高かった社員一人を選出させていただくという方法です。

「体現方法のものさしを共有すること」を期待しているので、ものさしの軸がブレていないかも相互に確認しつつ行います。

お察しの通り、時間のかかる作業です笑。第一回を経て、「毎月」ではなく「Q毎(年4回)」の選出へと変更することとしました。

この活動の副産物として、「この社員がこんなことをしていたんだ!」という、普段あまり関わりのない社員の素晴らしい行動を知ることのできる、嬉しい発見の場ともなったことが挙げられます。

第一回Best manebist

上記のような過程を経て、第一回Best manebistが2021年2月に発表されました。

第一回bestmanebist-Value

第一回のBest manebistのValueは「心は一つ」の中の「チーム一丸」でした。第一回Best manebistは経営企画部の森原さんです!働くママとして記事にもさせていただいたキャリアウーマン。

第一回bestmanebist-森原さん

表彰時に共有された「具体的な行動」の詳細は述べませんが、特に素晴らしかった点がValue詳細にある「双方の徹底的共感と圧倒的リスペクト、そして相互作用の最大化に欠かせない圧倒的仕事力」と「相互作用の最大化、自己研鑽力」でした。

Best manebistからひとこと:
「通常なら嫌われるような業務であると自覚していますが、manebiではそれを評価してもらえる会社ということが嬉しい、ありがたいことです。」

「通常なら嫌われる業務」というのが一般的な認識のようですが、その認識に馴染みのないmanebiの社員は驚いた方も少なくなかったのではないでしょうか。このような感想もmanebiの特徴を再認識できる機会となっています。

第二回Best manebist

第二回bestmanebist-value

第二回は「さぁ実験しよう」の「スピードスター」として選出させていただきました。
次は第三回、第四回、とValueに紐づいたBest manebistが選出されていく予定です。

MCPのメンバーの皆さま、業務の合間を縫っての選出をありがとうございました!
そして日々業務に邁進している全てのmanebi社員が「自分らしく輝く」ことを目指して、今後も少しずつ活動していければと思います。

▼「社員によるカルチャー発見プロジェクト「MCP」とは?」はこちらからご覧いただけます。


以上、「Value浸透への道のり ~Best manebist誕生秘話~」でした。

どの企業さまも「カルチャー」や「Value浸透」には悪戦苦闘をされていることと思います。manebiでの活動の一部が皆さんのお役に立てますと幸いです。

Best manebistについては、引き続き皆さんに共有させていただきますので、見守っていただけると嬉しいです!

では!

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