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あいうえお作文(は行)

59日目:はひふへほ

:早く大人になりたいと願っていた自分がいた

:一人で生きていけるような強さを手に入れられると思っていた

:振り返ってみれば、支えられ助けられながら生きてばかりの人生だ

:変だと思うが、大人になればなるほど一人では生きていけなくなる

:本当の強さが繋がりを持てることだと知ったのは人生の折り返し地点だ

※子どもの頃は早く大人になって、何もかもを自分で決めて生きたかった
 そうすれば、もっと上手く生きて、自由に遊べて、お金稼いで、
 人生を謳歌できると本気で思っていた。
 でも実際は、生きていくことで精一杯になって自由だ夢だと言う間もなく
 一日一日が過ぎていくことになり人生半分が終わってしまった。
 そこまで行き詰いて、学べたことは2つある。
 ひとつは自由に生きるというのは実際カンタンだけど、その代償として
 負うべきリスク(責任)も多大だということ。誰も守ってくれないって事
 ふたつ目は、一人で生きるということは不可能だということ。
 どんな人間でも誰かしらの助け、もしくは支えもあり
 また誰かの行いの上で成り立っている。
 知らないうちに誰かのレールと重なり合って生きている。
 例えばコンビニで物を買うときにレジ店員がいるように
 例えばネットに繋がる際にはネットを運営する会社があるように
 例えば外食をするときに店員がいるように。
 だから、決して大人になることが一人で生きていく証明とはならない。
 むしろ支えられたり誰かに関わりながら生きることの方が多くなる。
 だからこそ、関わる人との関係に責任などが付きまとう。
 『持ちつ持たれつ』
 人生は確かに生き辛く、悩ましいけれど
 それと同じくらい楽しさと感動に満ち満ちている。
 だから今日も誰かと繋がり、誰かと話し、誰かと関わろう。
 それこそが強さで、弱さで、支えで、欠点だとしても。
 その繋がりが将来、折れない柱となるように。

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