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10月27日「【サンホラ関連個人的メモ】の役割」
Blueskyアカウントにおいて【サンホラ関連個人的メモ】というシリーズのポストをすることにした。
サンホラとは何か、というところは私の語るところではないと思う。
端的に言えば音楽アーティストの名前であり、版権ジャンル名である。
詳細は各自検索を頼みたい。
まず、前述のポストについて。
これは私の考えを私のものとしてまとめることを目的としたものではない。
抱いた疑問をまとめておいて後々に解決するものでもない。
発見した要素を提示してその発展の可能性を問う……というのも微妙に違う。
何と言うか
「ローランの誰でも良いので気が向いたら目を通しておいて欲しいなー」
ということを投稿している。
誰かと議論したいと思って書いてはいない。
あくまでただ、デスクの上の付箋を開示しているようなものだと思って欲しい。
実在する語句や文化との関連性、私が考えられうる範囲の可能性、
私個人が受けた印象や抱いた疑問を列挙しているだけだ。
・これを聞いて、こういう捉え方を得た
・この要素について、こういった語句や文化などとの関連が見られる
・だからこういうことも考えられ得る?
・額面上の意味合いや既出のイメージなどとの違いは?
というような。
広げようのある議題の書かれた【メモ】だ。
そして、私はそれをただ置いているのである。
なぜ議論しないのか、なぜ解決しないのか。
なぜなら私には、これらのメモの中身についてどれほど整合性を高めたところで、これこそ我が答え也という「良い意味で!」の傲慢さを持つことは難しいからだ。
私は、議題めいたものから答えらしいものを導き出し、それらを確固たる持論とするには、あまりにも他の可能性を排除し難いのがサンホラだと感じている。
モチーフが円のように、円がベン図のように、ベン図が鎖のように。
連なって大きな図を成すから、一つの小さな円の中では収束しない。
基本的に鎖の始まりを見つけられないし、それが最後と完全な繋がりを持っているかも定かでない。
それに例えば。
いずれ見つかる可能性を秘めたサモトラケのニケの貌を想像して楽しむことにおいて、自分の思う真の女神の表情を断定する必要はないと思う。
1つのイメージに固執してしまって、別の表情を思い描く可能性を潰してしまうというのはかなりナンセンスだろう。
楽しみたいから、楽しめるままにしたい。
武器や旗印に変えて、正しさを競わせる段階に踏み込むのは遠慮願いたい。
……つまるところ。
「戦いには意地でも参加しないよ、物騒だし面倒だからあくまで中立。
でも、私の研究メモをうっかり誰かが見ていて、
知らない間に一個師団の戦力を強化する技術の一部になってたら
面白いなーとは思うよね!」
……という話である。
追記: 推しから提供されるコンテンツそのものにしか興味を持ちにくい人間なので、平気で毎年かようなことが起きる。
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