初学者向けMtG総合ルール案内 その1
ルールの底からこんにちは。ルールグルVtuberの重箱まんじゅです。
MtGの総合ルール、難しいですよね。頭から読むのはとっても大変です。世の中には通読する人も居るそうですが、わたしはもっぱら辞書的に使っています。
そんな総合ルールを身につけるにはどうするか。前回の記事では演繹型・帰納型のふたつの学習法を提示しましたが、共通するのは「最初から全て理解しているわけではない」ことです。当然ですね。
何事も順序というものがあります。わたしのようなルールグルにも、全くMtGのルールを知らない時代が当然あります。まっさらな状態からどのようにしてルールを獲得していったのか、このシリーズではそのお話をしていこうと思います。
※この記事シリーズでは直接ルールの解説はしません。動画や配信で別途説明する予定ですので、お楽しみに。
総合ルールを学ぶために通る道
冒頭で述べたとおり、総合ルールはとても難しいです。通読するのはかなりの難関ですし、それで身につくかどうかも人によりけりです。
演繹型帰納型のどちらも、まずは《灰色熊》に《ショック》を唱えたのに対応して《巨大化》を唱えたらどうなるか、といった事例ベースのルールに触れる(≠学び始める)はずです。そこからどう学習法を展開していくかは人それぞれだと思いますが、まず実カードの挙動に触れることからルールを獲得する道が始まります。
「このカードとこのカードがあるとこうなるんだよ」をまずは知ることです。それが何故なのかを説明できるようになるのが、次に目指す段階です。総合ルールを学ぶ上では、まずは挙動を知ること、次はその挙動を説明できるようになること、そして挙動の底文を引き出せること、といった段階を順に踏んでいきます。
初学者が目指す段階
さて、最初の段階である「挙動を知ること」で出来ることはあまりありません。ひたすら色々なものに触れるしかありませんので、強いて言えば「たくさんのものに興味を持って触れる」ことが、ルールグルになる第一歩だと思います。まっさらな状態から、色々なことに興味を持ったおかげで今のわたしがいます。
次の段階である「挙動を説明できるようになること」ですが、ここで躓くひとを多々見かけます。ある程度込み入った挙動になると、複雑なルールの相互作用を(底文を引く力とはまた別に)理解するための力が必要になります。
とは言っても、その力というのはとても大きいものではないとわたしは思っています。コツをつかめば理解できる人も少なくないでしょう。
ですから、初学者の段階では、まずそのコツをつかむための素養を作るべく、MtGの基本になることを説明できるようになりましょう。
最初に学ぶこと―スタックと優先権
スタックそして優先権の理解はMtGの根幹にあたります。スタックがどのようなものなのか、スタックに関するルールがどう機能しているのか、といったことを学び、説明できるようになることで、ルールを学ぶ素養が育まれます。
(この段階で学ぶべきことは、優先権がどうやり取りされるか、スタックが先入れ後出しであること、1つずつオブジェクトが処理されること…程度です。より厳密なケースはまだ説明できなくて構いません。)
次に学ぶこと…は色々
次に学ぶことですが…今回はその1ということでここまでにしたいと思います。
次回以降も、初学者がまっさらな状態からルールグルの第一歩を踏み出すまでに学ぶべきことを書き並べていこうと思います。
それではまた、ルールの底でお会いしましょう。
重箱まんじゅ
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