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DUCATI 749R ドゥカティ 749R

セブンの記事の前に報告です。

2004年に新車で購入したDUCATI 749Rを手放しました。20年間乗り愛着もあり手放す事はとてもつらかったのですが、諸般の事情により泣く泣くでした。

DUCATI 749RはDUCATIが当時スーパースポーツ選手権に参戦するためのホモロゲーションを取得するために少量生産した排気量749ccのスーパーバイクです。よってただでさえ尖がったDUCATIスーパーバイクシリーズでもレース専用車両に保安品を付けたようなバイクで、シリアルナンバーが付いています。(最後に名称にRが付くのは皆その手のバイクです)

まず通常のスーパーバイクと何が違うのかというと、外装カウルはすべてCFRP、エンジンは主要部品にチタン合金を採用で、クラッチは今は標準でバックトルクリミッターが装着、ファイナルレシオもレース用なので慣れるまで発進に苦労しました。またキーシリンダー、バックミラー、保安部品等のレース参戦に不要なものはすぐに取り外せる仕様になっています。走りはとにかくスパルタン、加速も5000rpmからワープ感覚で、アッという間に法定制限速度オーバーです。このバイクの性能を楽しむのであればサーキット走行がベストで、私の腕前では性能の1/10も引き出せませんでした。
購入したきっかけは、就職してバイクを降りたのですが、娘がバイクを購入し、それを借りて乗った際に昔のバイク中毒がぶり返してしまいました。
まず、私のバイク定義は、バイクは軽量であること、スリム(シングルかタンデムV-ツイン)であること、コーナーを攻められるレーシーであることでした。よって、巷で人気のあるクルーザーは論外でした。

手放した理由
1)体力的な問題
反射神経も落ちてきており、昔は緊張が心地よかった(それでも乗る前は気合を入れる必要があるのですが)のですが、今は緊張がつらくなった事。また乗車姿勢が異常に前傾姿勢で、1時間程度乗車しただけでも首、肩、背中が持たなくなりました。ちなみにハンドルを握って信号の最前列に並ぶと信号機が見れません。クラッチも重く、一応社外品クラッチレリーズシステムに交換しましたが、都内での走行は左手が痺れてしまいます。

2)経済的な理由
セブンのほかDUCATI以外2台のバイクも所有しており、数か月に1回程度!?の乗車頻度で1年間の走行距離は数百キロ程度、2年に一回の車検がありますのでそれも馬鹿にはできません。経済的というか家内からのプレッシャーに耐えられませんでした。(本当は俺の趣味に口を出すな!って言いたかったのですが…)

ということで、数社へ買い取り見積査定を出し、最後はそこそこ納得する価格で引き取ってもらいました。それまで個人売買の方が高く売れると思っていましたが、今回いろいろな業者の方から教えてもらいました。それは個人売買ですと確かに中間手数料が省かれるので、業者の買取価格よりも高く売れることもありますが、反面売った後のことでトラブルになるケースが発生する可能性も大だということです。金額も高額のため揉めると大変なことになることがわかりました。もしこれからバイクを手放そうという方は、業者、それも複数の業者に査定してもらった方がいいと思います。

今はもうガレージにDUCATIはなく、とても寂しいですが上記の理由を含め手放す時期としては正解だったのかもしれません。手に余る高性能なバイクに乗れ、無事故(立ゴケはありましたが)で終われ、楽しい思い出を作ることが出来ました。今の若い方にたまにバイクを進めるのですが、驚くべきは帰ってくる返事が”危ないから”とのこと、高額で買えないとのこと、他(携帯)にお金を使いたいこと等ですが、クルマでいえば数千万円のスーパーカーに匹敵する加速性能を簡単に体験できるバイクに乗らないで、もったいないと思うところです。

まだ別のバイクも残ってますので、これからも安全運転でバイクライフを楽しんでいこうと思います。

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