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読書とメモについて。

こんばんは。眠る気力がなく、メモ帳を見返していたら、好きな作家(?)の好きな作家(?)についてのメモが出てきて、読み返したら、まあこれがハマってしまい、あいかわらず眠れなくなっている。

私のなかで、この4年間、いちばん考えたことがあるのだけれど。それについて、彼は記していた。しかも、私とおんなじで、尊敬するひとの立場を聞いて、そのひとの立場が正しいと思うようになったらしい。

私も、いつしかそうなったのだなと、思った。

やっぱりどうしても、ひとりでぐるぐる考えていると、思想が偏ってしまう。これじゃなきゃダメだ、こうなんだ、って、自分のなかで決めつけていた部分が、あった。でも他人と会話して、そうじゃないって、そうじゃないことが正しいのかもしれないって、考えられるようになった。

彼はその正しさのおかげで、生きようと思ったらしかった。私もそうだった。だれかの言葉で、正しさで、生きようと思って、今がある。自分にとって大事な瞬間を、何十年も前を生きたひとの手紙を読んで思い出した。

たぶんひとって、ちょっとしたきっかけで、生きようとも死のうとも思える生き物だ。ほんとうに些細なことで、傷つくし、救われる。

時代が違っても、おんなじことで悩んで、もがいて、周囲の大切なひとの言葉に救われてって、ほんとうにおんなじことをしていたひとがいるのだなと、改めて知る。そのことがすごく嬉しかった。

同時に、私はそのことから、最近遠ざかっていたことに気がつく。たぶん、作品に昇華したからなのだけれど、だいぶ自分のなかの問いと距離ができた。新しいことに目を向けられるようになった。それは、すごく、良いことだ。

なんてことを考えては、また眠れないのだった。

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